耽美
世の中に耽美なものはどれくらいあるんだろう。
絵画についてはきっとわたしが死んでも見切れないたくさんの作品があって、その中には世の中に出回らず何処かの倉などにしまわれ、あるいはもう誰も踏み入れていない場所に置いてけぼりで忘れられているものもあるだろう。
むかしの芸術への理解が今よりもない時代、名門の芸術一家でも無ければ何にでも無いけれど作品を作り、それを隠しながらひたむきに生きていた人は多いと思う。
両親共に官僚のエリート一家に生まれて芸術に目覚め、志すも親の理解が得られず自分の感性を評価される場も設けられない、そんな人も居たと思う。
先代のそんな人たちが自分の中で自分の作品をゆっくり愛で慈しみ密かに楽しんでいたことを思うといぢらしくなってくる。
行きたい美術館や展示がたくさんある。
死ぬまでに網羅できたらいいんだけど…
わたしは毎月決まってその月の気分と感覚で花と絵を替えるんだけど、今月は植物を題材とした絵を飾っていましたなあ。
こうやってみるとムンクの叫びが浮いてて少し笑けてくる。
絵を見ること音楽を聴くこと、生活の一部に入れるとこんなにも心地よい。
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