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命乞いフェチ向けの命乞いオンリー即売会「いのけっと」の思い出

※この記事は12月20日に更新しました。「11月分の記事」の更新完了が大変遅くなってしまって、本当に申し訳ございませんでした。

※以下の記事は、2013年4月と8月の『二次元ドリームマガジン』に掲載されたコラムを合わせて編集したものになります。

特種な性癖に関する話題になっています。


さまざまな同人誌

『仮面ライダーアギト』に登場した「仮面ライダーギルス」は、仮面ライダーなのにくちを開けることが可能で、雄叫びをあげるシーンが特撮ファンを驚かせました。

それを受けて、仮面ライダーギルスが変身後の姿でセックスをするBL同人誌では、

この本(サークル観覧舎さん)

ギルスが口を開けてベロチューするという濃厚なキスシーンがあり、なるほどと思いました。

 

副読本

そんな感じで、コミケでは多種多様な同人誌が頒布されています。

たとえば『関○援交 副読本』は、制作者が逮捕されたアレのファンブック。

2005年の夏コミで購入

題材が題材なのですが、筆者は自分が愛するビデオへの想いを可能な限り言語化して伝えようとしており、奇妙な真面目さすら感じる本でした。

 

香水

また、コミケ以外にも、ジャンルを限定したさまざまなイベントが開かれておりまして……。

たとえば、抱き枕オンリーのイベント「俺の嫁」では、「抱き枕に合う香水」を論じた同人誌が出ていました。

まくら・でみーるさんの2009年~2010年の本

これによると、『けいおん』のムギちゃんの抱き枕に合う香水はカルバン・クラインのエスケープだそうで、

「最初はその独特な香り立ちに当惑させられるものの、いつしか困惑は安堵に代わり、初めは挑発的とも感じられたその香りに包まれて心はなごみ、くつろいでいる自分を発見する^^ これぞ『日常からの逃避』を意味する『エスケープ』の魔法というべきか。
ちょうどたくわんちゃんのような、非常に育ちの良い上品なお嬢様が、心を許した相手にだけふと見せる、セクシーで淫らな表情のようなものを想像させてしまう、抱き枕用フレグランスとして他の追随を許さない名香

などと熱く語られていて、抱き枕の香りへの情熱がスゴイです。

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