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『アナコンダ vs 殺人クロコダイル』でワニに食われるクソ女が好き

この記事は2月9日に更新しました。マガジンとしては「1月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。

サメとタコの合体

『異世界喰滅のサメ』

『コミックヴァルキリー』で2020年から連載中の『異世界喰滅のサメ』では、第1話からトリプルヘッドでオクトパスな巨大ザメが登場します。

ニコニコ静画

2010年の『シャークトパス』、2015年の『トリプルヘッド・ジョーズ』といった人気サメ映画のオマージュと思われます。

 

『MONSTER SHARK』

2010年の『シャークトパス』は、1984年の『MONSTER SHARK』という映画のリメイク的なもの(?)らしいです。

※『MONSTER SHARK』について
日本では、『死神ジョーズ 戦慄の血しぶき』という邦題でビデオ化されて、レンタル屋さんに並んでいました。
その後、DVD化されるときは、なぜか『ジョーズ・アタック2』という邦題になりました。

『ジョーズ・アタック』という邦題の映画とは、全くの無関係。
しかも、『ジョーズ・アタック』よりも『ジョーズ・アタック2』の方が古いという、ややこしいタイトルになっています。

ともあれ、サメとタコを合体させた映画としては、『MONSTER SHARK』が早いようです。

この映画、怪物の姿があまりハッキリ見えないのですが……。

(『ジョーズ・アタック2』より)

当時は、現代ほど「サメ映画」が大きなジャンルになっているわけでもなくて、「サメをベースにタコの要素を足した」というよりは、「新種の海洋モンスターがサメやタコの特徴を持っている」という感じかも?

 

『とっても少年探検隊』

その『MONSTER SHARK』がイタリアで公開されたのが1984年9月らしいのですが……。

それと関係あるのか、1984年5月15日発売の『週刊少年ジャンプ』にも、サメダコが登場しています。

週刊少年ジャンプ 1984年24号(あろひろし『とっても少年探検隊』)

『MONSTER SHARK』が1989年9月公開なら、その少し前で……。

  1. 『MONSTER SHARK』の事前情報として「サメ+タコ」の話は入っていた

  2. 『MONSTER SHARK』とは別に「サメ+タコ」の元ネタがある

  3. あろひろし先生ご自身のアイデア

などなど、どういうアレなのか分からなくてごめんなさい。

『MONSTER SHARK』(上)&『とっても少年探検隊』(下)

同年だし、なんとなく映画の影響なのかなーと思っていたのですけど……。

生き物2種の組み合わせですし、アイデアとしては、漫画でも冒険小説でも、もっと古いものがあってもおかしくはなさそうです。

とにかく、よく知られている『シャークトパス』よりもかなり前、80年代には立派なサメダコが『ジャンプ』に載っていたという話でした。

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