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最終予想 有馬記念2023 ◎13タスティエーラ

長い記事ですのでいつもの画像は先に出して、根拠とかは後述します。



さて、まずこの画像出しますわ。枠順と従来の脚質と調教後の馬体重を凝縮したやつ。

とりあえずこれ見ながら徒然。
枠順決まった時点で、競馬しやすい馬、しにくい馬がはっきりしました。
・しやすい
4タイトルホルダー
7アイアンバローズ
10ジャスティンパレス
11ハーパー

・しにくい
1ソールオリエンス
2シャフリヤール
15スルーセブンシーズ
16スターズオンアース

スターズオンアースは能力ある割にレース中の不利とか非適性のレースとか、前走ジャパンCでも大外8枠で結構割食らってるので、かわいそうな状態が続きますねえ…。

枠順でざっと見ると、人気馬と先行馬が外枠に集まった感。4タイトルホルダーの単騎逃げはすんなり行けそうですが、番手争いがかなりごちゃつきそうです。
加えて、外枠勢が前に行くと、今度内枠の差し勢が最後方からのレース運びとなり、これで詰む馬がいます。そうなると、スタートだけは全速力で位置を取りに行く、もうごちょごちょな展開になりそうです。8ライラックはもう落ち着いて後ろから競馬できる。

普段は後ろからの競馬からの追込一気で決めてくる馬はこの馬たち。
1ソールオリエンス
5ドウデュース
8ライラック
15スルーセブンシーズ

スルーセブンシーズはもう大外枠だから池添さんも「割り切って」考えてると思いますが、残りの内枠勢は普通に走ったら、最終直線で前に壁ができて詰み。8ライラックは前半位置を取りに行く脚はありませんので自動的に16番手競馬になります。ソールオリエンスとドウデュースはスタートから位置の取り方を考えて競馬しないとしんどい。ソールオリエンスの川田騎手はゴリゴリ押してきそう、ドウデュースは折り合い重視だから後ろから。

展開。4タイトルホルダーが逃げの手を打つのは確定。問題の番手は、6ディープボンド、7アイアンバローズ、11ハーパー、12ウインマリリン、13タスティエーラ、14プラダリア、16スターズオンアース達先行勢。ここにごり押しで1ソールオリエンスが加わります。
アイアンバローズ、ウインマリリン、プラダリアは後半で突き抜ける脚がないので、タイトルホルダーの真後ろが欲しい。アイアンバローズは前走ステイヤーズSの逃げで味を占めたので、むしろこの馬が主張してくる可能性…、は、無理ですね。ただスタミナはあるので、一発を狙って、2コーナー以降のどこかで発破をかけていくと思う。タイホくんはハナを奪われても、後半で振り切る脚があるので、どこかでロンスパを掛けます。前半3F36.0s-5F60.0sくらいかな。
番手の後ろ、3列目はプボ、タスティ、スターズ。この馬たちは3コーナーで動き出します。

2コーナーから先は4mの下り坂があるのは意外と盲点。ここで勢いをつけて後ろの馬は進出したいけど、そこはスタミナとの相談。下り切って残り1000mからここで位置を上げてきそうなのが13タスティエーラと10ジャスティンパレス。けど、前の位置取りは1コーナーの時とさほど変わらず。

4コーナーの位置取りは、こんな感じ。
4,7,6ー12,13,14,16ー1,10,11,15ー5,8(有力馬のみ掲載)

ああ、言い忘れてたけど、有馬記念はタフなコース。内ラチの馬場は荒れてるし、小回りだし、起伏は多いし、直線も全然長くない。でも近年、差しが結構ハマってる。つよつよの逃げタイホ君がいるから、そのペースで考えると後ろは基本ロンスパ。道中位置を押し上げながらじわじわ来るやつ。一瞬のキレも使えるけど、その場合は4コーナー出口での位置取りが重要で、大外を回すと距離ロスだし、内ラチは芝ボロボロだし、道が開くかは運。だから来ても1頭だけ。

先頭と同じ画像だけどいつもの画像。

◎13タスティエーラ
3歳世代レベルの賛否はいろいろあるけど、立ち回りの上手さは世代トップレベルで総合的に強い。かつ、魔術師ライアン・ムーアが背中にいて虎に翼。そんなに外すぎない枠で先行しつつ、皐月賞でやった感じの位置取りでいいところまではいく。臨戦過程もダービーから直行の菊花賞で秋2戦目と回復には十分。キレる脚がない分、操縦性が良く先行して長くいい脚を使う。番手、先行争いに負けなければ連対まで確定っしょ!
え?単勝5番人気で、複勝でも2倍付くの?(24日午前8時時点)

○4タイトルホルダー
スタミナは十分で臨戦過程もキタサンブラックとほぼ同じ秋3戦目。ジャパンカップはパンサラッサの大逃げに惑わされず、自分のペースに終始。東京だとキレ負けは当然なので着順は無視。調教映像からも疲労感を感じることなく、仕舞いはギアチェンジができていました。ラストで後続を振り切る脚は健在。なにしろ、ほぼハナは確定ですし、すぐ後ろの番手争いがごちゃ点くなら、前に行ったもんが有利でしょ。

▲10ジャスティンパレス
天皇賞春の優勝馬ですが、本質は2200m以上の中距離馬。前走は天皇賞秋2着で、そこから中7週とローテも問題なし。天皇賞秋での末脚は上り3F1位。去年はいいところなしでしたが、初乗り外人騎手が末脚を潰しただけです。前から4列目スタートと結構後ろからになりますが、この馬にしてはちょうどいい枠からのレース運びに注目です。

注15スルーセブンシーズ
最後方からの末脚一本に賭ける。ライラックより外に進路を取っていて、大外を回しやすい。印を濃くした決め手は、鞍上がグランプリに強い男、池添謙一。

△5ドウデュース
折り合い重視で後ろから。道が開けば突っ込んで来れるけど、その進路取りの位置取りゲームが椅子一個しかない。ハーツクライ産駒の晩成タイプではあるんだけど、まだ成長しきってない。

△8ライラック
末脚一本勝負やけど、もっと速い馬がいるし、後ろすぎて届かないor前に壁ができて詰む可能性。オルフェ産駒で距離は持つ。人気はあんまないから抑えておいて損はないかな。

△16スターズオンアース
8枠とは言え2着までのチャンスはありそう。ゲート開いても近くに邪魔をする馬はいないのでスタートはすんなり。ただ先行争いで消耗しそう、かつその先行馬が外枠に固まっているからスタンド前までずっと外を走らされる。まあ先行争いを諦めて、前から3列目を確保すれば、後は進路が開くのを祈るだけだけど…。


消1ソールオリエンス
末脚一本勝負だと内枠過ぎて、前に壁ができて詰む。かと言って序盤位置を取ると、今度はその分末脚が削がれる。前で競馬できても、ラストスパートでおしくらまんじゅうするハメになり、それはこの馬は慣れていない。

消6ディープボンド
一昨年2着の枠をもらったけど、今はもう6歳。立ち回りは上手いけど、差しが決まりやすくなった舞台ではもう厳しい。

消11ハーパー
臨戦過程が厳しい。秋華賞とメイチのエリザベス女王杯でお釣りはない。そこからさらに距離延長。もっというと、勝ち鞍がマイルのみ。


結構長くなりました。ここまで読んでいただきありがとうございました。
今年の競馬予想は有馬記念で締めます。

2024年も、よろしくお願いします!!!

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