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Lala

星 sei

小学生の頃に誰かに教えられて、ずっと覚えていることがある。いま見ている星の輝きは何億光年前の輝き。遠くまで輝きを伝えるには時間が必要で、だからいま目に見えている星は本当は残像でもう存在していないかもしれない。いま肉眼で見えている赤い星は相当おじいちゃんだから爆発している可能性が高い。どうしようもない日とかにそう考えて星を見るとなんだか勇気が湧いてくる。

社 yashiro

実は高校二年生の頃から御朱印を集めている。今年の夏は兵庫に帰省しもしたし、帰りに京都にも寄ったからたくさんの御朱印を集められた。一番行きたかった八坂庚申堂。色鮮やかなお手玉にお願い事を書いて括る。かわいいな。インスタバエが湧きそうな場所。御朱印ってスタンプラリーみたいな感覚で集める人が多いけれど、本当はお守りなんですよ。

故 furusato

兵庫のど田舎にあるおばあちゃんち。夜に六畳一間の和室で眠る。ここ、昔は一おばあちゃんが使っていた部屋。黄色い豆電球。そこからぶら下がった眠りながらでも電気が消せるように全くインテリア性を無視した靴紐みたいなロープ。目の前を小さい蟻が通った。ああ、おばあちゃんちだなあ。

文 Fumi

長い文がどうも苦手で、書くときも読むときも長い文を強要されると狼狽えてしまう。気がそがれる。難しい専門用語や言葉をずらりと並べることは確かに賢そうに見えるし、実際に賢いのかもしれないけれど、それって伝わる相手、限られてくる。端的にストレートに相手に伝わる文章。これがわたしには心地いい文章。

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