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【英日対訳】#米議会襲撃 アメリカのアイスクリーム製造大手『B&J』が自戒を込めて発した抗議メッセージ|2021.1.8

はじめに

米アイスクリーム大手『ベンアンドジェリーズ』 @benandjerrys が #米議会襲撃 に抗議して1/8に8編の連投ツイートを投稿しました。

『B&J』の共同創設者らはいずれも白人のため、白人経営企業から強い抗議のメッセージが発信されたと、アメリカ本国では大変話題になっています。

が、日本では店舗型のアイスクリームといえば「サーティーワン(Baskin Robbins)」しかよく知られていないせいか、この歴史的なツイート(声明も別途発出)は日本のメディアでは殆ど報じられていません(個人で確認したところでは今のところ全くなし)。

そこで、翻訳発信してみることにしました。

ソース

メディア報道

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和訳

1/ “昨日のあれは抗議ではない。白人至上主義を掲げるための暴動である。“
2/ “あれは、そうすることが「可能」だからこそ起きた。その大部分が白人の叛乱者たちは、我々の民主社会の中枢をほぼ自由に、何の責を追うこともなく徘徊した。これが可能だったのは、彼らが白人だからに他ならない。彼らが黒人でも褐色でも先住民でもないからこそ「可能」だったのだ。“
3/ “議会下院や上院の演壇にまで辿り着いた白人の暴徒の一人が、実際に数分前まで副大統領が鎮座していたその椅子に座ることができたのは、まさに白人特権の究極的な体現といえよう。“
4/ “昨日我々は「二つのアメリカ」を経験した。一つ目のアメリカでは黒人投票者によって記録的な投票率を記録し、ジョージア州から初めて黒人系とユダヤ系の上院議員が選出され、アメリカの民主主義の最良の形が示された。“

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5/ "二つ目のアメリカでは、大統領によって助長され、その大部分を白人が占める暴徒らによって、自由で公正な選挙結果を覆すべく、我々の民主的な議会が暴力的な侵攻を受けた。政府転覆の試みは失敗に終わったが、アメリカの民主主義は危機に瀕した。“
6/ “この両方のアメリカが我々白人社会の姿である。黒人系や褐色系の人々は長きに亘りそう正しく認識してきた。我が国の建国以来、彼らは昨日の暴動で如実に示された現実ー白人による暴政ーに直面してきたのである。我が国において白人至上主義を助長してきた要因は、これに対する二重基準にある。”
7/ “この両方のアメリカが(現在の)我々なのである。昨日の出来事にどう対応するかによって、我々がどのアメリカになるかが決まるといえよう。”
8/ “辞任、弾劾、修正25条…一日たりとも待つことまかりならない。“

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