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2017年の漫画『JINBA』『U19』『原始人彼氏』の思い出

過去に雑誌に書いた文章の再掲載になってしまい、申し訳ありません。
以下は、2017年の『二次元ドリームマガジン』で、その頃の漫画について書いたコラムになります。

『JINBA』

2017年、『週刊少年チャンピオン』に『JINBA』という全8週の短期連載が載りました。

競馬漫画で、主人公の馬は「上半身が人間」になっており……。

『週刊少年チャンピオン』2017年11号

だいたい見たまんまの出オチ漫画です。

「人間と馬の血を引いた」という説明でサラッと流されているのですが、主人公は意思や人格があるのに馬と一緒に育てられていて、人権とか平等とか色々と気になります。

しかし、半分は人間なのにやたらと馬糞を垂れ流すのは、普通に汚らしかったです。

『週刊少年チャンピオン』2017年11号

ともあれ、短期連載は予定通りに終了。
最終回の最終コマまで「ここでウンコすなぁーっ!!」「ブリブリ」というオチで終わりました。

その『JINBA』が、正式な連載となって再スタートすることが決定。

『週刊少年チャンピオン』2017年33号

まさかこの漫画が帰ってくるとは、正直、微塵も想像しませんでした。

短期連載からの昇格ということで、実は人気があったのでしょうか?
やはり『コロコロコミック』の編集者が言うように、男子小学生はウンコに惹き付けられるというのが、真理なのかも知れません。

 

『U19』

『週刊少年ジャンプ』は、通常、10週ごとに3本ほど連載が終わって、3本ほど新連載が始まる……くらいのサイクルです。

しかし、2017年、一挙6本の新連載がスタートする「新連載6連弾」という企画がありました。

『週刊少年ジャンプ』2017年9号(第1弾は『ぼくたちは勉強ができない』)

その6本の新連載の中で、もっとも早く打ち切られたのが『U19』です。

「19以下」というタイトル通りの17週打ち切りでした。

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