虹って何だろう?
はじめに
これは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会における「虹」とは何か?について考えたことをまとめた備忘録的なものです。
人が読めるような文章にすることで自分の中でも理解度があがりそうだな~と思ってやってみました。(伝わるかはわかりません)そんな感じなので読まなくても全く問題ないです(これは本当に!)
考えが増えたり変わったりしたらその度に加筆していこうと思っています。
(今回私個人でめっちゃ適当に書き散らしているので、そんなこと知ってるよ!!とか、これ同じこと書いてるって!パクリだろ!!と思われる方もいるかもしれません。そう感じられた場合には連絡ください、全力で謝りに行きますので…)
あとこのnoteの使い方がいまいちわかっていないので(引用とか)、そこら辺は温かい目でどうか…
1.虹を創るもの
まず最初に、何が虹を創っているのかについて考えていきます。
虹が架かるときに必要な要素として、「光」と「水」があると思います。(一般的に、雨が止んだ後晴れると虹が架かりますね)
この「光」と「水」は虹ヶ咲において一体どういうものなのか、書いていきます。
まず虹ヶ咲における「光」について、自分は夢なのではないかと思いました。
その理由としては、『夢が僕らの太陽さ』だからです。
何故こうなるのかについて書いていこうと思います。
まず、夢=太陽と考えた場合に、光に値するのは太陽光となります。ここで重要だと思われるのが、「ただの光ではなく太陽の光である」ということです。
その理由のひとつに、天気によっては太陽の光が見えなくなることがあります。
この歌詞にもあるように、天気が悪いということは、もしかしたら雨が降るかもしれませんね。
この雨は、虹が架かるときに必要なもう一つの要素の「水」に繋がってくると思います。
この雨についてもう少し具体的に書くと、夢を追う過程で遭遇する苦しくて辛いことや流した涙などが相当すると思います。主に負の感情です。
これは度々楽曲の歌詞で登場しますね。
他にもあると思いますが、とりあえず頭に浮かんだものをいくつか書いてみました。
泣いたまま終わらないところが重要な気がしています。
ここまで、「光」と「水」について少しだけ書きましたが、実は「水」について気になっていることがひとつあります。
虹は負の感情が無くても架かる?
『夢は僕らの太陽さ』のMVのワンシーンです。この水の正体はいったい何なのか…難しいですね。
個人的な考えとしては「笑顔」とか「楽しい気持ち」とか「嬉し涙」とかなのかな、と思っています。でも説明がうまくできない…。
これは何となくですが、虹ヶ咲における「水」は、「想い」のメタファーなのかなと思いました。
虹ヶ咲においてそのような描写があるかと言われると何とも言えないので、これはあくまで個人的な推測でしかないのですが、感情の変化を「水」という物質の三態に当てはめることはできるような気がしています。若干ですが…(マジで自信ない)
専門的な知識もないので本当に怪しいですが、感情の起伏を温度に例えています。テンアゲ~とテンサゲ~みたいな…
これまた若干ですが、ちょっとこれに近いなと感じた歌詞はこれです。
色んな状態の想いが彩られていく、そんな風に感じました。
歌詞以外だと、『NEO SKY, NEO MAP!』のMVで降っているものが、
・しずく💧の形とキラキラ✨の形(?)のものがある(夢僕もそう)
・いろんな色である(想いがたくさんある)
などでしょうか…。ほんとに自信ない!!!
想い(=水)が、夢(=光)で照らされると虹が架かるのかな…?
自信が全然ないので、これについては今後も考えていきたいなと思っています。
追記(2022/11/15)
超絶久しぶりの追記です。笑
虹ヶ咲の「咲」の部分について自分はあまりというか全く書いていなかったのですが、(「光」と「水」の話をしているのに?!)
自分がフォローさせて貰っているわらみんさんがこの「虹の花」に関してとても素敵な記事を書かれていたので今回紹介させて頂きます!!!
(そのほかにも虹ヶ咲における「虹」についても素敵なことがたくさん書かれていましたので、興味がある方は是非!!)
いきなり「水」の話を挟んでしまったので少し遠回りになってしまいましたが、ここで改めて「光」の部分、何故『夢は僕らの太陽さ』となるのかについて書いていきます。
ちょっとだけ話が飛躍します。
いきなりですが、太陽ってこの世界でひとつしかないですよね。
超当たり前なんですが、個人的に割と面白いなと感じたところです。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会って、夢もやりたいこともバラバラな人達の集まりですよね。(極論過ぎ?)
