初めてのキーボード組み立て/今年買ってよかったキースイッチ【キーボード #2 Advent Calendar 2023】
この記事は、キーボード #2 Advent Calendar 2023 の8日目の記事です。
昨日の記事は千葉千夏さんの「自作キーボードを始めた私のビフォーアフター」でした
締めの言葉にて、そういうフォーマットで書かれているということは認識しつつも、うわ~~~~~~やばい!!良い感じの記事書けるかな・・・となりました
(楽しみにしているとの旨書いていただきました、ありがとうございます!)
自己紹介
本題に入る前にnoteで自己紹介的なことをしたことがなかった気がするのでしておきます。
五虎すばるです。だいたいTwitter(現X)にいます。
音楽をやったりやってなかったりが本命(のはず)です。
noteのプロフィールでも「ケモノといい感じの暮らしが好き」と書いている通り、Twitter(現X)はケモノというジャンルはもちろん、いい感じの暮らしに関する物やガジェットなんかの話、音楽の話をしたりなどしっちゃかめっちゃかです。
しっちゃかめっちゃかすぎて、せめて家とかガジェット関連の話題だけでもアカウントを分けようか悩んでいます。
今回初めてアドベントカレンダーに参加するということで、偶然にも今年が初めての体験となったメカニカルキーボードの組み立てで思ったこととか、今年使ってみて良かったキースイッチを紹介してみようと思います。
(ちなみに自作ではなく、作られたパーツを組み合わせての組み立てとなります)
メカニカルキーボード、ついに組み立てへ
はじまり
実はメカニカルキーボード、きっかけはREALFORCEのあの大きさをもう少しコンパクトにすることができないか、ということで手に入れたのはRazerのRAZER BLACKWIDOW V3 MINI HYPERSPEED。
(そういえば記事も書いてました)
たくさん触るうち、このレイアウト不便だな・・・?となり、IQUNIX、Keychron、NuPhyとメカニカルキーボード、特に75%レイアウトのものを渡り歩くことに。
上に今まで使ってきたキーボードを載せてますが、ここまでお読みになった方でメカニカルキーボード方面に詳しい方ですと、こいつ組み立てるタイプのキーボードを買ったことがない・・・?とお気づきになるかと思います。(Keychron Q1はギリギリベアボーン(組み立て式)もありますが僕が手に入れたのは組み立て済みのもの)
そうこうしているうちに出てきたのはこのキーボード。
Meletrixから今年発表、発売されたZoomシリーズの75%レイアウト版、Zoom75でした。
(このZoomシリーズは過去に65%版やテンキーレス版も出ています。)
僕は遊舎工房の4月ごろに行われていた第1弾のGB(グループバイ)で注文したものです。
(12/7(木)現在、遊舎工房ではまだ注文を受け付けている模様)
選んだ理由
75%キーボードは今や市場にたくさんありますし、有線のみ、有線/無線対応のものなど種類は様々でしたが、無線機能がついたものについては海外から購入したものだと技適に対応しておらず泣く泣く使えないという壁にぶつかっていました。
上にあるIQUNIX A80なんかがまさしくそれで、その事実を知ったときは非常にショックを受けた記憶があります。
でもこのZoom75は遊舎工房経由でGBに参加すれば、遊舎工房の方で技適を取得してくれるとのこと、それが決め手でした。
それほど技適に関しては気持ち的にセンシティブになっていたのでこれは本当に救いの手だと思ったほどです。
カラーリングも非常に豊富でNavyにするかSky Blueで悩んだりもしました。
こうしてGB終了後は10月くらいまで待って、ついにZoom75を組み立てることに。
組み立てを見るだけと、実際に組み立てることとの違い
実はZoom75を見つけるまでにいくつものメカニカルキーボードが組み立てられる様子を主にYouTubeで見てきました。
主に見ていたのは韓国の3ildcatあたりでしょうか。
今思えばたくさん組み立ててるからそりゃ慣れてる、と思えるのですが、割とこういう感じで簡単に組み立てられたりするんだな・・・僕も割とこんな感じでいけるかも・・・とか思ってました。
(もちろん難しそうと思うものもありましたが)
そうして実際に組み立てて使ってみた様子はVLOGで投稿してます。
丁寧なことに工具類もキットの中に同封されていて、めちゃくちゃ丁寧なキーボードの組み立てセットだ・・・と思ったのが第一印象。
Meletrixが掲げる「すべての人にマニアレベルのキーボードを(直訳)」というのが伝わってくるような感じでした。
