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【CL札幌使用】ポンデライコデッキ解説【全文無料】

お疲れ様です。ツネです。
2024年5月3,4日に開催されたCL札幌で自身が使用したタケルライコex(w/オーガポンみどりのめんex)デッキ(通称ポンデライコデッキ、と呼ぶことにしました笑)について、デッキ選択の背景やその中で採用したカードの理由について書いていこうと思います。

ポンデライコ(special thanks:きよのさん)

今回のCLは5-3という結果となり、残念ながら予選突破はできなかったのですが、結果とデッキレシピをXに投稿したところ、想像以上の反応を頂きました。
それだけ注目いただけているのならばということで、自身の整理も兼ねて、初のnoteです。

正直に言うとDay2に行ける自信のあるデッキだったんですが、敢えなく散ってしまいました😂
なので、せめてもの供養という側面もあります。今回のCLはそこに向き合う過程も環境も個人的に面白かったなというのもあり。
読みづらい部分もあるかと思いますが、是非お目を通していただけると幸いです。


自己紹介

お前は誰だという方が大半だと思うので、簡単に自己紹介だけ記載しておきます。
ポケカ歴が今月でついに1年となる社会人です。都内でポケカを楽しんでいます。
主な戦績は
・24シティS3 top8
・CL24愛知 最終9-5 160位
ぐらいです。どちらもタケルライコを使用しました。この時は変幻の仮面環境前でしたので、いわゆるケガワライコで出ていました。
(どうでもいい話ですが、ケガワライコという呼び名は好きではないのでタケルライコ、ないしはライコと自分は呼んでます😂)
前回の愛知がCL初参加だったんですが、まさかのDay2出場を果たしまして、今回の札幌は優先権での参加でした。

デッキリストとコンセプト

改めまして、今回のデッキリストはこちらです。

デッキコード:g6QgL6-PRoJj2-LQH9nL
ゼイユはSR採用してます

目指すべきは、後1ないしは先2からタケルライコによる攻撃ができること、かつ可能な限りはその打点ラインが220を超えられる(=自分の場のエネルギーが4枚以上である)こと。
また後1以降も継続して攻撃が可能な盤面にしておけることも目指していきます。
攻撃開始のスピード・打点ラインの高さ・継戦能力の3点セットを満たすことがデッキのコンセプトです。

なお、CL当日完成デッキなのでこれがベストのリストではないことはご了承ください。特にエースぺ枠やポケモンの採用枚数については改良の余地があると思っています。
ただこのリストでも後1で280を出してたね切れという動きも実際にできました。

理想の動き

相手のバトル場のポケモンを倒したい場合の動きは以下になります。基本後攻で考えます。滅茶苦茶当たり前のこと書いてるだけです。
1-4が攻撃する上では必須、打点を上げる・継戦できる場にするためには5以降を行う必要があります。
(番号を振っていますが、必ずしもこの順番で行う必要はありません)

  1. バトル場にライコを出す

  2. そのライコにエネを手張り

  3. 手張りしたエネとは異なるエネ(雷⇔闘)をトラッシュに落とす

  4. そのエネをオーリム博士の気迫を使用してバトル場のライコにつける

  5. (4のとき)ベンチにもライコないしはケガワがいて、オーリムによるエネ加速をベンチにもできている(そのためのエネもトラッシュに落ちている)

  6. ベンチにオーガポンを出す

  7. みどりのまいで草エネをつける(複数体できると良い)

これを目指すために、必要に応じてイキリンコexによるイキリテイクをしつつ、山札を掘っていきます。
先攻の場合は4.5以外ができると良いです。

デッキ選択の背景

このデッキを選択した理由としては、大きく3つあります。

①ドラパルト・ルギアがメインの環境となり、サイドを取り進めるスピードが求められる環境になると予測していたため、それが実現できるデッキであること
(後1ないしは先2からサイドを取り進めるか、1ターンは受けつつも捲る性能を持つか、は求められてるのかなあと思ってました)
②上記2つのデッキへのメタが複数発生する中で、そのようなメタデッキにもおおよそ対応可能であること
(新弾直後ということもあり、明確なメタ対象の他にそれを見据えた変わり種がいつもより増えるのでは?と考えました。本デッキもこのタイプに振り分けられると思います)
③強者との連戦を強いられ、かつ新環境になってから間もないため、どんな状況でも対応可能なように、使い慣れたデッキがベースであること

