見出し画像

はじめまして。つばめボビンです。

はじめまして。
アクセサリーとキモノコモノ《つばめボビン》の屋号で、カジュアルなキモノに合わせるアクセサリーやキモノ周りの小物を製作している、tomoといいます。

こちらでは、キモノ好きが高じてキモノコモノをつくるようになった私が普段考えていることや好きなこと、新たな発見や買ったもの、便利なもの……、
そんなキモノに関するごく個人的なことを、つれづれに綴っていけたらと思います。
公式サイトのブログにも繋げたいと思いますので、併せてご覧いただけましたら幸いです。

初投稿ですので、今回は私自身の紹介を。

埼玉県・大宮市(現さいたま市)出身、東京都在住。
好きなものは、旧いもの、写真、建物、喫茶店、銭湯、デザイン、手仕事、キモノ、猫などなど。
広告制作会社、出版編集会社、出版社を経て、浅草の老舗喫茶店でアルバイトののち結婚。
祖父母のキモノを譲り受けたことから夫婦でキモノをはじめ、8年ほどになります。

キモノを始める前は、東京が「帝都」とよばれていた時代に深い憧れを抱き、旧い町並みや建物など、現代に残る往時の面影を写真におさめることをライフワークにしていました。

いまはそんな趣味で繋がった相方と、カメラ嫌いな猫のライカ(ブリティッシュショートヘアの女子・2歳)、ふたりといっぴき暮らし。
ちなみに相方は、「風呂屋の煙突」という銭湯と町歩き、写真のサイトを運営しています。

アクセサリーづくりをはじめたのは、キモノをはじめ、相方の羽織紐選びに困ったことから。
今でこそ個人の作家さんの素敵な小物がオンラインなどでも買える時代になりましたが、当時は特に男性用は選択肢が少なく、値段も高く、なかなかこれといったものを見つけられませんでした。

アクセサリー製作の心得どころか、普段はアクセサリーを身につける習慣さえなかった私でしたが、せっかくキモノを着るのだし、どうしても素敵なものが欲しくて、できるかどうかもわからないままに材料や工具を揃え、ほぼ勢いだけで作ってみることにしたのです。

本人は、天然石の連なる形の羽織紐はお大尽風で(イメージです!)嫌だといい、組紐ならばと云うので、最初は組紐の羽織紐ばかり使っていたのですが、それもなんだか面白みに欠ける。
その頃から、キモノだからって「和」でなくちゃいけないことはないよね、とどこかで思っていた私は考えた末、天然石やガラスビースなどをコラージュした中央に、小さなタッセルをつけることを思いつきました。

いわば、お大尽と組紐の間をとったとも云えるような形でしたが、それが現在、つばめボビンでも販売している「タッセル羽織紐」の最初の試作品となりました。

画像1

タッセル、というと洋風のようですが、房飾り自体はさまざまな国で使われていて、日本でも古くから神社の注連縄や幕を留める紐などに用いられてきたもの。伝統的なものなのに、各国共通というのはちょっと面白いですね。

手を動かして何かを作ることはずっと好きだったのですが、出来上がったものが実用品として使えること、それを誰かに喜んでもらえること。そして、イメージしながら材料を選び、形にすることのワクワク感といったら…!

そのうちに、帯留や帯飾りなど、自分で使う小物も作るようになり、外に出たら皆さんが褒めてくださるので、その嬉しさとワクワク感にすっかり調子づいて今に至っているというわけです。

普段はオンラインでの販売のほか、年に数回のキモノ関連イベント、百貨店などのポップアップなどを通して販売をさせていただいています。

最新の出展予定はこちら

《つばめボビン》という名前は、つばめの赤い顎のように、装いや暮らしのアクセントになるものを作りたいということと、私のものづくりの原風景である「糸」を巻くもの=ボビン、から。

小学生の頃、手芸クラブに入っていました。ある日、材料を買いに行った、町の小さな手芸店。古く薄暗い店内の片隅で、そこだけ色鮮やかに光り輝くように見えたもの、それは刺繍糸が色別に収められた透明なケースでした。
抽斗を開けると、色とりどりの艶やかな色、色、色!
世の中にはこんなにきれいなものがあるんだ。そう感動すると同時に、次の瞬間には、これで何かを作ってみたい! という強い思いが湧き上がるのを感じました。
思えばこれが、私のものづくりに対する感情の原体験。

最近は刺繍糸は使っていませんが、絹糸を巻いた巻玉やタッセルなど、素材としての糸は今も身近にあります。
そして私のクリエイションが目醒めるのは、今でも多くの場合、魅力的な素材に出合ったとき。

私のnoteをお読みいただいたみなさまに、ひとかけらでもなにか、スーベニア(お土産)がありますように。
よろしければ、おつきあいくださいませ。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?