5日後に社運・人生をかけたVRゲームが発売されるVRスタートアップ社長のnote
皆様、こんにちは!!
はじめましての方は、はじめまして!!!!!
いよいよ11月も末を迎えて、12月へとすぐさま突入しそうな中
こんなハラハラドキドキなタイトルのnoteを書いております。
僕は、MyDearestという5期目を迎えているVRスタートアップの代表で、VRミステリーアドベンチャーゲーム「アルトデウスBC・東京クロノス」の総合プロデューサーを務める、岸上健人(きしけん)と申します。
これまで「VR×物語」のエンターテインメントを作ってきて、2017年・2018年にVR漫画・VR小説、昨年2019年に、Oculus(Facebook)やPlaystationVRのストアで1位も記録した「東京クロノス」というVRミステリーアドベンチャーゲームを開発しました。
そして12/4(金)!!!!!!
いよいよ来週には「ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス:ビヨンドクロノス)(以下アルトデウスBC)」という社運をかけた作品をリリースいたします!!!!!!!!!!!!!!!
なんとこちらの作品!Facebookが自社のVR/AR技術や新製品をお披露目するFacebook Connect(旧Oculus Connect)でも以下の画像のように10/13に発売された新型ヘッドセットOculus Quest2の注目タイトルとして紹介されたほど勝負作になっております・・・!(大変光栄です・・・!)
それがです!!発売がなんと来週ですよ!!!!!
5日後ですよ!!!!!!!
12/4(金)ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
社運がかかっている超超超勝負タイトルです!!!!!!!!!!!!!
なんなら僕は会社の代表なので、
僕の人生もかかっています!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
心臓が口から飛び出そう!!!!!!!!!!!
デス!!!!!!!!!!
今日からのnoteはそんなまさにハラハラドキドキの状況の「社運をかけた作品をリリースする直前のVRスタートアップ代表の物凄くリアルな体験や感情など」を本日5日前からリリース当日まで書いていこうと思います!!!!!!!!!!!!!!!
5日前の本日はここに至るまでの「壮絶な」思い出を中心に感情を語らせてください!!!!
めちゃくちゃリアルな経営話をいたしますよ!!!!!!
お題は以下です!!!!!!!!!!
①「VR冬の時代。投資家はARKit族」
②「こんなものは絶対売れないby偉い人」
二つともインパクトが強そうな言葉が並んでいますが、まさに言葉のままだと思います笑
それではまず①からお話させてください!!!
①「VR冬の時代。投資家はARKit族」
2016年は「VR元年」と呼ばれ、Oculus Rift・PlaystaionVR・HTC Viveなど現在のVRムーブメントのきっかけをつくったコンシューマー向けのVRヘッドセットが一般販売された年でした。
世の中は「VR元年」に盛り上がり、ゲームを中心にビジネス用途でも沢山のVR事業やVR企業が生まれ、ご多分に漏れず、僕もその2016年「VR元年」にVRスタートアップMyDearestという会社を起業した人間です。
ベンチャーキャピタルからの資金調達やその後に広がる明るい未来に向けてまっしぐらでした。
ところがその「VR元年」はやってきませんでした。
期待していたほどVRが普及せず、
世の中の人達も特に投資家の人達が、
「VRは先の話だ。まだ来ない」
と考えるようになってしまったのです。
そう。2017年「VR冬の時代」が訪れたのです。
そしてそこに泣きっ面にハチです。
あのAppleがARKitというサービスを発表しました。
これを受けて世の中の流れは
「これからはVRじゃない。ARだったんだ!!!」
「これから来るのはARだ!!!!!」
という空気になってしまいました。
その2017年はVR起業家にとって「地獄」と言える年だったかもしれません。
100人程度の投資家の方に連絡したり会って話をしても
体感で80%くらいの方に
「これからはARです。VRは来ません」と言われて
冷たくあしらわれる日々でした。
その時に「これからはARです。VRは来ません」
と言った投資家の方々をVR起業家同士で集まっては
愛憎入り混じり「ARKit族」と呼ばせていただいていたのは
今となっては良い思い出です笑
(投資家の皆様、申し訳ございません・・・!起業家の酒飲み話です・・・!)
そしてそんな状況だからこそ2017年は会社の口座残高がゼロになりかけることが何度もありました・・・・・・・・・!
(共感していただける起業家の方が沢山いるんじゃないかと思います笑)
友人に何度も頭を下げてお金を借りました。
そして極めつけには知り合いから紹介された人にお金を借りようとしたら、
僕のセンサーが反応して
「この人に本当に借りてもいいのか・・・?」
というようなやばい人にも会ったことがあります。
一見すごく良い人そうに見えるんだけど、
なぜか本能的に「ヤバイ!」と感じる人です。
その時はどうしても僕のセンサーが「この人にお金を借りちゃだめだ!」
と叫んだので、どうしてもお金が必要だったのですが、
ぐっと我慢して、なんとかその後の修羅場をくぐり抜けたのでした。
僕の完全に主観でどうでもいいことですが、僕は姉がいて、
弟という立場で育ったのですが、
長男長女よりも、弟妹の方が「悪い人を見極める」ことが得意な人が
多い気がします。弟妹は、誰が自分を好いてくれるのか、どうやったら周りの人に好かれるか、ということを無意識的に感じながらあざとく生きていくケースが多いので、長男長女よりも「この人は良い人か悪い人か」というセンサーが強く働くことが多いという仮説です!!!!!