上記の理由から、タケルライコにオーガポンを組み合わせるデッキを作りました。
③がまず大前提となる中で、直近使用していて好成績も出せていたタケルライコを選択し、その上で①の理由で組み替えつつ②も一定満たせるよう調整した、と言った方が近いかもしれません。

採用カードとその理由

作っておきたい盤面は、バトル場にライコ、ベンチにはライコ1体、オーガポン最低2体となります。
それを踏まえたデッキ構築にしています。

繰り返しにはなりますが、デッキの原案作成がCL2日前、デッキ完成が当日の深夜3時となるため、粗があります😇ご了承ください(なぜそんなギリギリでの作成となったのかについては一応後述しております)。

紹介するカードは抜粋しています。ご質問等ありましたらDMなどで頂ければ回答します。

タケルライコex

SARこそ至高

本デッキの要。主砲。強い。かわいい。
3枚採用。場に出したいのは2体までで、つりざおで戻すこともあるため、3枚採用としました。
手札が細く、次のターンに倒されることがほぼないと思われる場合に終盤でもはじけるほうこうをすることはあります。
240のHPラインはとても偉いけど、ガチグマだけは注意。

スナノケガワex

こちらもSARこそ至高

1枚採用。採用なしも考えましたが、ミライドンやハピナス、アルセウスを弱点ワンパンしてくれる頼もしい存在であること、ただし序盤は不要なことが大半なことからサイド落ちしても問題ないと判断し、1枚。
サイド2枚以上取られていると特性によりトラッシュから闘エネを加速してくれますが、ドラパルト使いの中でも上手い人はサイド6枚のままダメカンをひたすらばら撒き、ペインスプーンでうまく6枚取りできるように調整してきますし、その際にバトル場に縛られる対象になりやすいため、序盤は可能な限り場に出さないようにしています。
オーリムの加速先としてどうしても古代ポケモンが足りない場合には出しますが、その場合はいれかえカート等は大事にしておきたいです。

オーガポンみどりのめんex

今回のデッキのギミック軸

3枚採用。4枚採用で検討もしましたが、あまりスタートはしたくないポケモンでもあること、仮にサイドに2枚いってしまっても後1で280を出すことは可能なデッキ構築にはしているため、この枚数に落ち着きましたが、最適解なのかは不明。
逃げエネが1なのが地味にうれしく、みどりのまいができれば縛られることはないですし、あえて雷・闘エネを手張りして逃げてオーリムを打つ、みたいなこともしたりします。
アタッカーとして運用することもありました。ライコが出せなかったりオーリムが打てなくてライコが攻撃できない盤面でも、みどりのまいをしておけば2ターン目にはみどりのまい+手張りで120は最低限出すことができます。

イキリンコex

1枚採用。サイド落ちをケアして2枚採用できるほどの枠はありませんでした。
自分はいままでイキリンコは負け筋になりすぎていてあまり使いたくない存在だったのですが(特にサナのサケブシッポがおまもりもつけずに倒してくるので)、今回はコンセプト的にも環境的にもこいつに頼らないといけないと判断し、久々の採用。
手札に巻き込みたくない札が多すぎる場合(オーリム3枚とか)以外は基本的にイキリテイクはしていました。

かがやくアマージョ

ごっつあん圏外なのが地味に助かる

今回のかがやく枠はアマージョ。古代といえばかがやく枠はゲッコウガですが、ドラパルトを重くみてこちらを採用しました。
そもそもエネを使ってのドローは枚数に違いがあれどオーガポンでも可能なため、役割が被っていると判断し、それならばら撒きによるサイド複数取りをケアできるアマージョを採用した方が良さそうということで、入れ替えました。
ミライドン対面で、ライコにライコウでダメージ⇒ごっつあんといったプランを崩せる可能性があることも地味に偉いです。