若干の誇張は否めませんが、虹ヶ咲のテーマのひとつだと私は考えています。
ここで気になるのが、何故太陽というひとつしかないものを、同好会のみんなは夢と言っているのだろうか?というところです。
これについて私は、夢はバラバラだけど、その夢は太陽の「ように」輝いているということを、僕ら(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)として伝えたかったのではないかなと思いました。
虹ヶ咲における「光」は割と抽象的かもしれないですね。
しかし、ここでもうひとつ気づくのが、太陽の光という「誰もが知っているもの・どこからでも見えるもの」を夢とすることで、夢の中身はみんなバラバラであれど、ひとりひとりが虹を架けられる条件を満たすことができるということです。
夢は特定の人しか持てないものではなく、本当に誰でも持てるものであると思いました。私たちも「僕ら」の中のひとりになれそうですね。
では結局のところ、スクールアイドル同好会のみんなや、あなたにおける「虹」とはどのようなものなのでしょうか。
これについては『夢が僕らの太陽さ』のこの歌詞を見てみます。
君の目が探す虹、凄いですねこれ。
先程、「夢の中身はみんなバラバラであれど、ひとりひとりが虹を架けられる条件を満たしている」と書きましたが、この歌詞からも同じような印象を受けました。
ひとりひとりが目指す夢(光)
+
その夢に対して各々が抱えている想い(水)
みたいな感じかなと思っています。
ひとりひとりに虹があるからこそ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はソロでアイドルをしているのだと思います。(○○系スクールアイドルとか)
以降は、それぞれひとりひとりにある虹を「あなたの虹」と呼ぼうと思います。
追記(2022/09/05)
メモ公開後、読んで下さった方からとあるお話を頂きましたので、それに関して自分が考えたことを追記します。
(読んで下さりありがとうございます…!)
内容としましては、自然現象における「虹のでき方」に注目してみると面白いのではないかという感じです。
まず、自然現象における虹のでき方はこんな感じらしいです。
めちゃくちゃ面白いなと思いました、これ。
ここまでの内容をまとめると、
「光=夢」「水=想い」「夢(光)+想い(水)= 虹」
と書いてきました。
そしてこの現象から見て取れるのが、引用した画像にもあるように
「太陽光」が「水滴」を通して(反射して)虹が架かる
ということですね。
この現象にここまでの内容を当てはめると、
「夢(光)」が「想い(水)」を通すと虹が架かる
みたいな感じでしょうか。
ここで分かるのが、夢(光)の性質についてです。
水滴を通る前の「光」は何色なんでしょうか?
これは太陽光の話ですが、これを夢に当てはめると
「夢」には無限の可能性がある
とも考えられるのではないかなと思いました。白色を無色と解釈される方には非常に面白い話かもしれませんね…?
簡単にまとめると、「夢」という光は、「想い」という水を通る前は何にでもなれる、言い換えると無限の可能性の象徴?
みたいなものなのかなと思いました。これもそんな自信ないですが…。
それぞれが抱えている「想い」こそが「あなたの虹」に違いを生み出しているのかもしれませんね。
TOKIMEKI Runnersの『きっと夢だと決めてしまえ』という歌詞があるように、
自分自身の「想い」を通し、感じた光を「夢だと決めてしまう」ことで初めて『夢が僕らの太陽さ』と言えるのかもしれません。
そしてこの「想い」についてですが、「光」という色んな可能性が想いを通過していく中で、反射を起こしたその瞬間こそが「トキメキが生まれる瞬間」とかだったらかなりロマンチック?かもしれませんね(マジで適当言ってる)
そしてこの無限の可能性を持っている太陽が存在する空についてですが、この空が「自由」を表しているのかなと思いました。
この「空」については現時点でそこまで理解度が高いわけでもないので、今後追記できればいいなと思っています。
最後に、「虹が消えること」についても軽く書いていきます。
自然現象の虹って意外とすぐ消えてしまいますよね。
何故虹は消えてしまうのか、これについては水滴の方が先に無くなってしまうからだそうです。(水滴の蒸発、風に吹かれてしまう等)
「想い=水」と書いてきましたが、もしかしたら「想い」は私たちが想像している以上に消えやすいものなのかもしれませんね。
だからこそ、ものすごく「大切にしないといけないもの」なんだと思いました。
今回の追記はこのくらいで…。
2.色とりどりの虹(メインテーマ)
ここからは、先程書いた「あなたの虹」の考え方も使いながら、TVアニメ1期の内容と、『色とりどりの虹(メインテーマ)』という劇伴について少し書いていこうと思います。(3rdライブの話もちょっとだけ出ます。)
まず、『色とりどりの虹(メインテーマ)』という劇伴についてですが、Sound of TOKIMEKI(1期劇伴収録CD)には『色とりどりの虹 EDM ver.』というものも収録されています。(そんなの知ってる?!すみません…)
使用されたシーンは、メインテーマが1期9話、EDM ver.が1期4話となってます。
話数順より、まず1期4話のEDM ver.から書いていきます。
このとき侑ちゃんはこんなことを言ってました。
「すごいね あれが愛ちゃんのステージなんだ」
「私、みんなのステージも見てみたい」
ここで、侑ちゃんはみんなのステージを見てみたい、つまりみんながそれぞれ持っている虹(あなたの虹)を見てみたい、と言っているような気がします。
これが、「色とりどりの虹」の始まりなのではないかなと思っています。
侑ちゃんが「色とりどりの虹」の観測者になった瞬間なのかなと思いました。
「虹」からは話題がそれてしまうので簡潔にですが、何故EDM ver.なのか
については、侑ちゃんが「色とりどりの虹」の観測者となったステージが愛ちゃんのステージだったから(曲調やテンションの高い感じがなんとなくEDMに近い気がする)だと個人的に考えています。
始まりであるが故に色とりどりが愛ちゃんに少しだけ偏っているというイメージです。
では、次にメインテーマが流れた1期9話について書いていきます。
(綺麗な瞳ですね!!!)
