見出し画像

里山大百科「夏」野辺の草花

水田の稲が青々とするころ、田畑の周りの草も一段と勢いづき、草刈をまぬがれた草花が野辺を彩ってくれる。

幼いころバッタやチョウを求めて歩き回った原っぱ、そこで見たウツボグサやノカンゾウは、今でも鮮やかな印象でよみがえってくる。

どこにでもあった野辺の花咲く原っぱも、いつのまにか身近な場所からなくなりつつある。

画像9
▲ツユクサ(新潟県黒川村/新開孝・撮影)

ツユクサは植物には珍しい青色の花を咲かせる。黄色く目立つのは仮雄蕊(かゆうずい)という飾りの雄しべで、下方に2本伸びた目立たない雄しべが本来のものだ。

ここから先は

861字 / 8画像
月300円で過去の記事もすべて閲覧することができます。無料記事も多数!

自然・鳥・動物に特化した映像制作会社「つばめプロ」が、写真、動画、音声などを交えて、自然にまつわる記事を発信していきます。

頂いたサポートは、noteの運営費や、記事に協力して下さったクリエイターの支援に当てさせていただきます。「スキ」やコメントを頂くだけでも、十分励みになります!(つばめプロ)