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休職して一週間の様子

 なんとなく、noteを2日前に始めて、温かいコメントをいただき嬉しかったです。ここでは、休職してから一週間の様子を振り返ります。


休職して得られた3つの安心感

 休職して一番大きく感じたのはが解放されたような安心感でした。内容は大きく3つです。

  • もう電話対応をしなくてよい安心感

  • 夜寝られなくても大丈夫という安心感

  • 薬がある安心感

もう電話対応をしなくてよい安心感

 休職を言い渡され、家に帰ったときにまず感じたことは、職場を離れるとミスをする場もなければ、保護者の方からの叱責の電話に対応しなくてよいという安心感でした。「誰にでもささいな失敗はある。失敗を繰り返さない努力をしたらいい。」と思って仕事をしてきました。しかしながら、この一年間、電話をきっかけに、失敗をする自分を嫌いになり、自分の失敗がだんだん許せなくなっていきました。「いつ何時でも、いかなる失敗も許されない。失敗をする自分はだめなやつだ。」という強迫観念にも似たような思いから少し離れられた気がして、ホッとしました。

夜寝られなくても大丈夫という安心感

 休職前は「明日も6時間授業だから、早く寝ないと。」と寝られない状態に焦りを感じていました。休職してから、薬を飲んでもなかなか寝られない日もありました。しかしながら、「明日は休みだから、睡眠不足のために動けなくても大丈夫。」という安心感が得られました。寝不足のために集中力が不足して、失敗してしまうという恐怖も無くなりました。

薬がある安心感

 薬の処方前は、「今日も寝られないかも。」という不安と焦りがいつもありました。しかし、薬の服用を開始してから、「薬があるから大丈夫。」という安心を感じるようになりました。いつかは薬を飲まなくても寝られるようになりたいです。

睡眠時間の確保と体へのある影響

 睡眠時間がとれると体にいい影響が見られるようになりました。ここでは変化をお伝えします。

  • 薬の服用による睡眠時間の確保

  • 涙の回数の減少

  • 和らいだ「死にたい気持ち」

薬の服用による睡眠時間の確保

 以前の睡眠時間は1~2時間程度で、トイレに2~3回は起きていました。現在では1日6時間も寝ることができるようになりました。さらに、夜中にトイレに起きることが1回も無くなりました。感動です。安定して6時間起きることなく寝られるのは本当に久しぶりのことでありがたいかぎりです。

涙の回数の減少

 睡眠時間の確保に伴い、泣く時間も回数もぐっと減りました。以前は毎日3~4回は涙が出ていました。今では、1日1回あるかないかまで減少しました。泣いてしまうと、それを見た家族に動揺を与えてしまいます。泣く回数が減ってホッとしました。

和らいだ「死にたい気持ち。」

 「死にたい気持ち。」があるということは、誰にも言ってきませんでした。迷惑をかけることが明白だからです。「この世の中から消えてしまったら、楽になる。」という気持ちはまだ消えませんが、ひどい時に比べると非常に和らぎました。睡眠がとれたおかげで気持ちに余裕ができたのだと思います。

なかなか改善されない症状

 休職してから良い影響もたくさんありましたが、まだまだ辛いこともたくさんあります。

  • 体が重すぎて動けない罪悪感

  • 粘り強い動悸

  • 仕事を途中で放り投げた自責の念

  • 24時間伴う吐き気と悲惨な食事事情

体が重すぎて動けない罪悪感

 朝起きると体が重くて動けません。調子が悪い日は昼になっても、体が岩のように重く硬く動けませんでした。夕方になってやっと布団から出る日もありました。「みんなは朝早くから働いているのに、自分は布団から出ずに怠けている。」という罪悪感ばかりが頭の中で湧き上がります。それは、自分の価値の無さへの実感に変わっていき、布団の中で、とても辛い気持ちでした。

粘り強い動悸

 睡眠時間の確保が涙の回数を減少させたのですが、動悸はおさまりません。つい仕事のことを考えてしまうと動悸がします。考えていないときにも、ふいに動悸がして息苦しくなります。代替の教員の方が来られたときのために、休みの日にこっそり職場の荷物を回収してきました。(管理職の先生にもそうするように言われていました。)そのときには動機めまい立ち眩みに苦しみました。荷物を運ぶだけなのに、胸が非常に苦しかったです。

仕事を途中で放り投げた自責の念

 今までどんなに苦しくても、年度途中に仕事を放棄することはありませんでした。任された仕事を最後までやり通すことが責任感があるということだと感じていたからです。ですが、私は、今回仕事を途中で放棄しました。子どもたちにも保護者の方にも、他の教員の方にも多大な迷惑をかけてしまっているという自責の念が苦しいです。放棄してしまったのだから当然のことですね。

24時間伴う吐き気と悲惨な食事事情

 休職する前から始まった吐き気と食欲の低下。食べることが大好きだったため、すぐに改善されると思っていました。しかしながら、吐き気が収まらず、食事も喉を通りません。大して食べれていないのに、何か喉に詰まっているような感じがします。1日の食事量はおむすび1つ程度。休職してから1週間、まったく動かない生活をしているのですが、体重は3キロ落ちました。大好きだった食事が楽しみではなくなり、億劫なことになってしまいました。

家族のありがたさを感じた話

  • 変わらないでいてくれる夫

  • 一緒に泣いてくれる家族

変わらないでいてくれる夫

 夫は私がどんなに食事を残しても、急に泣いていても、動けずに固まっていても、普段通り接してくれます。泣いているときや固まっているときはすぐに声をかけて、そばにきてくれます。本当にありがたいです。とても救われています。

一緒に泣いてくれる家族

 先日母や姉が会いに来てくれました。仕事のこと、体調のこと、辛かったことをしっかり聞いてくれて、休職していることも励ましてくれました。私が泣いたときには、一緒に泣いてくれました。私のことを大切に思ってくれる人がいてくれて嬉しいです。

終わりに

 休職して1週間たち、少し動けるようになりました。多くの人に迷惑をかけていて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが、私の仕事は体調をよくすることです。今の目標は食事をしっかり食べられるようになることです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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