(完全に主観なので間違っている可能性大です笑)
こんな経験から学んだ僕の人生における指針になったことがあります。
「悪魔は必ず天使の格好をしている。天使はだいたい天使の格好はしていない」
②「こんなものは絶対売れないby偉い人」
そして我が社の代表作VRミステリーアドベンチャーゲーム「東京クロノス」
という作品にまつわるエピソードもあります。
「東京クロノス」は2017年10月に企画した僕らの勝負作、これがダメなら
会社がつぶれるかもしれない、というくらい当時としては予算も人もかけた作品でした。
そして、それは「東京クロノス」の原型となる企画に対してある偉い人から
言われた言葉です。
「こんなものは絶対売れない」
VRゲームにおける主流となる考え方・作り方は
「いかに体感を刺激するゲームにするか」ということです。
FPSだったり、ジェットコースターだったり、アーケードタイプのゲームだったりというのが王道かつ最も普及しているジャンルです。
しかし、「東京クロノス」はそことは正反対の
「VRなのに静かめで、長編の物語を主軸に置いたゲーム」
だったのです。
今となってはその方の言っていることの方が間違いなく、合理的だし正しいと思います。
しかし、僕らとしては、これまで何作かそのようなタイプの作品を出していて、数は多くはないもののユーザーからの熱量のある反応をもらっていたり、主流となる「体感重視」のVRゲームはアメリカ中心のVRゲーム企業がこちらよりもはるかに高い予算などで実現していたため、勝ち目がないだろうと考えていたのです。
そして何よりも、自分たちが
「心震えるような物語の中に入り込んでプレイする
VRゲームが作りたい。体感だけでなく、心を強く動かすことができる
物語性の強いVRゲームこそが自分たちが一番ほしいものなんだ」
「でも世の中にほとんどないから自分たちで作っているだ!」
「かつて自分たちがRPGやアドベンチャーゲームの物語に心震わせて、
人生観に影響が与えられたような作品を自分たちで作りたいんだ」
それが一番の想いでした。
だから「いや!絶対売れます!!!!!!!」
と若造ながら大いに反発していました。
その場には数名の人がいて、その中でもこの原型となる企画に対して
「賛否両論でちょうど50%ずつ」くらいで分かれていたことも僕の背中を押しました。
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①「VR冬の時代。投資家はARKit族」
②「こんなものは絶対売れないby偉い人」
の結論としては、
「VRはまだ来ない。これからはARだ」と沢山の投資家の方が言っている
状況にはなりませんでした。
もちろんAppleのARKitは素晴らしいサービスですが、VRと同じくARでも「急に大ブームが起こる」
のようなことはありませんでした。
VRもARも時間はかかりながらも、現在ずっと伸び続けている市場
という状況です。
そもそもVR/ARに取り組んでいる人にとっては当たり前なのですが、
「VR/ARは基本的には同じ考え方に基づくものであり、そこに本質的な違いはない。両方とも今後の社会で発展していくものであり、それが現実度合いが高いかバーチャル度合いが高いか、という表面的な違いくらいしかない」
というのが今の僕の結論です。
気付いたこととして「投資家とは未来を予測するのは専門ではない」
ということです。
2017年当時はまだ起業して2年目だったので、投資家の方の言うことすべてが正しいような気がしたのですが、本来的には、実際にプレイヤーとして専門的に活動している僕らの方が当然その分野に詳しいのです。
あくまで「投資家は編集者のようなもの。当たりそうな方法や上手くやれる方法は起業家より詳しいケースが多いが、実際に活動ができたり未来まで予想できることは稀である」ということです。
そして、
どれだけ実績があったり有名な人に否定されても、
それはユーザーから否定されたわけじゃない。
VRはまだ黎明期なんだから、答えなんてない。
新しい正解を自分たちで作ってやろうということなのだと
当時も反骨精神から思っていましたし、
今さらに強い思いでそう感じています。
まさにアランケイの言った
“The best way to predict the future is to invent it.”