まあでも瞳が輝いているのは間違いないと私は思っていて、それは何故かというと、この瞳は同好会メンバー全員がそれぞれ持っている虹を全て見た瞳だからです。(La Bella Patriaは?!)侑ちゃんがこれまで見てきた光景を「色とりどりの虹」だと感知した瞬間なのだと思います。
同好会にある9人分の「あなたの虹」を観測し、それを色とりどりと認識した…。
あなたと叶える物語におけるメインテーマって感じがしました。
侑ちゃんが「あなた」だと感じるのは、ここら辺があるからかもしれませんね。(メンバーカラーが黒?なのも含めて)
これ以降、特に10,11話などで侑ちゃんの瞳が輝くシーンが度々出てくるので、それに注目しながら見てみるのも面白いかもしれませんね。
補足(?):エマちゃんについては、撮影したPVを見たものと考えています(強引!)
では、最後に3rdライブで流れた『色とりどりの虹(メインテーマ)』についてです。
最近3rdライブのBlu-rayを見た時にひっくりかえってしまったんですが、このシーンは本編だと13話の冒頭で、劇伴は『夢中になれるもの』が使用されています。
そしてこのシーンでのしずくちゃんの一言がこちら
「音楽科に?」
いや~びっくりしました。これまで「色とりどりの虹」の観測者だった侑ちゃんが、侑ちゃんが持っている虹の話をしているシーンで『色とりどりの虹(メインテーマ)』が流れるとは…。
この瞬間、「色とりどりの虹」の観測者が侑ちゃんから私たちに変わった気がしました。
じゃあ侑ちゃんは「あなた」ではないのか?
これについて、自分はそんなことはないのではと考えています。
私は(あくまで私は)、同好会のメンバーも侑ちゃんも私たちも全員「あなた」だと考えているし、誰もが「色とりどりの虹」の観測者になっているところが虹ヶ咲の凄いところだと考えています。
(なぜそうなるのかについては、だいぶ下のほうの「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の夢」の辺りを読めば少しわかるかも…?)
ここまで書いたことを軽くまとめると
あなたの虹:ひとりひとりの夢(光)+その夢への想い(水)
色とりどりの虹:色んな「あなたの虹」が集まったもの
みたいな感じですかね。
「色とりどりの虹」については、2期を経て少し考えが変わります。何が変わったかはまた下のほうに書いてますので何卒…。
と、ここまで書いてきましたが、ここで結構重要なことに気づきました。
夢がない人に虹は存在するの?
