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初!鹿島一文字

今までに話で聞いたことはありましたが、ついに初めて鹿島に釣行した時のお話をします。

鹿島と言っても同じ呼び方の島は数多くございまして、今回の北条鹿島(ほうじょうかしま)は、松山市北条の沖合いにある島。鹿島(かしま)とも呼ばれ、野生のキュウシュウジカが生息しています。北条港から渡船で渡ることができます。

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鹿島の西沖合いにある岩、玉里・寒戸島(ぎょくり、かんどしま)は三重県二見の夫婦岩に似ていることから伊予二見(又は伊予の二見)とも呼ばれているようで、この島は今回の釣り場から見ることができます。

さて、そんな歴史や文化の多い鹿島の側にある一文字波止で今回は真鯛を狙ってみました。

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さて、今回は柳原港より瀬渡船に乗り、鹿島をかすめるように通り沖向きに伸びる一文字波止に初めて上がりました。

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この日は、伊予黒鯛會のメンバーと地元の釣り仲間と6人での釣行です。

釣り場に到着すると船から荷物を降ろしますが、流石にフカセの道具と餌の量には毎度くたびれます。

早速、みんなで場所決めじゃんけん。

見事に1番勝ち!自分の好きな場所を選ぶ訳ですが、なんと言っても初めての場所で、水深、潮の流れ方、いつも釣れているポイントなど全くわかりません。船が着いた場所が一文字のほぼ中間付近、若干『く』の字になった作りの丁度くの字付近。私はそのくの字から約15mほど鹿島側に釣り座を設けることにしました。遠くまで荷物を運ぶのがしんどいという理由もありましたが、何もわからないなりにも、潮の動きや波止への跳ね返りの潮などを予測して、ここが釣れると思い自分を信じて決定しました。

私の左に2人、右に3人とそれぞれ釣り場を決めて、1人は大型カンダイ狙い、他5人は真鯛狙いで釣りをスタートすることにしました。ここの釣り場は80㎝を越えるサイズまでの真鯛の釣れる場所で、皆さん太仕掛け、掛けたら絶対にとる仕掛けですが、私はあえて細仕掛けをチョイス、バラシがあるようなら太仕掛けに変更することに。

先ず準備したのは道糸、ハリス共に1.75号、竿は鱗海アートレーターの0.4号にリールはBBX3000番、ハリス直結で約3ヒロ、半遊動で浮き下を竿1本半、ウキは0号を使用しました。

この日は、小潮ということもありゆっくりと左流れ。じわ~っと仕掛けが馴染みます。

ある程度時間が経過し、潮の動きや海底の様子がわかってきた頃、釣り開始から約1時間が過ぎようとしたとき、ウキに反応が!

魚の姿は見えず餌を取られて終わったが、後にその正体はウマヅラハギだと判明。

その後沈黙が続く。

昼頃に潮が変わった。

左流れだった潮は次第に右流れと変わり沖に向いて流れるようになった。これで状況が変わった。それはいきなりキタ━(゚∀゚)━!

右流れの潮に対して左50分の方向に仕掛けを入れ目の前を通過するまでには馴染むようにイメージして潮に乗せて流していた、その時!

一瞬でウキが海面から消えた、と同時に竿を押さえられ伸されかけた。ドラグが出る前にレバーブレーキをオフに、直ぐに竿を立て直す。ラインが一気に50m近く出た!

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間違いない真鯛だ!

ある程度走らせて止まってからやり取りを開始する。真鯛は単純に走るため沈み瀬などの障害物に走り込む事はない、焦らず落ち着いてゆっくりと寄せてくる。

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ラインは細いが竿が柔らかいので竿の弾力がクッションになりラインが切れる心配はない。少しずつ少しずつ真鯛を寄せてくる、何度か突っ込みを見せるも主導権はこちらにある。また、足下の捨て石以外はさほど障害物もない。抵抗されつつも真鯛は近くまで寄ってきた。

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ウキが見えた!

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ここで最後の足掻きをみせるが、逃がすわけにはいかない。すると赤い魚影が目に入った!50㎝は越えてそうだ。最後は真鯛を浮かせ大事にタモを入れた。

その美しい真鯛はタモ網に収まった。

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狙い通りの真鯛をゲット!まだいるに違いないと、真鯛をスカリに入れて仕掛けを投入。潮に馴染ませ流すこと、3投目にまたもやアタリが!

やはり走る、真鯛に間違いない!先程と同じような状態でのやり取りの末、上がって来たのはほぼ同サイズの真鯛。 

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こんなに真鯛が当たってくる場所このところ磯以外ではなかったな~。

その後もアタリがあるがバラシもありながら、楽しい釣りを体験することができました。また、明日もここに来たいと思いながら16時のお迎えまで釣りを満喫しました。

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帰ってからは、真鯛のお造り。

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これまた、美味しくいただきました。

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