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めんどくさがりの映画と犬、その他

 犬が迷子になって、心のどこかに穴が開いたようで、積極的に動くこともなくなって、出かけるなら犬探しでもするかぁ、なんて日々を送っていて、映画なんか見てないなぁ、と思ったんですが、結構見てたよ。
もうTwitterの呟きを乗せるのも面倒なので、写真と日付のみにする!

 9・21『007ロシアより愛をこめて』(MOVIX堺)
 60年代スパイ映画を令和にスクリーンで見れる幸せ。


9・24 万博公園に行く。太陽の塔はデカい、ソフビ買ってしまった。

9・25『女王陛下の007』(MOVIX堺)
 ゴジラ対メガロ並みに再評価がうなぎのぼりの女王陛下。この後奈良で犬探し、途中で信号ぎりぎりでお巡りさんになぜか青い紙もらう。

9・26
 近所で犬の目撃情報あり。喜んだものの、その後進展なし。翌日も捜査に奈良へ。



9・29『007ゴールデンアイ』(MOVIX堺)
 ブロスナンボンドは久しぶりの気がしない。トム・クルーズがやってることはだいたいジャッキーチェンと007がやっていたんだなぁ、と再確認。


9・30 10・1『ジュブナイル』『リターナー』(シネ・ヌーヴォ)
 今月の超大怪獣は『ゴジラ‐1.0』公開を前に山崎監督の初期作品二本立て。劇場で見るのは初めて。VFXの達人、好きなもの詰め込んだ映画だなぁ。

10・1『難病飛行』(シネ・ヌーヴォ)

 難病を発症した主人公の手記が原作。病気に対する家族のリアクションと、養護学校の様子。切ないが、爽やか。協力として山崎貴監督の名前が。

10・3『007私を愛したスパイ』『007は二度死ぬ』(MOVIX堺)


 大掛かりにセットと特撮、そしてアクション。007ってこうでしょ? なお手本みたいな二本を立て続けに見て、プロットの相似を見る。『二度死ぬ』の火山基地の大セットを大スクリーンで堪能。これにて4K007(実際は2K)を制覇。

 10・5『禁じられた遊び』(TOHOシネマズ泉北)


 最終日の最終回に。昨年『それがいる森』でまさかの宇宙侵略映画を撮った中田監督、今回は生き返ったお母さんと生霊のお話でした。エロイムエッサイムでたぶんに悪魔くんも意識していたりするのが楽しい。女優さんのたばこの吸い方の下手さが気になる。

10・8『ジョン・ウィック コンセクエンス』(TOHOシネマズ泉北)

  撃たれても車にはねられても死なな殺し屋バトル。不死身のインフレ化に最後は笑うしかない。クライマックスのパリ階段落ちは爆笑。

10・9『福田村事件』(シネ・ヌーヴォ)
 

 村社会のいやらしさ、残酷さ、集団ヒステリーの恐怖。オラこんな村やだ、と思っても日本にはこんな村ばかりなんですよ。心にズン、とくる映画。

10・11『野球どアホウ未亡人』(シアターセブン)

 十数年ぶりの十三で見る野球バカ映画。もうタイトルで心掴まれる。出演者全員集めても野球チームの人数にならない。だけど野球をやるという、その心意気。

10・13『宇宙大戦争』(シネ・ヌーヴォ)


 超大怪獣イレギュラー上映。シネヌーヴォとの合体企画。プリントは綺麗でした。テンポよくナタール人を迎え撃つ!

 10・21 数年ぶりに和歌山へ。繁華街は死んでいたが、新しい動きが垣間見られた。ミニシアターができていた。


10・22 堺港(みなと)まつりへ。海鮮丼うまかった。
 

10・26 門真、巣本温泉へ。ゴジラタイアップ銭湯を探して、グッズを購入。
 

10・27『ザ・クリエイター創造者』(TOHOシネマズ梅田)


 学校帰りに『シン・ゴジラ:オルソ』を見ようと思ったけど、どうにも時間が余り過ぎる。そこで一本、話題のSF映画を。人間とAIの戦争と共存。いつかどこかで見たSFマインド、とにかくビジュアルで押し切っていく。『宇宙快速船』『スーパージャイアンツ』の映像が!

『シン・ゴジラ:オルソ』(TOHOシネマズ梅田)

 『ゴジラ‐1.0』公開を前に、山崎監督のゴジラ映画セレクション上映。今回は『シン・ゴジラ』のモノクロ版、そして庵野監督とのトークショーをライブビューイングで。梅田の映画館はデカいなぁ。モノクロのシン・ゴジラは不気味さがさらに際立った。美しくもおぞましい夜間シーンよりも、日中、ボーっと立ってるゴジラの黒い巨体が異形感があった。

10・30『月』(シネ・ヌーヴォ)

 『福田村事件』と同じく、ズン、とくる映画。小説家に映像作家、イラストレーター。それぞれ表現者としてなりたいものがあり、日々あがきつつも無冠けな仕事に就いている男女四人。そしてあの忌まわしい障害者施設殺傷事件へ。犯人役『さとくん』の静かに狂っていく様子が恐ろしい。主人公の施設で働く書けなくなった作家、という設定にどこか自分を重ねる。いや、この映画は見ている人間すべての中にいる『さとくん』を見せているのではないか。綺麗事じゃすまないけど、だから現実にしたい。でも綺麗事ばかりで本音はどうなの? この現状に満足してるの? 障害者についてどう思ってるの? と見ている者にナイフのように突きつけてくる。自分はどうだろう。クライマックス、主人公夫婦のささやかな幸せの裏で行われる凶行との比較が実に残酷。

 帰りにボリュウム満点のハンバーグ食べる。

 と、9月から昨日まで16本も見てるじゃないの。途中で犬のことが気になって、二日に一回は奈良に行ったりもしていました。日常を生きつつ、失ったものを探す作業はなかなかうまくいかず、こうして、ネット、SNSで発信するしかないのですよ。ここ最近は『福田村事件』『月』が刺さりました。社会派ですな、どうにも。
 
 早く帰ってきてくれ。と、犬の話に戻る。

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