虹を架ける条件にある「光」が無い状態に見えます。
TVアニメ1期を見てる人にはわかると思いますが、音楽(ピアノ)という夢ができるまでの侑ちゃんがまさにそうですね。
これについては、2期の内容も含めないといけない気がしたので、次の項で書いていこうと思います。
3.虹が始まる場所
ここでは、「あなたの虹」は、夢が無い人には存在しないのか?について書いていこうと思います。
ここでテーマになりそうなのが、「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」です。
少し遠回りをしますが、第1回スクールアイドルフェスティバルから書いていきます。
第1回スクールアイドルフェスティバルの成功は、1期1話で『自分の夢はまだないけど…。』と言っていた侑ちゃんが、「色とりどりの虹」を観測していく過程でスクールアイドルフェスティバルという夢を生み出し、その夢が叶ったものだと思います。
この夢の重要な点は、「成功」という夢が叶った際の「結果」が確定していて、夢が叶ったことがわかることだと思います。
それを表していたのが、1期13話で使用された『虹のふもと』という劇伴だと思っています。
こちらのシーンでは、侑ちゃんがこんなことを言っています。
「このフェスティバルをやり切れたら、私だってきっと何とかなるって」
「怖がらないで自分の夢に向かっていけるはずだって、思いたいんだよね」
言葉の通り、この時点ではまだ夢(スクールアイドルフェスティバルの成功)が叶った訳ではないのですが、夢が叶いそうと侑ちゃんが思っているように感じます。
虹のふもとにいる訳では無いですが、虹のふもとが見えてきている状態であると思います。
「虹のふもと」とは、夢が叶うことだと私は考えています。
かなり強引ですが、『虹のふもと』について軽く書きました。(「虹」という単語が含まれている劇伴だったので書きたかった)
実はこのシーンをピックアップしたのにはもうひとつ理由があって、それは侑ちゃん自身の夢(侑ちゃんの虹)についてです。
「怖がらないで自分の夢に向かっていけるはずだ」と言っていたように、
侑ちゃんの「音楽」という夢は、スクールアイドルフェスティバルの成功という夢と違って、夢が叶った際に「結果」が確定している訳でもないし、夢が叶っても尚続いていくものです。
今から始めることに対する不安もありますが、いつ夢が叶うのかが分からない、そんな恐怖も含まれていると思います。
(これに関しては、侑ちゃんだけでなくラブライブ!を目指さないという決断をした同好会のみんなも同じだと思います。)
彼女たちの「夢」の考え方についてはまだ浅い思考しかないので今後も考えていきたいですね~
少し脱線しましたが、侑ちゃんが抱えているこの不安や恐怖を一掃するかのように登場するのが『夢がここからはじまるよ』とかいう激ヤバ曲です。
スクールアイドルフェスティバルでこの歌を歌えていることが、スクールアイドルフェスティバル「成功」の証になっているのが凄いですね。
「成功」を証明することで、夢は叶うということを体験でき、その経験があるから夢に対する不安があっても『きっと大丈夫だよ』と言うことができる。こりゃスゲ~~~。
夢の話が若干多くなってしまいましたが、大まかにまとめると
ひとつの虹のふもとの先に、また新たな虹が始まっていく
これはどちらの意味でも『虹のふもと』になりえますね。
そんな第1回スクールアイドルフェスティバルだったと思います。
では、第2回スクールアイドルフェスティバルについても書いていきます。
第1回SIFでは『夢がここからはじまるよ』を受け取った侑ちゃんですが、それを経た侑ちゃんは第2回SIFで『TOKIMEKI Runners』を披露(前奏ですが)していますね。
それが描かれたのが2期8話『虹が始まる場所(TOKIMEKI Runners)』でした。
この虹が始まる場所(TOKIMEKI Runners)とは何なのかについて考えていきます。
いきなりですが、侑ちゃんは第2回SIF最終日にこんなことを言っていました。
「それに、この曲がランジュちゃんと約束した
“私が同好会にいることの答え”にふさわしいのか、とか」
この「ランジュちゃんとの約束」については、2期1話で描かれていましたね。
先に書いてしまうと、このアンサーとして侑ちゃんは「ここ(同好会)が、虹が始まる場所だから」ということを、ランジュちゃんをはじめた自分以外の人に伝えたのだと思います。
何故そうなるのかについて書いていこうと思います。
まず、侑ちゃんはいつからTOKIMEKI Runnersの作詞を始めたのかについて書いていきます。
これについては、恐らく『夢がここからはじまるよ』以降~なのではないかなと私は思っています。
「音楽」という夢が始まってから、それ以前の自分を振り返って歌にしたのかなと思ってます。(振り返り曲)
具体的には、CHASE!ステージ(1期1話)~VIVID WORLDステージ(1期9話)の頃を振り返ったのかなと思っています。侑ちゃんにおけるあなたの虹が始まる前ですね。
該当する歌詞としては、(ほぼ全部そう)
がありますね。この「あの日」は、侑ちゃんがスクールアイドルと出会った日、せつ菜ちゃんのステージだと思います。
また、惹かれたのが「輝き」という当時はまだ眩しくて今と比べるとよく分からないものだったのかなと思いました。
(今になって侑ちゃんは「自分をめいいっぱい伝えようとしている姿」にときめいていたことに気づいたのかなと思います。)