またこのポケモンでスタートして後攻だった場合に、タケルライコだとは微塵も思われず、だいたいはルギアだと思われてました。
スタートした場合にはいれかえカートが必要ですが、だいたいは触れるので、結果奇襲攻撃となって相手を動揺させられてよかったです。

そもそもアマージョを札幌に持って行った自分を褒めたい。デッキケースに入っててホテルで叫んだ。

アマージョを採用して改めてゲッコウガはチートカードだなと思いました。対面次第ではアマージョは腐りがちなので、ゲッコウガの方が良かったなという場面も勿論ありました。ドラパルトをどれだけケアするかですね。

むしとりセット

書いてあること強くない?

2枚採用。3枚で最初は試していたんですが、後半に生きる場面が少ないと感じ、他に採用枠を譲りました。
序盤に使ってオーガポン・草エネをヒットさせられればエネ加速と1ドローになりますし、オーガポン2体ヒットさせて、ネストではライコ、器で草エネといったように、手札の使い道をヒットした内容によって変えていきます。
ただデッキに採用している草ポケ・草エネの枚数的にヒット率がそこまで高くはないはずなので、1枚当たればいい、2枚当たるとラッキーぐらいに考えてました。
見せたくない相手(ドラパルト)の場合はアマージョがヒットしても持ってこない判断もあると思います。

ライコがバトル場にいるときに初手でこのカードを使用すると、相手の顔が「???」となるので個人的に楽しいカードでした笑。

エネルギー回収

古代デッキなので同名の古いカードを使おうの姿勢

1枚採用。せめて2枚採用したかったですが、札幌に持ってきたのは1枚のみでした。
つりざお+器でも対応できますが、こいつはこれ1枚でオーガポンがいれば2ドローかつ2エネ加速に変わりますし、オーリム打てないけどライコに手張りで技が打てるという場合に闘+草のように持ってきたりします。
スーパーエネルギー回収は、使いたい場面が中盤~終盤で、干渉後だとコストが足りなくなると判断し、不採用としました。

ポケモン回収サイクロン

過去のカードも持ってますが視認性でこちらに軍配

今回のエースぺ枠。プライムキャッチャーも候補でしたが、裏呼びよりも相手のサイドプランを崩せる方が強い場面が多発しそうな環境であることを考慮し、こちらを採用。後述しますがボスも打ちやすいデッキになりましたし。
ドラパルト対面で200乗ったポケモンを回収したり、負け筋のイキリンコを回収したり、バトル場に縛られたエネなしライコやアマージョを回収したりという役割です。
どうしてもあと1枚でもいいから引きに行きたいという場面で、草エネつきオーガポンを回収し、再度みどりのまいを使う、といったこともできます。強くない動きですけど。

追記で記載していますが、シークレットボックスの採用は検討すべきだったと反省しています。シンプルにサポートに確定で触れる、ポケストップで当たる、は強いです。

サポート:オーリム博士の気迫、ボスの指令、ナンジャモ、ゼイユ

左にいるパモかわいい

古代デッキにオーリム4枚は必須。酸素。

ボスの指令、ナンジャモ、ゼイユは1枚ずつの採用。オーガポンのおかげでライコに雷・闘どちらも残したまま技を打つことができるようになったため、オーリム以外のサポートを打つ余裕が生まれました。

そのため、裏呼びのためのボスと手札干渉としてナンジャモを採用。ツツジはドラパルトがサイドを取らずにまとめ取りをしてくるなど、サイド3枚になることが少ないと思い、ナンジャモにしました。自身の序盤の手札事故からの復帰もできますし。

ゼイユは先攻になった場合に使用できると良しの方針で採用。スピード特化ミライドン・カウンターカイナが後攻を選択してきた場合に、イキリンコを出さずに山を掘り進めていったり、場合によってはイキリンコと合わせて使い、盤石な盤面を作りスピード勝負に負けないようにしていました。
終盤の手札干渉からの復帰で使用することもたまにありました。

