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ドライビングシミュレーターを使った脳波測定の見学会に参加しました!

こんにちは!トヨタコネクティッド株式会社 先行企画部 新ビジネス開発GのY_Yuです。

本日は1/22に先行企画部のメンバーでDeloitte Tohmatsu Innovation Park(丸の内)に訪問し、ドライビングシミュレーターを使った脳波測定 の見学会に参加してきましたので、その時の様子を簡単にご紹介します!

Deloitte Tohmatsu Innovation Park 施設情報はこちら

Deloitte Tohmatsu Innovation Park」にはフィジカル空間とバーチャル空間を融合させた本格レーシングシミュレーターが備えられています。

このシミュレーターを用いて、デロイトアナリティクスの研究開発部門では、脳波を用いたニューロテクノロジーの応用研究を推進しています。
ニューロテクノロジーを「人の行動の背後にある潜在的な情報=暗黙知」を可視化することで生まれる新たなコミュニケーションを提供する手段と捉えて研究を推進されています。

(参考)ニューロテクノロジーによる研究開発:


実際のレーシングカーと同じ構造の座席、6つの自由度の制御機構により
コース上の車体の動きをリアルに再現している

現在デロイトアナリティクスでは、没入感のある運転体験が提供できる「球面型レーシングシミュレータ」を使って、プロのレーシングドライバーの運転中の脳波を分析する研究を推進しているとのことです。

見学会の冒頭では研究内容についての共有をしていただきました。
ドライバーの集中状態を科学的に解析し、運転特性との関連についての相関関係などを明らかにするために実施した実験においては、テスターとして参加したプロドライバー2名の車体速度や運転操作などドライバーの外部状態が非常に良く似ており、内部状態の変化や差異に注力して実験を進めることができたと教えていただきました。

見学会の後半では実験の際に使用したシミュレーターを実際に体験させていただきました。前面だけのスクリーンではなく球面体になっているため、より臨場感を感じることのできる作りになっており、本格的なレース体験をすることができました。


映像だけでなく音や振動、ハンドル操作などが非常にリアルで、
実際にレース場を走っているような感覚に!
より本物に近い、レーシングカーのようなシミュレータにも乗らせていただきました。
まだ実験には使用しておらず、これから調整をしていくとのことです。

脳波測定の実験で実際に使用している19電極の脳波計(ヘッドギアタイプ)と、アイトラッカー(メガネ型)の2種類のデバイスの実物も見させていただきました。

こちらで使用している脳波計で使用している電極は剣山型の樹脂素材でできており、先端に特殊なコーティングが施してあるそうです。
これにより着用前の準備の時間を削減し、低い接触抵抗を実現できるそうです
メガネ型のアイトラッカーでテスターの視線の測定も行っているそうです

ユーザーにどんな体験を提供できるか、モビリティの可能性として新しい視点を得ることができ、とても良い刺激を受けることができました。デロイトトーマツのみなさん、ありがとうございました!


社会を変革するチャレンジとして、未来を一緒に創る仲間を見つけませんか?

現在、我々先行企画部では社外のパートナーさんとの連携をすることで新サービスの創出につながる活動として「GLIP Partner Comuunity」という取り組みを行っています。

1ヶ月〜2ヶ月に1回程度、TCのオフィスに社外の参加者とTC社員を集め、「ソーシャルイノベーション」や「社会課題」をテーマに交流会や勉強会などを実施していますので、会社の垣根を越えた知見の共有・協業機会の創出などの機会としてぜひ気軽にご参加ください!

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