曲が変わりますが、『夢が僕らの太陽さ』では、「輝き」ではなく「光」という言葉が使用されています。
この「輝き」→「光」の遷移が、眩しさが減っていること(夢の具体性が上がった)を表しているのかなと思いました。
それとこの「輝き」について、もうひとつは謎めいているものだからこそ輝いて見えたのかもしれませんね。
再び最初の歌詞に戻りますが、「あの日」以降トキメキが生まれた侑ちゃんはどうしたのでしょうか。
これこそが侑ちゃんが「ここ(同好会)」にいる理由だったのかなと思います。だから2期8話タイトル(虹が始まる場所)のルビがTOKIMEKI Runnersなのかなと思いました。
では次に、侑ちゃんの虹(音楽という夢)が始まる過程を、TOKIMEKI Runnersのこちらの歌詞と一緒に振り返ってみようと思います。
まず1期3話のこのシーン
ピアノが初登場したシーンですね。人差し指だけで弾いてるのが、すごく「トキメキ」に聞いて動いた感じがして個人的にかなり好きです。
次に1期10話のこのシーン
侑ちゃんとせつ菜ちゃんが夜の音楽室で話しているシーンですが、ここでせつ菜ちゃんはこんなことを言っていました。
「いつか侑さんの大好きが見つかったら、今度は私に応援させてください!」
「侑さん自身の、大好きを」
その後、せつ菜ちゃんにそう言われた侑ちゃんはピアノに触れるのですが、ここでピアノが侑ちゃんの中で「大好きなもの」になっていることに気づきます。
この描写を見ると、侑ちゃんの「音楽」という夢は、「好きなこと」が鍵となっていたのかなと思います。
最後に2期3話ですね
何故ここで侑ちゃんは『NEO SKY, NEO MAP!』を弾いたのでしょうか。
いきなりですがこのふたつの歌詞、なんとなく先程のTOKIMEKI Runnersの歌詞と近いんじゃないかなと個人的に思いました。
どちらも、夢が無かった頃の侑ちゃんがどうやって進んできたのかを表しているような気がします。
せっかくなので簡易的な図を作ってみました。
かなり意味不明な図になっちゃったので読み飛ばしてもらっても大丈夫です…。
私が言いたかったこととしては、夢が無かった侑ちゃんは、自分が感じた「トキメキ・大好き」を自問自答しながら進んでいたのかなと思いました。
若干言葉が難しくなってしまいましたが、これには「直感」も含まれていると思います。
『面白そうな未来』は、自問自答して得たトキメキ・大好きの「正体」なんだと思います。
しかし、この『面白そうな未来』にさらなる力を与えるのが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の凄さだと思います。
これですね。
これこそが『面白そうな未来が待ってる』と強く言える理由であり、何故虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が「虹が始まる場所」なのかの答えとなっているような気がします。
虹が始まる場所については、「音楽」というスクールアイドルをすることとは別の夢を、何故侑ちゃんはスクールアイドル同好会のみんなから貰うことができたのか、という意味合いですかね。
結論としては、それはトキメキ・大好きの「肯定」があったからだと考えています。
侑ちゃんの「音楽」というトキメキ・大好きを、同好会のみんなが肯定・応援したことが、侑ちゃんの中で勇気となり、そしてそれが夢に繋がったのだと思います。
この「勇気」に関して全体的に歌っているのが『虹色Passions!』かなと個人的に思っています。
一応ですが、何故同好会が「トキメキ・大好きの肯定」ができる場所なのかということについては、超端的に言うと旧同好会の衝突があったからだと思います。
(内容には触れませんが、是非皆さんに一度考えてみて欲しいな!と思っている部分です。まあ答えというものは存在しませんが…。)
ということで長くなりましたが、これらが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が「虹が始まる場所」である理由であり、侑ちゃんをはじめた同好会のみんなが披露したTOKIMEKI Runnersが、ランジュちゃんに対するアンサーになったんだと思います。
そして遂に披露されたTOKIMEKI Runnersですが、個人的にこの曲の凄いところだと思っているのが、誰でも同じように思えるところだと思っています。
スクールアイドルをしている同好会のみんなも、侑ちゃんも、私たちも、「スクールアイドルとの出会い・はじまりのトキメキ」はきっかけや出会い方に違いはあれど、誰もが共通して持っているものだと思います。
その同じ気持ちを共有できるTOKIMEKI Runners、本当にとんでもない曲だと思います。(ほめてる)
若干話が逸れてしまいましたが、虹が咲く場所(TOKIMEKI Runners)について私が考えたことを書いてみました。
では最後にTOKIMEKI Runners披露後に侑ちゃんが泣いていたことについて軽く考えてみます。
(私は侑ちゃんではないのでここから下は妄想となってしまいますが…)
何故泣いていたのか、それはきっとランジュちゃんに対して「ここ(同好会)が虹が始まる場所だから」と伝えられたことが、「みんなと一緒に今ここにいる私を伝えたい」という侑ちゃんの夢がひとつ叶ったことに繋がったから
なのかなと思っています。
夢が叶うと、嬉しいですよね。(それはそう…?)