しかもこのキーボード、実はMeletrixが公式で組み立て動画を投稿してくれていたためかなり助かりました。
初めてのキーボード組み立てがこれで良かった・・・
実際の組み立てに入り、Twitchで配信しながら、組み立て動画を見つつ、組み上がってタイピングテストをするまでに実は5時間くらいかかりました。
そこそこ「えっみんな最初ってこんな感じなん・・・!?」ってくらい時間かかってびっくりです。
でも個人的には初めての体験として非常に楽しかったし、こうしてプレミアムなメカニカルキーボードをこうして自分の手で組み上げられたのは良い思い出になったと感じます。
しかも色が良い。
落ち着いた青色が非常に好きで、NavyかSky Blueで迷ってSky Blueにしましたが、使ってみるとこれくらい明るめな水色感が素敵です。
(NavyはNavyで良いため追加で買うかちょっと悩みます・・・)
こうして初めてのメカニカルキーボード組み立てとなりましたが、これのためにスタビライザーはちゃんとルブをしよう、とか中のフォームは丁寧に・・・とか、自分で組み立てるからこそ細かいところまで頑張ろうと思えたのは良い経験だったかなと思います。
組み立て済みのものを使うのもいいですが、メカニカルキーボードが好きという方はやっぱり一度でもいいから自分で組み立てるものを買ってみるのもおすすめ、と今なら自信を持って言えます。
Zoom75に使ってるスイッチ
キーボード自体も良いですが、やっぱりメカニカルキーボードの世界においてかなり楽しいのではと思うのがキースイッチ。
Zoom75を組み立てたら絶対これを使おうと決めていたのはMeletrixの親ブランドであるWuque Studioから出ているWS Morandiです。
(遊舎工房でも買えます)
これはZoom75が楽しみすぎて打鍵感だけでも・・・と思ってすでに持っていたNuPhy Halo75につけて遊んだりもしていました。
実際にZoom75につけてみると
うわ~~~~~~~~~!!!!!!!最高や!!!!!!
となるほど良い打ち心地。
コトコトって音実在するんだ・・・ってくらい感動しました。
よく聞くちょっとピッチが高めな打鍵音ですが、このキースイッチに関してはかなり下がって明らかに音が違う!!!ってなると思います。
それくらいびっくりしました。
割と重めのスイッチなのですが重さを気にさせないくらいに音が良い。
音に関しては本体に仕込んだフォームのおかげでもあると思いますが、このZoom75のために作られたものでは・・・?と思うくらいに素敵な音を出してくれます。
その後はいろいろ楽しみたいタイプなのでWS Morandi以外のスイッチも試しました。
それでもWS Morandiに帰ってくるとこれだ・・・という感情が湧き上がってきます。
組んで良かった。
初めてのキーボード組み立てでしたが本当に楽しかったです。
今年買って良かったキースイッチ
上記を踏まえつつ、ここからは今年買って良かったキースイッチをいくつかご紹介いたします。
詳細なスペックなどについては製品ページを見ていただいたほうが早いのでここに記載するのは僕が個人的に思ったことのみになります。
スイッチの名称とリニアかタクタイルかの記載をします。
もちろんWS Morandiもあります。
(いろんなショップで売ってるとは思いますが、今回僕はすべて遊舎工房で購入していたため遊舎工房のリンクにて失礼いたします)
Durock White Lotus(Tactile)
多分メカニカルキーボード沼にハマって初めてのタクタイルスイッチだったと思います。
展示されていたTofuシリーズのキーボードにこちらが組まれていたため触ってみたところ、かなり素敵な打ち心地でその場で90個買おうと思いました。
サクッと入る感触が素敵。
音については変に特徴がある感じもなく、といったところ。
実はタクタイルスイッチはクリッキーのものとまではいかないけど結構カチカチするんかな・・・とか思っていたのですが、これくらいの音なら他のタクタイルスイッチも試してみようかなと思えたので良かったです。
ピンクと白のカラーリングもかわいくてナイス。
今でも時々これに変えて楽しんでいます。
Durock Splash Brothers(Linear)
スピード軸のスイッチということで反応速度が早くてゲームとかするのに向いている的なスイッチ。
まず色が個人的にドンピシャでした、青と黄色の組み合わせが良すぎる・・・
音については軽快な音、タイピングをたくさんする作業をしてても疲れにくい気がします。
実用性的にはかなり上位に入るのではと思うスイッチでした。