スタジアム:崩れたスタジアム、ポケストップ

それぞれ1枚ずつの採用。
崩スタはポケモン回収サイクロンとほぼ同じ役割です。
ポケストップは掘り進めていくためにも2枚採用したかったですが、枠がなく1枚に。でも2枚採用するために別のカードと調整するのもありかなと思います。
かがゲコがいないため、エネをトラッシュする手段がほとんどグッズ頼りになっており、ポケストップでエネを落としに行く動きをしたりもしました。

各対面について

ここからは各対面への立ち回り、ケアしておきたいことについて記載します。
有利不利は個人の意見なのであくまで参考程度としてください🙌

なお、環境予測としては「ポケカ民」というサイトを利用させてもらいました。
シティのベスト16以上の分布だけでなく、各デッキで採用されているカードについても知ることができるため、どのエースペを特にケアする必要がありそうかについてもおおよその予測を立てられ、大変便利です。
ねこしたさん、ありがとうございます!!!

追記(5/12)
まさかここまでポンデライコ流行ると思ってなかったのでビックリしてるんですが、こちらのデッキがそこまで浸透していない中で自分がこれまでライコを握り続けてきた上での感覚を大いに反映しておりますので、直近では有利不利は偏ってきていると思います。

ドラパルトex

相性:微有利
今回の環境の主役。順当にお互い動いた場合でも、こいつには負けないように構築したつもりです。
後攻取ってバトル場のネイティ・ドラメシヤを倒せればよし。倒しつつエネを貯めておけばその返しのファントムダイブも耐えつつ、後2でそのドラパルトexを倒せます。
倒す前に、アマージョを出して回復、おまもりを貼ってHPラインを上げる、カートによる回復など、サイド複数取りをケアしていきます。
1-2-2-1、1-1-2-2あたりの進め方になると想定していました。
ダメージラインを計算してサイド4枚取りなどをケアする中で、ジャミングタワーやかがやくフーディンを回収サイクロンやフトゥーで回収しての40ズラしまで考慮する必要があり、めちゃくちゃ大変な対面でもあります。
ごっつあんが流行ることでまけんき採用も増えそうですので、そこもケアしないとですね。

ルギア

相性:五分(ケガワなければ微不利か)
元々だと不利だと思ってます。あと先2アッセンブルでチラチーノも育った場合に勝てるデッキってほとんどなくない?みたいな思想の持主なので、一定ルギアには割り切ってます。その逆に事故ってなにもしてこないみたいなパターンもあるので。
今回は後1攻撃+打点ライン強化に特化したので、バトル場のルギアVを倒してそもそもアッセンブルを遅らせたり、サイドプランで先行して勝つ、といった方向にシフトしました。こちらのHPラインを上げることでルギアにワンパンされないようにしたり、チラチーノなどにエネをたくさん使わせることで、エネを枯渇させることもプランとしては考えていきます。
ガチグマex(と場合によってはアヤシシV)がこちらをワンパンしてくるので終盤は注意、そこまでにサイドプランで先行してワンパンされても負けない、ライコかケガワで返してGGの盤面を作っていきたいです。

悪リザ

相性:微不利〜五分(加筆修正しました)
元々はこちらも相性不利です。
オーガポンによりエネをトラッシュせずともリザをワンパンでき、ライコにエネをつけたままにできるため、オーリムを打たずともボスでかがリザを避けてピジョットを倒すなど、2-2-2のプランを通しやすくなったかな?でもかがリザ2回起動されてキツくなる気もしてきました。
更に最近はマキシマムベルトの採用も増えているので、先にサイド1だけ先行することは避けておきたいです。ペパー1枚でライコがやられます。
でも取らなくともオーガポンがやられるのでそうなると無理か。ちょっと評価が揺れてます。

ミライドン・カウンターカイナ

相性:有利
ケガワが弱点をつける、こちらはほぼワンパンされないなど、有利な対面です。
展開スピードで負けないようにしていきたいのと、オーガポンにおまもりをつけることを忘れないように。
これらのデッキは増えると踏んでいたので、ライコとしては追い風だと思っていました。

ミライドンは今回優勝されていましたし、Day2進出も多数いたかなと思いますが、個人的には同じ五反田仲間のかっつんさんが良いミライドンデッキを組んでいるなと思ったので、是非こちらのnoteも参考にしてみてください。シクボ、強い。