ここで気づくのが、侑ちゃんの夢が叶うという第1回スクールアイドルフェスティバルと同じ状況になっているということです。
第1回SIFのまとめとして「ひとつの虹のふもとの先に、また新たな虹が架かっていく」と書きましたが、第2回SIFでも同様のことが起こっているように思えます。
こちらの意味でも「虹が始まる場所」が繋がってきそうですね。
第1回・第2回SIFで共通しているものとして、
スクールアイドルフェスティバルは、みんなの夢を叶えるだけでなく、ここからまた新しい虹が始まる。そんな場所であるのだと思います。
それともうひとつは、このシーン(トキラン披露後)で『虹の架け橋』という劇伴が使用されているのですが、どこに虹が架かったのかなと考えてみると(「架け橋」の意として、何かと何かを繋いでいるものというのが一般的だと思われますので)、トキメキと出会った「あの日」以降の夢が無いと思っていた日々という「過去」と、ひとつ夢が叶った「今」を繋いだのかなと思いました。
TOKIMEKI Runnersと共に振り返ってみたら、トキメキと出会った時からの日々の積み重ねが軌跡として虹になり、それが架け橋となったのかもしれませんね。
ようやくこの項の冒頭で書いた、あなたの虹は、夢が無い人には存在しないのか?という話になってきました。
ここまで書いたことをまとめると、夢が生まれる前後でも変わらず持ち続けることが可能なもの、それが「トキメキ」と「大好き」だったのかなと思います。
このトキメキと大好きで進んできた侑ちゃんを見る限り、「トキメキ」や「大好き」は虹における「光」と同様の役割を果たせるんじゃないかなと思います。
夢が生まれる前でも、あなたの虹は架かるものだと思います。ただ、その時には気がつかない可能性もあるという事かもしれないですね。
(この「いつ虹が架かっているのか」という話は個人的にまだまだ不完全だなと感じているので今後も考えていこうと思っています。)
ここまで「あなたの虹」の始まりについて、侑ちゃんを参考にいろいろ書いてきました。
全体的なまとめとしては、
「あなたの虹」は、トキメキや大好きな想いの肯定が勇気となって、その勇気で一歩を踏み出した瞬間に始まるのかもしれませんね。
これについて補足を少し書くと、この「トキメキ・大好きの肯定」は自分自身で行っても問題は全くないし、前に進んで行くにつれていずれ自分自身で行わないといけないことであるとも思っています。でないと自分自身が迷子になってしまうと思うので。
ただ、誰かに肯定してもらえるとやっぱり嬉しいよね!そんな感じかなと思います。(“with You”の片鱗が見えてきましたね…。)
いろいろ抜け落ちている情報等沢山あるかもしれませんが、現時点で私が考える「あなたの虹」はこんな感じです。
(ここまで書いてきたことを全て内包している可能性がある『未来ハーモニー』とかいうガチでヤバイ曲の話はまたどこかで…?)
4.“with You”
ここまで、「あなたの虹」について自分が考えた事を書いてきました。
ここからは、より広い「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の虹」について書いていこうと思います。
いきなりですが、
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の虹」って存在すると思いますか?
…ということで、夢もやりたいこともバラバラと言っている同好会が「同じ虹を見る」ということについて考えたことを書いていきます。
これを考える上でテーマとして今回扱うのが、TVアニメ2期13話挿入歌であるFuture Paradeです。(この曲スゴイ!)
