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「集結!夜の四天王!!」はずっと待っていた有能

非常に強力な新規カードの発表が有ったので、こちらのカードが如何に良カードかという紹介をしようと思います。いやマジでこういうの待ってたんだよね。

と言う訳で今日紹介するのは「集結!夜の四天王!!」です。どんなカード名だ…
1コストの呪文で、4枚めくって超化獣かブロッカーを回収することが出来る。シンプルな手札交換の1コスト呪文に過ぎませんが、これ自体が非常に超化獣の抱えている課題の改善、引いてはエルボロムの強みになりうる可能性を秘めているのです。正しく、「カードゲームではシンプルなテキストが強い」と言えるカードでは無いかと思います。

超化獣の最も大きな課題は「コンセプトを実現する為の手札要求が大きい」事にあります。
超化獣は他のクリーチャーが必要なコンセプトである都合上、メインギミックに据える際に単体では機能しない為、デッキが一方向に向いたデッキになりやすい所が有ります。
有名どころで言えば「アナカラージャオウガ」のような、メタクリーチャーやドローソースでフィニッシャーを持ってくるまで耐えるようなコンセプトのデッキタイプです。
しかしながら、これは言い換えれば最終着地点が「クライマックスジャオウガ」レベル…までは流石に言いませんが、少なくとも大きなアドバンテージが取れるレベルで無ければ中々難しいのが現状です。しかし少なくとも現在の超化獣にはそういった単一のフィニッシュ手段を取るようなコンセプトのカードは少ない。どちらかといえばミッドレンジ向けのコスト帯と効果が大半を占めており、そうなると超化獣に寄りすぎなくても機能するより低コスト帯の「フミビロム」や「ペトローバ」、もしくは「ヤバーダンロウ」や「グリッファ」のようにフィニッシュに直結するコスト踏み倒しで無ければ現状では使いにくいのが実情です。
それがこのカードの存在で再現性が上がることで、そうしたカード以外(具体的にはエルボロム君)でも最速着地を前提としたプラン構築の難易度がかなり下がり、非常に取り回しの改善を見込むことが出来ます。単純に1コストの手札交換なのでクリーチャー+次ターンの準備と言った動きで最速で引かなくても十分な働きを期待できるのが本当に優秀。
また、既に超化獣を引いていたとしてもブロッカーを回収できる点も見逃せません。これにより超化獣ギミックを起動する前の防御札にしたり超化獣のコストで使いやすい低コストブロッカーを回収できるので呪文自体の使う場面が多く見込めるという事は考慮に値するでしょう。
何よりも、超化獣デッキに有りがちな「手札が整わなくて動き出せない」と言った問題を解決して動きやすくなる点、本当に素晴らしいと思います。ミッドレンジのデッキは「鬼羅Star」のTTTや「4C邪王門」のサイバー・ブレインと言った手札補充を挟む必要が多く、それを1ターン目から行える点は「ツインパクトマップ」のような信頼性があります。勿論例に上げたカード群は手札を増やすという事も利点に上がりますが、超化獣は前述の2つのように突然大量展開を行うのには向いていない為、そういった準備段階を挟むよりも順当に動きつつ動きの補強を行う形にし易いこのカードは、本当に優秀と言えます。特にエルボロムは動きの再現性が上がりつつ、着地後は自身の能力で手札保持が可能なので非常に相性が良く、超化獣を多く採用する構築にも利点が生まれます。正直、デッキを考えれば考えるほど劣化「鬼羅Star」という感想しか出てこない仕上がりになってしまっていたのでこのカードの登場が今から非常に楽しみです。


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