ロスギラ

相性:良くて五分
おまもりで打点ラインを上げてもレクイエムで倒されますが、最近採用されがちな封印石(これもポケカ民で分かって良いですね)を使用することを渋らせられるため、280を超えるHPラインの押し付けはしていきたいです。
先に2先行しそのまま2-2と進められるようにしていきたいです。というかそうしないとキツめ。
あと干渉に向けての山作りもかなり大事。
最近はガチグマも出てきますので、相手もカンタンにワンパンしてきやすくなってきてます。

ポケカ民より

ロストボックス

相性:五分(流行りの構築次第では微不利)
ロスギラと似ており、ロスト相手にはとにかくまずサイド2先行していきたいです。その上で相手がこちらのポケモンを倒すにはサイド2のポケモン(最近はほとんどガチグマ)を出さざるを得ないため、それを2-2交換で倒していく算段です。
相手視点はガチグマ起動しつつ、スイーパーでおまもりを剥がして倒してくると思いますので、余裕があればオーリムではなくナンジャモを早めに打ちたいです。
スイーパー多投はやめて。

パオジアン

相性:微不利~不利
2-2-2の取り合いです。とにかく先にパオジアンを倒して2枚とる、もしくは1体しか出てこなかったセビエをなんとしてでも倒す、といった動きが求められます。こちらもスピード勝負。

サナ

相性:不利
後1で1体しかいないラルトスを倒す、そもそもたね切れさせる、みたいなことができないと厳しいです。サイド3枚先行してなんとか勝てるぐらいの相手。
当たりたくなかったですが、5-2で迎えた8戦目に対戦しました。後1たね切れチャンスだったんですが、これだけコンセプトにした後1攻撃もできず、順当にサイド1-2交換をされて終わりました。
そこまでいないと考えていたのですが、準優勝されていて自分の環境読みはまだまだだったなと思いました。

Eレギュが使えた頃のサナは嫌いでしたが、今のサナは好きなので自分も極稀にサナを使っていますが、今回準優勝されたサナの構築が綺麗すぎて感動しています。プレイングも上手くて配信を観て唸ってました。準優勝おめでとうございます。

ハピナス・アルセ系統

相性:有利
こちらも2-2-2を先にしていくプラン。
ケガワがハピナスやアルセにヒーローマントを付けられても弱点400ダメージでワンパンできることや、そもそもこちらがほぼワンパンされないHPラインなため、有利に運べます。サーキュレーターもトラッシュするエネを間違えなければ影響は低いです。
アルセウスに基本エネ3枚+マキシマムベルトで素のライコもワンパンされますが、そのときには既に別のアルセを倒してサイド2先行できている状態のはずですので、特に問題なし。
アルセレジドラゴにレジドラゴ単騎でおんみつひこうされると詰むため、そこは注意。

カビゴンLO・ピジョコン

相性:微不利
元々は有利でしたが、構築が変わり、エネのバランスを考えるとかなり戦いづらくなったと思います。こちらも戦っていないのであくまで想定になります。

デッキによらずほぼ無理なカード

  • ミミッキュ

    • アマージョに手張りするしか倒せないですが、ほぼ無理な話

  • オンバーンex(レジドラゴVstar)

    • おんみつひこう単騎で詰み

これらは環境的に採用数は低いとみて捨てました。ミライドン増える読みでミミッキュをドラパルトに予選から入れてきてたらあっぱれですよ。まあそれでも裏呼びごっつあんで終わる気もしますが。サンダーもいるし。
ミミッキュへの対処のほか、2-2-2のサイドプランをズラす役割としても、ハバタクカミの採用は検討したいです。

なぜオーガポンを採用するに至ったか

そもそも、元々考えていたデッキは下記のようなライコで、CL前日の練習を終えるまではこちらを使用するつもりでいました。
そう、前日の練習終わりまでは……。
(ここからのこの項はほぼ日記なので読み飛ばしても問題ないです)