いきなりですが、まず最初にこちらの歌詞
個人的に初めて歌詞を読んだときによく分からないなと感じた一節です。
なんせ先程も書いたように、バラバラなはずの夢が僕らを繋いでるという状況が正直全く分かりませんでした。
次にこちらの歌詞
2番の歌詞です。逆にこの歌詞は序盤で書いた「あなたの虹」の影響もあってか、理解しやすかったなと感じました。
虹が駆けていくのがきみの胸の中であり、駆けていくものであるのが、1番で出てきた「夢の虹」とは異なる点かなと思います。(「夢の虹」は繋いでいるもの)
個人的には、「きみの虹」=「あなたの虹」でいいと思っています。
では、この「きみの虹」(=あなたの虹)を使って、「夢の虹」について再度書いていきます。
先に結論から言うと、「夢の虹」は、みんなそれぞれが持っている「あなたの虹」が集まって繋がったものではないかなと思いました。
何故そうなるのか書いていきます。
まず、「あなたの虹」が集まることについて、これは1期について書いた項で『色とりどりの虹(メインテーマ)』の定義として書きました。
そこでも記しましたが、これについて2期を経てあることに気づきました。
この状態は、裏を返すとただ虹が集まっているだけなのではないか?と。
もう少し具体的に書くと、ただ虹が集まっているだけという状態は、結局それぞれが別々の夢にただ向かっているだけの状態とも考えられるので、繋ぐ役割を持っている「夢の虹」とは言えない気がしました。
「あなたの虹」が乱立している、そんな感覚です。(本当に色とりどりなのかな…?)
ではどうすれば「夢の虹」になるのか。「色とりどりの虹」となるのか。
ここでヒントになったのが2期12話の『エール!』で近江彼方さんが言っていたこのセリフです。(推しさん?!)
「スクールアイドルはそれぞれ学校が違うし、ファンもそれぞれやりたいことは全部違うけど、それでも同じものを好きになれば仲良くなれるし、力を与え合える」
マジでとんでもない作品だなと思いました。(超誉め言葉)
それぞれが別々の夢に向かう中でも全員が共通して持っているもの、それが「スクールアイドルが好き」という想いだと思います。
それぞれやりたいことがあるように、夢に対する想いはみんなバラバラですが、スクールアイドルに対する想いはみんな等しく大前提「好きなもの」として抱えています。
この共通した想いこそが、「あなたの虹」を繋ぐものになり得るのではないかなと私は思いました。
「夢の虹」は、沢山の「あなたの虹」を「スクールアイドルが好きというみんなの想い」で繋いだものなのではないかなと思いました。
Future Paradeではありませんが、こちらもそうですね。
それぞれ夢が違くても、たとえ距離が離れたとしても、「同じ想い」が胸の中を繋いでくれるから、あなたと一緒に進める
だから“with You”なのかなと思いました。
何故『色とりどりの虹(メインテーマ)』がメインテーマなのか、個人的にようやく少しわかったような気がしました。
そして、この辺りが1期について書いた項で少しだけ触れた、何故誰もが「色とりどりの虹」の観測者になれるのか?の答えにもなってくると思います。
色とりどりの虹の観測者になるにはひとつだけ必要な条件があって、それが
「スクールアイドルが好きであること」、ただそれだけなんだと思います。
そう私たちに伝えてくれる「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」は、本当に素敵な場所だなと思います。
やっぱりかすみちゃんは「部長」だなぁ…本当に…。
これはスクールアイドルだけでなく、私たちも同じなのではないかなと思います。
ここまで「夢の虹」と「“with You”」について書いてきました。
が、ここまで書いてきたところでとあることに気づきました。
これって虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の「夢」じゃね???
夢もやりたいこともバラバラと言っている同好会が、同好会として持っている(持てる)夢は、きっと「みんなの夢が叶うこと」であり、それが一つの形になったものが「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」だったのかなと思いました。
色んな「あなたの虹」が集まって繋がっていくことは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にとっての「夢」とも言えそうですね。
これが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の「虹」なのかもしれません。
このことを踏まえて『夢がここからはじまるよ』や、Sound of TOKIMEKIに収録されている『あなたと私と私たちの夢』という劇伴を改めて聴くと、非常に面白いなと感じました。
番外編:Future Paradeについてもう少し
実は、Future Paradeでもうひとつ引っかかっていた歌詞がありました。
シンプルに難しいなと感じていました。出会いという「過去」の出来事が「今」輝くってどういうことだろう…。
この一節については、「夢の虹」を考えていく上で、何となく考えがまとまったので書いていきます。
先程、「夢の虹」を架けるのに必要なものは「あなたの虹」と「それを繋ぐスクールアイドルが好きというみんなの想い」と書きました。
これを元に先程の歌詞について再度考えてみると、夢は「あなたの夢」、そして出会いは「スクールアイドルとの出会い」なのではないかなと思いました。はじまりのトキメキですね。
出会いに関しては、この共通の出会いが無いと、当然ですがスクールアイドルが「好きなもの」にならないので、「あなたの虹」を繋いでいくことが出来ません。
つまり、出会いという過去にある事象と、夢という未来にある事象があるからこそ、夢の虹が「今」輝いているのではないかなと思いました。
これらを踏まえたうえで最後にこちらの歌詞
何故ここまで強調したのか
それはきっと、あなたが「あなたの虹」を駆け続ける限り、「夢の虹」はいつまでも架かり続けていくからなのかなと思いました。
追記(2022/10/03)
またもやとても素敵な記事に出会ってしまいました!笑
自分がフォローさせて貰っているとまと寿司さんの記事です。
内容としては、主にFuture Paradeの歌詞について書かれています。とても面白く、自分自身考えをさらに深めることができたので今回紹介させて頂きました。ご興味ある方は是非!!