「未来を予測する最も確実な方法は、それを発明することだ」
という言葉の通りなのかもしれません。
2017年にいかに「VRの冬」が訪れて、投資家に「VRは来ません」と言われても、実績のある偉い人から「こんなものは売れない」と言われても、
「それなら自分が未来を来させる。自分が新しい答えをつくる」
と本気で思い、そこから人集めもお金集めも行い、今の会社を作る超凄腕のクリエイターの方々と巡り合うことができました。
また何度も断られながらも投資家の方にお会いしてはプレゼンして、今に繋がる強い信頼関係で結ばれた投資家の方々と巡り合うこともできました。
そして2018年初期「VRがまだ全然普及していない」
「どうやったら売れるんだ???」という状況の中で、
COOの千田がこう言ってくれました
「まだ普及してないんだったら、絶対にVRヘッドセットを買ってくれる人達を俺が集める」
と。
そして、日本発、世界でヒットを目指すVRアドベンチャーゲーム「東京クロノス」というクラウドファンディングプロジェクトがCOOによって開始されました。
それによって、「新規IPでしかも黎明期のVRゲーム」というプレイするのに大変なハードルがあるにもかかわらず沢山の人がクラウドファンディングを支援してください、そこからどんどん大きなムーブメントが起こったのです。
それが2019年にリリースされた「東京クロノス」のヒットに繋がります。
以下のようにFacebookからOculus Essentialsという数千のVRアプリから8つだけの公式必見アプリに選ばれるまでになりました。
2017年~2018年の初期という一番会社が大変な時に、
入社いただいたり作品に関わっていただいて素晴らしい作品をつくって会社を飛躍するきっかけをつくっていただいたクリエイターの方々、
また一番大変な時に投資いただいた投資家の方々に本当に本当に感謝しております。本当にありがとうございます・・・!
そしてこれまでの想いと実績を持っていよいよ、来週12/4(金)に
新作「アルトデウスBC」というVRゲームをリリースします。
東京クロノスの実績もあり、Facebook公式から推してもらっているほどの
注目作であり、僕らのこれまでで一番の勝負作かつ自信作です。
しかも、「アルトデウスBC」は「東京クロノス」からさらにムーブメントが大きくなり、
「日本中でVRムーブメントを巻き起こす」
という大きな目標のもとで、「東京クロノス」の2.5倍ものクラウドファンディング支援者人数が集まることになりました。
今、「東京クロノス」をきっかけに、「アルトデウスBC」でさらにさらに多くの仲間の方(敬意を込めて共犯者とお呼びしています)が集っています。
僕達は「VR冬の時代」を乗り越えて、「東京クロノス」によって春の到来を呼び寄せました。そして今回「アルトデウスBC」によって「VR界の初夏」を呼び寄せたいと思います。
そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
長い長い冬を乗り越えたんだ!!!!!!!!!!!!!!
もうVRの冬はとっくに終わった!!!!!!!!!!!!!!!
何より証拠に、以下Oculus Quest版の東京クロノスが、昨日ブラックフライデーセール(11/28~11/30)の影響もあって「過去最高の一日での売上本数」を達成しました!!!!
過去最高ということは「リリース初日より多い」んですよ!!!!!!
「東京クロノス」はリリースして一年以上経つのに!!!!!!!!!
とんでもないほどVR人口が爆増しているという証拠です!!!!!
VRの冬を乗り越えたからには、
長い長い「VRの夏」を手繰り寄せたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
12/4(金)発売のアルトデウスBCは
「日本中でVRムーブメントを巻き込す」
ことをやりたいんじゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
社運・人生どころじゃない!!!!!!!
日本のVR界の命運すら動かしたい!!!!!!!!
アルトデウスBCで日本中にVRムーブメントを巻き起こして、
それで「日本がVR先進国」になって世界のVR界を先導するんじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
日本のあまりに沢山のゲーム会社やエンタメ企業からビジネス企業までVRで世界中を席捲するんじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが一番やりたいことです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後テンション上がりすぎて話が飛躍しすぎた気がするので、以下に少しだけVRの説明も入れます!!!!!!
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「アルトデウスBC」も「東京クロノス」もOculus Questという、PCなど不要、これ一台で動く3万円代前半(税抜き)のスタンドアロン型のVRヘッドセットでプレイできます!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(全国の家電量販店やGEOやamazonやOculus公式ページで買えます。Facebookアカウント必須ということだけ注意です!!!!!!!!!)
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明日からも12/4の発売日までの4日間noteを書きます!!
本日は「VR冬の時代」の思い出話中心でしたが、
知りたい内容などございましたらコメントいただけましたら
書くことができるかもです!!!!!!!!!
あと5日!!!!!!!!!!!!!
アルトデウスBCはプレイした僕自身が、感極まってしまって涙でVRヘッドセットを水没させてしまったほど傑作になりました!!!!!!!!!!
社内でも最高の作品ができたとクリエイターたちが大いに盛り上がっています!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなに最高な作品を完成できることは本当になかなかありません!!!!!!!!!
ぜひ沢山の沢山の方にプレイいただきたいのです!!!!!!!!!!!!!
ここに至る積み重ねを考えると
ドキドキが止らない!!!!!!!!
皆様もご一緒にドキドキしていただいて
12/4(金)発売日当日を迎えましょう!!!!!!!!!
明日からもこちらのnoteにてよろしくお願いしまああああああああああああああああああああああああす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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