元々握るつもりだったタケルライコ
イキリンコもネオラントもミュウも採用する振り切り

変幻の仮面発売後から、よく行くカドショの仲間らと練習を重ねたり、練習会にお邪魔させていただいたりと、多くの機会に恵まれました。

少しずつ採用カードを変えて調整を重ねるべく、変幻の仮面発売後はライコデッキを使いつつも、ドラパルトやルギアを使ってみたりしながら、主にドラパルト・ルギアと対面していました。

デッキパワーが高くともメタの対象となるデッキ自体が自分好みでないこともあり、ドラパルト・ルギアで行く気は最初からほとんどなく、あくまで対面理解と壁役としての使用です。

この練習会を通じてタケルライコが直面した課題として、

・先2ファントムダイブをしてきたドラパルトexを倒し、その後も出てくるドラパルトexと継戦していくハードルが高い(勝てなくはないがそのような動きをドラパルトにされてしまうとかなりキツい)
・同スピードで展開していくルギアに勝てない

といったものがありました。予測されるCL環境に向かうデッキとしては最悪です。
なお、これらに強く出られるスピード特化のミライドン、そしてカウンターカイナが増えていくとは考えていましたが、こちらが有利なためむしろそこは喜ばしいことです。ハピナスも同様。

しかし、肝心のドラパルト・ルギアに対して有利に運べると思えない状況は好ましくなく、少しでもスピードと安定感を上げようと考え、ナンジャモを削ったりスイーパーを削ったりと試行錯誤し、なんとか感覚としては五分、先2ファントムダイブを打ってくるドラパルトexにも戦えるプランがある、という手応えを持って札幌に向かう前の練習を終えました。

前日の5/2に札幌に向かう予定で、5/1はポケカの予定を入れずに遊んでいたのですが、頭の中ではずっとポケカのことを考えていました。
そんな中、前日にバツローグさんのYouTubeチャンネルで観たこの動画がずっと引っかかっており、ふとこう思います。
「アヤシシVのためにエネを貯めるギミック、これライコにも使えるギミックじゃないか?」と。
こいつならドローができ、きょくらいごうの打点を上げることもできる。山を掘り進められればオーリムに触れる可能性も上がる。

天啓が来たと言わんばかりに何人かに連絡しましたが、全員から「それドラパルトの餌じゃない?」と言われました。まあそうだよね。
とはいえ試すまでは諦め切れず、とりあえず必要になりそうなパーツを家の中から掻き集めて札幌へ。
そして札幌で練習を重ねましたが、原案のポンデライコではドラパルトに1回も勝てませんでした笑。

ポンデライコ原案

この原案を試すまでしか時間はなく、元々使用予定だったライコの調整をその後はして練習終わり。
腹を括って行くしかないか〜と寿司を食べながら考えていましたが、どうしても諦めきれず、もっと良いライコにしたいという気持ちだけはありました。

そもそも自分は元々のライコにもイキリンコを入れていなかったのですが、今回の環境を見て前日に採用を決めていました。
しかし、ポンデライコの原案は自分の前のライコをベースにしていたため、そもそもイキリンコ入りにしていませんでした。

そのため、オーガポンがいるとはいえ、安定して序盤から展開・攻撃を目指すならイキリンコは必須だと判断。イキリンコ入りにするならばまだ可能性はあるのではないかと、改めて向き合うことに。

自分は0からデッキを作ったことがなかったのですが、ベースから考え直す必要があるのでは?と思い、ライコだからこれは必要だと思考せずに採用を決めていたカードたちを1から見直しました。
結果、かがやくポケモンの枠は、ゲッコウガではなくアマージョの方が最適ではないかという判断に至るなど、いくつかの改善点が見つかり、前述のデッキ選択で達成したい点を満たせそうな構築に着地しました。

とはいえ札幌に持ってきているカードにも限界があり、調整が深夜3時にまでに及んだため誰かを頼るわけにもいかず、手持ちのカードでなんとかやりくりすることにはなってしまいました。
また対面練習はできなかったものの、睡眠時間を削ってでも1人回しを何回も行った結果、元のライコよりも安定感を持ってドラパルトと戦えそう、ルギアにもスピードで序盤の差をつけつつそのまま逃げ切れそうだという感覚を持てたため、当日にオーガポン採用を決めました。

