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歯みがきがいやな理由を考えてみた

昨日の続き的な話。
書いてるうちに「そもそもなんで歯みがきが嫌いになったんだっけ?」ということをもうちょっと自分の中で深堀りしてみた。

歯みがきというのはよく習慣化の例にあげられる。

朝起床して顔を洗う。食事をして歯磨きをしてお風呂に入る。僕の場合、そういう毎日必ず行う日課の中に、練習も並列して入っているのだ。洗面所に立つたびに「うゎっ!! また歯を磨くのか…」と身構える人は、まずいないだろう。僕の練習に対する意識も同様だ。「うゎっ!! 今日は肩のトレーニングなんだ…」とはならない。「今日は肩のトレーニングね」「明日は体幹か」と思うだけ。僕の中では、練習はそんなふうに習慣化されている。

去年、和田さんのこの記事を読んだとき「いやわたしはほぼ毎回うわっまた歯をみがくのか…」って思うな…ということに気付いた。
和田さんと比べるのはおこがましいかもしれないが、ほかにもいろいろと習慣化の本を読んでいたときに「歯みがきはすでに習慣化しているから無意識にできる」ことが前提で話が進むものが多かった。

まあたしかに歯みがきは毎日しなければならないもので、しなかったら不衛生だし虫歯になるわけで。
で、でもいやなものはいやなんだ…!なのになんとか毎日やっている自分えらすぎでは…?!

わたしだって口の中がべたべたして気持ち悪いとか、そういう感覚はある。はやく歯をみがきたいと思うことだってもちろんある。でも歯みがきを終えるとメントールのスーッとした感覚がしばらく口内に残る。
歯をみがいたらすっきりするというが、わたしにとっては今度はこのメントール感に耐えないといけないわけだ。苦痛~~~~!!!!
すっきりしないわけではない。でもメントール感に耐えるということのほうが苦痛になる。
わたしにとっては、歯をみがいてすっきりする<嫌いなメントール感を我慢しないといけない ということになっている。

物心ついた時には歯みがきが苦手だった。それはなぜなのか。
まず歯ブラシを口の中に突っ込むのがいやなことについて。
わたしは口が小さい。だから奥歯までしっかりみがこうとするとすぐえずく。でも奥歯の裏までみがかないと奥歯が虫歯になる。奥歯が虫歯になると、歯医者でかなり大きく口を開けていないといけない。
これは歯ブラシを変えることでなんとかできるかもしれない。さいきんは歯ブラシをヘッドが小さめのものにしてみたから、すぐにえずかないようにはなった。なので歯ブラシを口に突っ込む=えずいて苦しいという認識は薄れてきた。

次、メントール感がいやなことについて。
通常、子どもはハッカが苦手な場合が多いだろう。だから子供向けの歯みがき粉は甘い、スーッとしないものが多い。これは推察だがそれで歯みがきに対するハードルを下げていき、人は歯みがき粉をつけて歯をみがくという習慣を手に入れているのだろう。
ただメントールについては謎。慣れの問題か? 慣れはそこそこあっても、嫌悪感が消えないのだが?
なんで推察かというと、自分の幼少期に子供用歯みがき粉を愛用した覚えがあまりないから。記憶を引っ張り出してみても、使っていなかった。むしろ小学生のころ、友だちが使っているのがうらやましくて分けてもらった記憶がある。

※こっから書きながら深掘りしたので重い話になった。

わたしの母親には熱心にやっているビジネスがあった。物心ついたころには、そこで扱っている商品しかうちにはなかった。母親はそれ以外の商品を使うことを極端に嫌がった。だから子ども向けの歯磨き粉もなかった。
取り扱いのある普通の歯みがき粉は、もちろんメントールが使われている。
初めてそれを使ったとき、あまりに辛くて幼いわたしは泣いた。大人からすれば、そんなに辛くないだろう。実際今も使うことがあるが、他のものと比べてもマイルドだとは思う。でも子どもの私には辛かった。さかのぼれば、この記憶が根源かもしれない。

こんなものを使うなんて意味が分からない。友だちはみんな甘い、アンパンマンやキティちゃんの描いてある歯みがき粉を使っているのにどうしてわたしだけこんなものを使わないといけないのか。
めちゃくちゃ嫌がったと思う。それでも母は使わせたがった。最終的には母が折れて、わたしは歯みがき粉を使わなくていいということになった。

歯ブラシ自体には子ども向けがあったが、それでもやっぱり歯みがきをするたびにえずいていた。成長してもうまくみがけず、歯みがき自体がさぼりがちになった。そうすると当然歯医者のお世話になる。歯みがき粉をつけずにみがいていることを母が話すと、もちろん歯医者はつけたほうがいいという。母は「ほらね」という顔をしていた。
姉はその歯みがき粉を使っていた。あまり虫歯になっていなかったと思う。

このとき、わたしは母が使えと言っているものを使えない悪い子なんだなという気持ちが芽生えた。小学校高学年くらいだったと思う。妹も生まれて、我が家はいろいろとてんやわんやしていた。

いやなものはいやだったけど、渋々歯みがき粉を使うようになった。もう泣くほど辛くはなかったけれど、つらいことには変わりない。やっぱり歯みがきの時間は苦痛で、少しでも早く終わらせるかうがいだけで済ませたりした。歯みがき粉を使わずにみがくことも多かった。

でも使わないなら使わないでそのたびに、母の期待に背いているのだという気持ちがあった。他にもいろんな要因はあった。ここで書くとまた別の話になってしまうので省略する。
そして、母はわたしが嫌がることよりも、わたしにその商品を使わせることのほうが大事なんだなと思ってしまった。

先日書いたように小学生のわたしは責任感が強くまじめだった。親や先生の期待に応えないといけないと思っていた。実際器用だったので、とりあえず勉強でもなんでもそこそこできた。
運動については、忘れてしまった。ずっと水泳をやっていて、小3で個人メドレーを400M泳げたから運動ができないわけじゃないと思う。でも急に嫌になってやめてしまった。この話もまた今度。

なんだかどんどん歯みがき粉から離れてきたぞ。
とにかく自分の中をどんどん深掘りしていくと、そういう記憶を掘り当ててしまった。

そうなるともう、メントール系じゃないものを使うしかないかな。あんまり探したことないんだけど。それよりもまず、つらい記憶しかないその歯みがき粉自体を使うのをやめようかな。中身が残っているからもったいないと思って捨てられなかったんだけど(母から買い与えられていた)これならもう捨てたほうがいいね。おつかれさま。つらいことずっとやっててえらかったね。
今後なにを使うかは、今度歯医者に行ったら相談してみようかなとおもいます。

ところで今日は間食をせずに一日仕事を乗り切ることができました。えらい!!

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