(自分の記事読んでる人はもういないと思いますが、記録としての意味もあるので追記しました。)
ここからは「あなたの虹」について、少しですが再び書いていこうと思います。
これは虹が始まる場所の項でも少し書きましたが、あなたが「あなたの虹」を架け続けていくには、あなた自身が抱えている「トキメキ・大好き」への自問自答が必要だと私は考えています。侑ちゃんがそうしてきたように。
『過去・未来・イマ』でも描かれていましたが、『イマを全力で楽しむ』には、それまでの自分が感じていたトキメキや大好きの正体が分からないと、結局この先どうしていいか分からず、未来が不安になってしまいます。(これまでの自分自身を信じることもできない)
ここで果林ちゃんがしていたように、きっかけはエマちゃんや彼方ちゃんの言葉であれど、果林ちゃん自身が自分の「トキメキ・大好き」を見つめ直したことによって、「今この瞬間を全力で過ごす」という決断を自分自身ですることができ、それが最終的に未来への不安・寂しさの払拭に繋がったんだと思います。
(ここら辺の考え方はとある方の影響をもろに受けてますねw)
追記(2022/09/05)
ご本人様の許可を得られましたので、リンクを貼らせて頂きました。
自分がこのメモを作っているときに唯一読ませて頂いた、
のっぴさんのブログです。
本当に素晴らしい記事です!ご興味ある方は是非読んでみてください!!
「夢の虹」を絶やさないためにも、私たちも頑張らないといけませんね…。
これはまあ確かに決して楽しいことだけではないと思います。
それでも、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、『元気が欲しいときは、会いに来て』と私たちに言ってくれています。
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」、本当に、本当に素敵な場所だなと思います。
個人的な感想ではありますが、頼ってばかりじゃなく、私もそう言えるようになりたいなと思いました。
ひとりの「あなた」として、“with You”を相互作用的なものにできればなと私は思っています。
若干話は逸れてしまいましたが、番外編はこんな感じで閉じようと思います。
おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございます。なんせ意味が分からない文章が15,000字も続くのでここまで読んでる人がいるかは非常に怪しいですが…。
そんな感じで、私が考える虹ヶ咲における「虹」とは何かについて書いてきました。
ここで強く主張しておきたいのが、これはあくまで私が考えた「虹」の話です。
ここまで読んできた中で「それは違うだろw」みたいな気持ちに何回もなったんじゃないかなと思われます。その違うだろって気持ち全てが正しいと思います。
私が考える「虹」があるように、読んで下さったあなたにも考えている「虹」があると思います。
ここに違いがあるからこそ「虹」なのだと思うし、それはとても面白く楽しいものだと私は思っています。
自分にそんな力は本当に全くないとは思っていますが、「私が書いていたからこれはこうなんだ」みたいにはどうかならないで欲しいなと勝手に願っています。
あなた自身の考えや想いを大切にしてあげて欲しいなと思っています!(じゃあこんなもん書くなよって感じですが笑)
また意味分からんこと書いてますが許してください。笑
話は変わりますが、なんで私が今回この「虹」について考えたのか、というのにはある理由がありました。
これです
いや流石にやばいなと思いました。
自分は虹3rdライブに行けてないのでアニメ準拠のライブに参加するのはこれが初めてなのですが、このライブは自分にとって物凄くでかい存在になるな、と直感的に思ってしまいました。
そして、「虹」についても考えないといけないな、と個人的に思ってしまったため今回長々と考えてみました。
ここまで書いてきたのに本当に何とも言えない感じになってしまったんですが、
「虹が咲く場所」は実際に行ってみないと分からない!!!!!
という結論に至りました。(オイ)
厳密には意味を見出すことは可能ではあると思いますが、ライブで感じたことを意味として持たせるという選択を今回私はしました。
そんなこんなで、私は5thライブが本当に楽しみです!
本当に大変なご時世でもあるので、ライブが無事に開催されることを切に願っております。
こんな感じでこのメモはここで一旦締めようと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました~
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