当日の結果と対戦デッキ

当日の結果は以下のとおりです。
記憶の限りなので委細が異なる場合があるかもしれません。

× 後 ゲコリザピジョ 5-6
○ 先 ルギア 6-5
○ 先 ルギア 6-2
○ 先 ミライドン 6-4
○ 先 ロスギラ 6-4
○ 後 ルギア 2-0(後1たね切れ)
× 先 カウンターカイナ 2-6
× 後 サナ 3-6

ゲコリザピジョはお相手がしっかり毎ターン2進化してきて攻撃+干渉までしてくる始末。自分もしっかり返していたのですが、最後の最後におまもりの貼り先をミスって負け。ここの負けは勿体なかったです。冷静に考えればやらないミスなので、落ち着いて考えるべきでした。

カウンターカイナにはドローゴーを3,4ターンは続けてしまいました……。流石に捲れず負け。

サナは先述の通り後1でたね切れチャンスだったのですが、オーリムに触れず攻撃できませんでした。

最後の最後に詰め切れなかったデッキ構築の悪いところが出てしまった気がするので、もっと時間をかけて考えておきたかったです。シクボとか採用検討すべきでしたね。

今回は5-3という自己評価としてはやるせない結果となってしまいましたが、自身でギミックをデッキに落とし込み、CLという場で勝利賞のサンダーexを獲得できたことは、素直に嬉しく思います。

今後は既存のデッキリストに固執せず、1からデッキを構築していくことにもっと挑戦したいなー楽しみたいなーって気持ちです。とはいえJCSも行けない人間なので、オフシーズンだしゆったりしようかな。

練習会等ありましたら是非お誘いください!

最後に

今回のCL、かなりたくさんの方にお世話になりました!
チムメンのたるたるにはCL前日に練習にみっちり付き合ってもらい、当日もお互い勝数を重ねていって負けらんねえって気持ちで臨めました。本当にありがとう。
あいこう氏にはDMで延々と構築相談を持ちかけたし、発売直後から練習してもらった五反田の皆さんや、練習会にお誘いいただいたありまさんどんぐりさんをはじめとした嵐の皆さんには特に感謝しております。
CL終わりの飲み会にも参加できて楽しかったです❤️‍🔥

それではまたどこかで〜

※不採用カードとか札幌旅行記とか気が向いたら追記します。

追記①:スクランブルバトル

Day2に進出できなかったため4日はスクランブルバトルに同じデッキで出て5-2でした!(ドラパルトに2勝2敗、それ以外はハピナス、カウンターカイナ、ミライドンに勝ち)
ドラパルトに2回負けました😂
1回はオーガポンだけで3ターンほど過ごし、もう1回はナンジャモで必要札引けずでした。しかしどちらも山札圧縮し、いくつかの当たり札のうち1枚を引ければ勝ちという状態まではいけたので、反省して改善していこうと思います。
ポケカくじで特賞を当て、さらにそこからミュウHR出たので大勝利です✌️

追記②:Day2進出・シティ優勝/入賞デッキ

5月6日でシティも終わりですが、そのシティやCL札幌にて同系統のライコでシティ優勝/入賞だったりDay2に行かれている方がいらっしゃったのでこちらでいくつか引用させていただきます。
自分以外にも握ってる方いて感動してます。なんなら自分の投稿を参考にアレンジして優勝された方もいるみたいで、感無量です。まさかポケカやってて自分のレシピ参考にされる日が来るとは。
Day2進出やシティ優勝・入賞おめでとうございます!
そしてやはり、シクボ、強い。
そしてこのタイミングでシティ出られないのも、Day2いけなかったのもやっぱり悔しいよ~~~

追記③:YouTube紹介

いくつかのYouTubeチャンネルでもライコ×オーガポン草のギミックが取り上げられていましたので、こちらで紹介します。
シティ優勝の影響がやはり大きいですね。随時追記していっています。

サーニーゴch

ササキヒロムch

はるn

アドバンテージYouTube店

あそビバ!ちゃんねる!

かわのそばちゃんねる


追記④:ONC

今年一笑いました。ありがとうございました。

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