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二世に生まれた。出口はまだない。【高校生編】2

共同運営の定期購読マガジン「虹色通り」のメンバーは、リコ、なちこ、ゆず、やなぎだけいこ、はられ、ららみぃたんの6名です。
内容はメンバーそれぞれ毛色の違った内容となっております。
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虹色通りについての詳細は、メンバーであるららみぃたんさんの記事を一度お読みくださるととても分かりやすいかと思います。

宜しくお願いします。

高校二年生になった私は部活に勤しみながらも充実した日々を過ごしていた。
何といっても、両親がこちらに対して一切関心を持たなくなったのが大きい。やれ会合に行くぞ、座談会に出ろ、題目をたくさんあげろと言ってこなくなった。
おそらく私はもう「手が離れた子」と位置づけされていたのだろう。夜も両親揃って学会活動に出かけ、私はひとり留守番ということもかなり増えていた。
(たまに怖いこともあったけど。下記の記事参照)


なので高校二年生の思い出に、両親とのあれこれやいざこざは無いように思う。
私を放っておく代わりに、私が徹夜でゲームをしようが「友達と遊びに行く」と嘘をついて別のことをしていようが何も言ってこなかった。
どっちにしろ高校卒業したら就職なんだし(この時点では)、資格さえとっておけばいいだろうという気持ちが両親の心のどこかにあったのかもしれない。

ところが、高校三年生になるや否や雲行きが怪しくなってきた。
私が就職ではなく進学を希望したからだ。


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