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「自分は『シンプル』だろうか?」 #030

「一流っていうのはな、シンプルなんだ」
(落合博満 元中日監督  |「嫌われた監督」 鈴木忠平著)

 「お前はもっと数字を残せる。一流ってのはな、シンプルなんだ。前田を見ておけー」
 2006年シーズン、落合監督とともに打撃フォームの改造に取り組む福留孝介選手に、監督が発した言葉だそうだ。確かに、一流と呼ばれる人々だけでなく、みんなに愛される製品やサービスもシンプルだと感じる。

 「プロとはなにか、勝負とはなにか、育成とはなにか、
情ではなく徹底的な理で組織を成功に導く落合監督を描いたノンフィクション。
コーチングを極めるのに参考になるのではないか。」
と言って、クリエイティブディレクター兼社長である、私のクライアントからご紹介いただいた本だ。

「最近チームビルディング等で言われている、
挨拶とか、ありがとう、とか、利他心とか、思いやりとか、
それとは一線を画す落合理論に衝撃でした。
とはいえ、落合って、血も流れてないような冷徹ではなく、
人間とは何か?を誰よりも考えている最も人間くさい人、
というのが私の解釈です」
とコメントに動かされて読んだのだが、激しく同意だ。

自分のプロフェッショナリズム、部下との関係を改めて見直す良い機会になる。そして「何故一流はシンプルなのだろうか?」探求してみたいと思う。


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