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社会は玉石混交

May 10, 2024

Transcription

The United States warns Israel against carrying out a full offensive on Hamas’ last stronghold, Rafah. Officials said the move could strengthen Hamas’ negotiating position.

Japanese Defense Minister Minoru Kihara says Japan must increase its drone technology after video of a sensitive Japanese naval center appeared on Chinese social media.

North Korean leader Kim Jong Un attends the funeral of Kim Ki Nam, the propaganda chief who long helped rule the nation.

And Pope Francis urges Italians to have more children and calls for new policies to help families.

訳例

米国はイスラエルに対し、ハマスの最後の拠点であるラファへの全面的な攻撃を行わないよう警告しました。政府関係者は、この動きはハマスの交渉上の立場を強くする可能性があると述べました。

日本の木原稔防衛大臣は、日本の海上自衛隊の重要拠点を撮影したビデオが中国のソーシャルメディアに掲載されたことを受け、日本はドローン技術を向上させる必要があると述べました。

北朝鮮の金正恩総書記は、長きにわたり北朝鮮の統治の一翼を担った金己男(キム・ギナム)元朝鮮労働党宣伝扇動部長の葬儀に参列しました。

そして教皇フランシスコは、イタリア国民にもっと子供を産むよう促し、家族を支援する新しい政策を求めました。

勝手に探究

海上自衛隊の護衛艦がドローンによって撮影、SNSへアップされていた件。

VOAの英文では「日本はドローン技術を向上させる必要がある」といった内容のコメントを木原防衛大臣がしたようですが、ちょっと意味が分かりません。調べてみましょう。

<ではこうしたドローンの飛来を防ぐ術はないのか。一般的に、ドローンに対処する機器は存在する。例えば、監視カメラやレーダー、電波を受信するセンサー、ドローンの飛行音を拾うセンサーもある。それでドローンを検知したら、妨害電波を出したり、ネットなどで捕獲したり、ドローンの操作を乗っ取ることも可能だ。

さらに諸外国では、例えば、ドローンに対する防衛を行うイスラエル製の「ドローン・ドーム」や、電波を妨害するライフルのような形のジャミングガンなどもある。そういう機器を導入するのも手だろう>

ここでいうドローン技術は、「ドローンを自由に飛ばされないようにするための技術」だと分かります。その対応策もすでに存在しているので、「日本はドローン技術を向上させる必要がある」と言ったのでしょう。

技術の進歩で、できないものができるようになり、それがさらに手軽にできるようになる。また、費用もどんどん安くなる。素晴らしいことです。しかし、誰でもアクセスできるようになるとそれをコントロールをする必要が生まれます

社会は玉石混交。人が多く集まれば、そこが実社会であれネット上の世界であれいろんな人がいます。いろいろな人がいるから皆が守れるルールを作り、それでも出てくるルール違反者をどう取り締まるか考えなければいけません。

能力の高い人はその塩梅が上手なんでしょうから今回の問題にも早急に対応するのでしょうが、技術の向上は一朝一夕には進みません。優れた外国製品の導入で急場をしのぐのではなく、優秀な国内企業と協力して世界に輸出可能なシステムの構築を期待したいですね。

人手不足が声高に言われる日本でも、まだ「能力不足」は聞こえてきません(ですよね?)。しかし、人口減少は優秀な人の層にも等しく襲ってきているはずですから、日本の強みを生かした技術開発をできるうちに進めていきましょう!

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