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自転車ロードレースでのガチマークからのレース展開の話

こんにちは。スーパータックが話題にあがっているので、いっそのことスーパータックの達人になって、スーパータック王子として再デビューを果たそうか、と目論んでいる元タック王子です。(危険なのでスーパータックはやめましょう。)

冗談はさておき、先週日曜日は、ニュージーランドのケンブリッジで行われていたニュージーランドナショナル選手権をライブリザルトとライブ動画で追っていました。

すでに2016、2018とナショナル選手権を2回も優勝したことのある、弊チームに所属するクリスティは残念ながら残り1周を残してDNFとなってしまいました。昨年から始まったコロナ禍の影響で、チームからのサポートも満足にできず、登録の関係で大きなレースに出場できなかったりで、モチベーションも含めてなかなか厳しい状況だったと思います。また、本人は選手権までで一線を引くことを決めていて、そういうタイミングで、最後のレースで最高のパフォーマンスを発揮する、というのが難しいことは自分も経験したので理解しています。結果は残念でしたが、引退後はアイアンマンに挑戦する!と言っていたので、彼のパフォーマンスを考えると結構いいところまで行くのでは、と末恐ろしくもありますが。

本題に戻ると、その選手権に優勝したLotto-Vismaに所属するジョージ・ベネット選手は、ガチマークを受けた選手が優勝するためにできる最高の走りをしていたので、ここで説明しようと思います。今後、そのような状況になった選手の参考になれば幸いです。

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