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湯めぐり昭和めぐり 岩手旅3日目:大沢温泉

3日目の朝は7時半にチェックアウト。8時には花巻駅に移動、バスで大沢温泉へ。
(2017年8月の旅行記)

(↓前日↓)

9時から温泉巡りスタート。

由緒正しき湯治宿の佇まい

大沢温泉は賢治ゆかりの宿で、湯治部がある。湯治……いつかしたい……2週間とかずっと湯宿に滞在するの憧れる。2週間は長いか~、1週間かな? どちらにせよ私のことだから絶対出歩いてしまうな。

外気が涼しい。のんびりお風呂をはしごする。飲料水などは置いておらず、自分のことは自分で面倒見る方式なのも清々しい。さすが湯治宿。
少し宿内部を散策すると、かやぶき屋根や水車が見られ、タイムスリップ気分。宿泊客が廊下にタオル干してたりするのも風情があった。

緑陰も麗し
タオルとスリッパが見えますでしょうか

大沢温泉で自転車を借りられたのでサイクリング(not電動アシスト)。坂だらけでたいへん(汗)
15分ほど走ると「昭和の学校」。個人のコレクション展示だという10万点! 圧倒された。

なぜジョーなのか みつびしサインペン
電気釜のカラフルさ 少し見覚えあるぞ
若い女性(謎)
なんてかわいらしいグランドピアノ なじみ深い人形たくさんある(年齢)

そこから数分こいで、山の神温泉。アブがおなかに止まるなど夏の露天風呂特有のアレはありつつも温泉を楽しむ。

こちらはだいぶモダン

帰りは下りが多くてパーッと大沢温泉まですぐ。
レンタサイクル何円かな、と思って返却したら「お疲れさまでしたー」とまさかの無料だった。宿泊もしてないのに!? おおらかだ。

手ぬぐいを風で乾かしつつこいだよ無料の自転車

ちょうどお昼時、大沢温泉の「やはぎ」で「鶏のきじ焼重」をいただく。これがまあ、絶品だった。蓋をあけた瞬間に感動。トリ皮もパリッとしていて、800円台とは思えない肉の充実ぶり。事前の調べは全くなかったのだが、これを選んだ自分をほめたくなった。このとき以来、大沢温泉に行くたび、私は「きじ焼重」を頼むことに決めている。温泉よりもこちらが目当て、くらいの勢い。

きじ焼重~!!! これ見るだけでハラヘリ待ったなし

店内は畳敷きのリラックス空間、目の前には三世代そろったご一家がいらして、素敵な休暇ですね、と無言でうなずきつついただく。本当にうまい。
 
バスで花巻に戻り、林風舎へ。抹茶のチーズケーキをいただいた。
あとは駅周辺を散策……していたら雨がけっこうしっかり降って、靴に水がしみてしまった。

変わったチーズケーキだね 緑色してるよ

3日間、すごーく充実していた。車がない旅は不便で不自由だけど、その中で何ができるか、の勝負が楽しかったりする。
3日連続のサイクリング。温泉巡り。伝承と童話の世界。岩手、来てみてよかった。

また乗りたいねえ 釜石線


 (※2017年の旅ノートを見ながら書きました。どこにも発信をしていない時期で、後で発表する気もなかったのでノートの記述も適当。今は「あとで記事にするかも」と思ってアナログノートを書いているな、と改めて気づかされました。)

ノートにハンコを押すと後々裏が滲むことにまだ気づいていなかった


(↓1日目↓)

(↓夏旅 長野編もどうぞ↓)


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