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カシミヤ混バスケットストール生産者インタビュー①株式会社アイネックス

株式会社アイネックスの特徴


内外の有名ネクタイブランド、ファクトリー、そして機屋に精通し、海外ブランドの輸入販売、オリジナルブランドの企画・開発・生産を展開する国内有数のネクタイ企画・製造メーカーです。
OEMを手がける傍ら自社オリジナルブランドのコレクションも充実。ネクタイに限らず総合ファッションブランドのエージェントとして輸入販売・企画・生産まで広がっています。

カシミヤ混バスケットストールの素材について


バスケットストールの素材は、カシミア50%ウール50%です。
カシミアは内モンゴル自治区の標高が高く、厳しい自然環境下で生息している野生に近い状態で育てられた山羊の毛を使用。ストレスが少なく育った山羊の繊維が強く質の良い毛が特徴で、1頭から約100g程度しか採取できないため、大変希少性の高い、貴重な素材で、軽くて暖かい素材です。

内モンゴル-標高4000M程度_

ウールは、政府がミュールジングを禁止しているニュージーランド産の羊から採れたウールを使用。

NZ_牧場2

ミュールジングとは、羊へのウジ虫の寄生を防ぐため、子羊のうちに臀部の皮膚や肉体の一部を切り落として育成する方法です。
動物愛護の観点から、ミュールジングウールを使用せず、羊本来の自然のままのやさしい飼育方法の羊から得られる希少価値のウールを使用しています。

原料を糸へ

生地生産

カシミヤ混バスケットストールのこだわり


ニットセーターのように伸縮性を持たせた織り方により、ボリュームが程よく出て、ふわっと柔らかい肌触り。大判なのに軽く感じ、首元に巻きやすく暖かい、バスケット調の織り柄がやさしい雰囲気の大判ストールです。
1枚1枚職人の手により微起毛に仕上げた贅沢な1枚で、アウターの上からでも巻きやすいしなやかさが特徴です。

ストールWEB用

これからの取り組み


サステナビリティを考える上で、1つに「水」問題があります。製品を生産するときの衣類の染色などで水が多く使われます。水の大量消費だけでなく、河川の水質汚染も懸念されます。
色を染めずに使える場合は、積極的の染めることをやめ、そのままの自然な色を生かせるようにしていきたいと考えています。
また、原材料が全くどこから供給されているのかわからないのではなく、トレーサビリティを明確にし、ミュールジングウールを使用しないなど、動物愛護の観点でも取り組んでまいりたいと思っています。