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「街に惚れる」とは、このことか!~手のひらサイズの港町、伊豆稲取~

なんてこった、パンナコッタである。

一目惚れしてしまったのだ。街に。

気に入りすぎて、あらゆる仕事の会議で街の魅力をのろけるほどに支障をきたしているため、あふれる愛をぶちまけたのがこの記事である。


※愛の告白が恥ずかしいため、若干ほろ酔っていること、ご容赦いただきたい。

何に惚れたのよ?

それがねぇ、なんというか。街が「こじんまり」してるとこなのよ。
とりあえず見てよ、この写真。

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高台から見下ろしてるんだけどさ。
街全体が、一目にすっぽり収まってるでしょ。
この「こじんまり感」
あの入江のくびれとかさ、たまんなくない?何時間でも見てられる。

そんでね、右手には山があって、森や畑を抜けて、左手の海につながっていくのよ。全部あるのよ。自然が。

人口も、たった5000人。ちょうど良い小ささなの。

だから、「小さな小さな、全体。」というのかな。
それを感じられるのが、何より嬉しいのよね。

「なるほどね。」聞き手(←誰)

もっと教えてよ。街のこと。

あぁいいよ~。しょうがないな~。

ここはね、伊豆の「稲取」って街なの。
場所で言うと、伊豆半島の東側。

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東京からは2時間~2時間半くらいかな。
タイミング合えば特急で東京駅から一本で行ける。

街の形はこんな感じ!

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ね。山、森、海が、コンパクトに収まってるの。

東伊豆町ってところに属してて、東伊豆町全体でも1.2万人くらい。
小さな町で、まさに「人間サイズのまち」というのかな。

それでね、とにかく景色が最高でさ。

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バカ広いのよ。

これは細野高原。街の西の方にあって、車で15分で行ける。
東京ドームが26個入る広さで、見渡す限りに草原が広がってる。

”Feel the Geo.”

「地球を感じる」っていうのかな。

太平洋から吹き上げる風がすごくてさ。
風力発電もされてるし、パラグライダーもできる。

「大地の端っこに立ってる。」

まさにそんな気分になるのよね。


もちろん、それだけじゃないよ。

街のあちこちに、海一望の温泉たち。

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こちらは、有名な「浜の湯」さん。(写真お借りしました)
稲取は温泉で有名で、街自体が海に突き出てる形だから、
太平洋を一望できる名湯がいっぱいなの。

こちらは、僕が世界で一番、気に入った露天風呂。

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家族経営の小さな旅館でね。
海を目の前に、満天の星と夜風と。いつまででも入ってられる。
料理もべらぼうにおいしい。食べきれないほどに出て来る。笑

誇りある小粋な港町


そんで、ここは昔ながらの漁港の街。
キンメダイが日本で一番よく獲れる。
刺身、煮つけ、茶漬け、全部うまい。

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こういうのも、超かわいい。笑

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今でも土日は、取れたての魚が買える港の朝市がやってるよ。

そんでね。

そんな港町 稲取を、全身で体感しながら仕事できる隠れ家が、あるのよ~。


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海の目の前に位置するコワーキングオフィス、「East Dock」.
稲取の「つるし雛」っていう伝統行事の展示施設だった空き物件を、学生がリノベしてオープンした場所!


素敵なダイニングもあってね。

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昼はみんなでご飯作って食べるのも良いね。
友達を誘ってワーケーションした時は最高だったよ、もう。

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景色を横目に、仕事に没頭して、

日が暮れてきたなぁって感じたら

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歩いて1分、波止場に飛び出して、

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暮れゆく空を、飽きるまで眺める。

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(仕事にならない。)

「今日も、終わるんだな」って、思う。
自然のリズムに合わせて生きるのがいいね。

そんでね。夜になって、仕事を終えたら(終わってない)、
オフィスで手軽に借りれる電動自転車で移動して。

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これまた素敵なリノベ古民家を、まるまる借りてお泊まり。

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くつろぎすぎ。

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くつろぎすぎ。(2回目)

2階は、鶯色の土壁のゆったりとした和室。

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3,4人がちょうど良くて、マックス6人くらいが泊まれるかな。
この宿も、さっきのオフィスを運営してる人たちがリノベした場所。
絶対おすすめ。

夜遅くなる前に、近くの旅館の日帰り温泉にふらっと寄ったら、
もう、いっちょ上がりだね。

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はい、整いました。
今日も、おつかれさまでした。

稲取は、そんな場所。


手のひらサイズの街で、人と自然のリズムを取り戻す


自転車で回れる大きさで、
人口は顔の見える人数で、
山から海まで全部がある。

手のひらに収まるかのような小さな町に、
めぐり合う命の、すべてがある。

小さいからこそ、全体を感じられる。

それが自分の惚れた理由なのかなって思う。(のろけ再来)

・・・

そんな感じ!

今回紹介したのは、街の魅力のごく一部だし、
一方で、課題も山ほどあると思います。

観光業だけではどうにもならない街全体の少子高齢化に、
コロナ禍で、その観光業さえ、もはや頼りにできない。
観光地としての街のあり方自体を組み替える必要がある真っただ中にいます。

そんな中でも、この街に希望を感じるのは、「生活」。
日々の暮らし自体に、大いなる豊かさ、可能性があること。

例えばイタリアの地方都市では、スローシティや、アグリツーリズモ(農家民宿)、アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)などなど、小さな町の生活そのものを中心に置いた街づくりに、舵を切っています。

稲取にも、その可能性を感じています。
生活そのものに価値を置いた街づくり。

もっともっと、深く知りたいし、
もっともっと、街は良くなると思う。

興味がある人、ぜひ一緒に行こう!

稲取の街をもっと知りたい仲間で、まずは定期的に遊びに行く予定なので、
興味がある人は気軽に声かけてください!

「自分で行ってみるぜ!」って人は、ぜひさっきのオフィスか宿を利用して、この人と仲良くなってください。

宿やオフィスをリノベして、地域おこし協力隊として稲取に移住。
今も稲取で様々に活動している荒武優希さんです。
たくさんの街の魅力やおすすめスポットなども教えてくれます。

高身長、ハンサム、優男という三種の神器を兼ね備えているため、
女性は惚れます。(残念、既婚者です。奥さんも素敵です。)

「高齢化で廃れゆくこの街の未来を変えたい。」

そんな一心で未来を切り開いていて、彼の下の名前の通り、
まさに「稲取の『優しい希望』」を体現している人だなと思います。

・・・

稲取は、本当に素敵な可能性にあふれてるのに、
地方創生に関わる人が、まだまだ少ない状態。
だからこそ、「手つかずの街」というのか、
何色にもまだ染まっていないところが、良いなと思います。


僕も少しずつ、関わっていきたいなと思っているので、
興味ある人、ぜひ一緒に。

続きは現地で!

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