そして実際にゲームでも使ってみました、主にVALORANTとApex Legendsをプレイ。
特にVALORANTは攻撃の際、敵にエイムを合わせるには静止することが非常に重要となるのですが、他スイッチより明らかにすぐ止まってくれる感覚があってほんのり成績が上がった感触がありました。
反応速度関連はめちゃくちゃゲームが上手いわけではないので結構迷信かなーくらいに思ってたのですが、これは試したかいがありました。
バラ売りもしててめちゃくちゃ安いので、これは非常におすすめ。
NuPhy Night Breeze(Linear)
(遊舎工房が売り切れているので公式サイトの方も載せておきます)
これを初めて使ったのはNuPhy Halo75発売当時だったのですが、いろんなスイッチに変えてみつつ戻ってくるのはここ、といったくらい良いスイッチでした。
色は透明な水色に黒と、ちょっと海の生き物的な雰囲気を感じるなと思ったり。
音としてはそんなに変わり種といった感じではありませんが打ったときの感触が良いと思います。
ただ個体によって音がほぼ気づかないくらいのレベルでちょっと違うみたいなことがあったりするので、敏感な人は注意が必要かも(もしくはルブし直しても良いかもしれません)
今はV2となっているため実際の打鍵感等はどうか不明ではありますが、結構スタンダードなスイッチとして使えるのではと思います、万能選手的な。
CherryやKailh、Gateronの赤軸とか茶軸もいいけどほんのり・・・ちょっとだけ味変したい・・・みたいな感じになったらおすすめしたい
WS Morandi(Linear)
いろいろ触って今年一番はこれだなと思います。
上記の他スイッチと比べてちょっと重めなのも理由かもしれませんが、まろやかな感触があります。
ロイヤルホストのコーンスープを飲んだときのようなコクがあるというか、濃厚な感じです。
色についてはオールホワイトという潔さ。
3Dのオブジェクトでテクスチャを貼る前の真っ白な状態になっている物とかありますが、個人的にああいうのが結構好きなのでこのスイッチはそういう雰囲気を醸し出していたのが良かったです。
音に関しては単体で触ってても結構低め。
フォームとかプレートで音対策をしっかりしたキーボードで使うと効果抜群かもしれません。
しかもびっくりするのが35個入りで2,200円とかいうびっくりプライス。
ここまで書いた4つのスイッチで最安値はDurock Splash Brothersなのですが、それを踏まえてもこの値段はビビります。
こんなに良い音しててこの値段だいぶおかしい。
重めなので好き嫌いは分かれますが一度試してみる価値はあります。
弱点があるとするなら、バラ売りしてないので35個入りのものを買うしかない、くらいでしょうか。
キースイッチの収納について
余談ではありますが、キースイッチは実際全面に使うとなると90個近くを買う必要があるので自動的に収納も必要になります。
そこで思いついたのがIKEAのSKADISシリーズの容器。
僕は普通の有孔ボードを立て、SKADISシリーズはそのままだとかけられないので下の画像のようなアダプタを作ってそこにSKADISの容器をかけてます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。短いかな・・・長すぎるかな・・・という悩みはありましたが思いつく限り良かったということを伝えるために書いてみたので少しでも伝わっていると幸いです。
また、実はもう次の組み立てるタイプのキーボードをどうするか考えてます、65%レイアウトに再び挑戦しようかなといったところ。
他にも推してるクリエイターのキーキャップ買おうかな・・・どうしようかな・・・とかとかとか、沼はまだまだ続きます。
明日はぎーくらびっとさんの「オリジナルプロファイルのキーキャップセットを作ろう」の予定です。
キースイッチと同じくキーキャップもキーボードの顔となるためこの話は非常に気になりますし楽しみです・・・!
この記事は、
Meletrix Zoom75
-WS Morandi Switches
-WS PBT Blue Oasis Keycaps
で書きました。
Zoom75は遊舎工房でまだ注文できそうなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
(ちなみに、同じく遊舎工房で販売しているAkkoのCoiled Cable BlueがZoom75のSky Blueと色味がほぼ同じでマッチング感がやばいです。よかったらこちらもぜひ)
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