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早稲田大学理工学部での1年間の授業を振り返る

お久しぶりです。YLBです。 
僕は今早稲田大学先進理工学部・電気情報生命工学科に通っている一年生で、つい最近ほとんどの授業が終わったので、それらを雑に振り返って行きたいと思う。本来こういうのは単位が確定してから書くべきだと思ったが単位を落とした科目などがあった場合、落胆して振り返りなどろくにしたく無くなってしまうので、楽観的な状態の今のまま書いておくことにする。落単だけに。
また、主観的な5段階のA,B,C,D,Eの評価もつけようと思う。

Communication Strategies 1 木曜1限(前期)

いわゆる前期必修英語の一つ。通称CS。入学してからすぐにTOEICのオンラインテストを受講して、その成績を元にクラス分けがされた。 授業内容としては、英語によるコミュニケーションを座学として最初に学び、授業時間の残りでそれを実践するといった感じ。成績評価としては、出席点がほとんどで、あとは細々した復習の課題をレポート形式で提出したり、Web上でリスニングの課題をやったり、最後に暗唱を含むスピーキングテストだった。
細々した課題が多かったので、怠惰な人間には結構きつかった。授業内容としては正直中学英語に毛が生えた程度のレベルだったのが、入試であれほど難しい英語を解いて入ってきた故に一層ギャップが酷かった。内容簡単、でも出席しろよ、という入試と大学のゲームチェンジ感を肌で感じた科目だった。友人と一緒のクラスだったことと、まだ前期ということでやる気もあったので出席できた。成績はA+
授業の評価としてはE。端的につまらない。

Communication Strategies 2  木曜1限(後期)

上述の科目の後継科目。授業のレベル感も全く同じだった。後期から、鬱がちになり朝起きるのが辛くなったこと、生活リズムの乱れにより大学に行けなくなっており、その煽りを受けた科目No.1と言って過言ではない。13回ほどある授業の内、4回を欠席、対面テストも行けなかった。第二回の来年向けのクラス分けのTOEIC IPテストを受験したが、なんと895点だった。それなのにただの英語の授業が落単しかかっているのは本当に情けがない。恥、減点を覚悟の上で教員にdmを送り、オンラインテストにしてもらった。授業評価はE。

大学のこういう科目、端的に発達障害者といった社会不適合の人間を炙り出す目的があるのは明白だと思う。

Academic Lecture Comprehension 1 金曜2限(前期)

必修英語その2。通称ALC。学術的な講義をリスニングし、それを分類、整理する方法を学んだ後、それを実践するといった流れ。CSとほぼ同じである。CSもそうなのだが、30人ほどのクラス一気には授業ができないので100分の授業を前半後半に分けてグループごとに授業を受ける。教員がありえないぐらい職務意識が低いのか、大学のオンラインサイト(Waseda Moodle)には課題を一切のせず、出席したら30分ほどで授業が終わるのだ。それは非常に楽だったが、やはり出席点メインなのはかなりきつい。2限だったのが救いか。成績はA 評価はD。つまらない。

Academic Lecture Comprehension 2 金曜2限(後期)

ALC1の後継。レベル感も変わらず、つまらないものであった。金曜には1限に数学系の必修が入っており、そちらに対する出席の義務感があればきちんと出席できるが、その数学の科目が出席10%でそれほど難しくもなかったので、ブレーキにならず金曜日は大学に行けず、なんて日も2回ほどあったような。 後期は特にこういうことが多い。評価はD。 大学側が自分のような人間を排除しにかかっているという陰謀論を抱かざるをえない。

数学A1(線形代数) 水曜2限(通年)

数学系必修1。線形代数を学んだ。内容としては、掃き出し法から、線形変換から対角化、ジョルダン標準形、だいたい線型空間の定義までやっただろうか。他の大学より進度遅くない?教員は早稲田の教授、というわけではなく非常勤の講師らしく、工学系特有の数学に対する道具感と適当さが絶妙な科目だった。学科全体を二分して、二人の教員が線形代数を教えているのだが、もう一方はかなりスパルタな教員で私語厳禁、遅刻は締め出すといった有様らしく、その点かなり当たりの教員を引いたと言える。第二外国語の同クラにそのハズレ教員を引いてしまい、落単してしまったB2が居たほどなので、ここで当たりを引けたことは良かった。宿題で60%ほど成績が決まる。自分でも期限内に出せば満点評価がくるぐらいには簡単な計算問題ばかりだったが、案の定やり忘れるので、数秒遅れで満点を逃すことがしばしばあった。数学はそれなりに好きだったし、計算問題なんぞ自分でやるモチベーションがあればやるのに、授業の内容が計算方法を教えてそれを例題で実践する程度のものだったのが少し嫌で、もう少し数学科よりの一般化された定理の証明などを教わりたかった。 試験も簡単だったが、前期の試験は、前日に復習を徹夜で(計画性ナシ)した後、仮眠を取ったら普通に寝坊してしまい、かなり絶望した。急いでいけばなんとか試験終了には間に合うぐらいの時間だったので、どうするか脳内CPUで演算した結果、急いで行き、なんとか追試に持ち込むことだった。幸いにも教員が教室を出る寸前で辿り着き、なんとか再試験にできた。2年生からはこういうことはやめたいものだ。評価はC

数学B1(微分積分) 金曜1限(通年)

数学系必修2。微分積分を学んだ。前期は微分がメインで、後期が積分。
前期は収束の定義からやった後、その後はロル、ロピタルの定理など重要な定理を扱っていき、最終的には二変数のマクローリン展開までやった。後期は微積分学の基本定理から始まり、広義積分、そして重積分へと移行していった。
二択の教員がこちらは少しハズレというべきだろう。数学科のしかもトポロジー専門の数学フリークといった感じの教授だったのだが、まず年と元々の口調のせいで何を言っているのかが全くわからない。口元がモゴモゴ動くのみである。また、板書も非常に汚く、行間も空いているため、かなり推測混じりであった。また、推薦した教科書を買ってみると、定理の証明が載っていないのはまだ良いとして(一応工学系だからだ)、演習問題の解答が全て略解だったのが許せない。間違えても間違えた事実がわかるのみでどうしようもなく、フラストレーションが溜まった。
テスト90%の評価で残りは出席点。点列とか重積分の定義、部分分数分解の可能性とかめちゃくちゃ大事そうにやったくせに結局一ミリもテストに出なかった。大学受験の数学をやっていればできる問題メイン(部分分数分解による多項式の積分など)だった。評価はC

力学A、B 水曜5限(合わせて通年)

同一の科目について二つも書きたくないのでまとめて書いてしまうことにする。
大学の教養レベルの力学の授業だった。必修。
前期:教員が結構サイコ味が強く、ニコニコしながらエグいことを言っていた。
内容としては、ベクトルの微積分の定義からエネルギー積分、簡単な微分方程式の解法などだったような。記憶があまりない。落単率が高いらしく、テスト時にB4の学籍番号が読み上げられていた時には恐怖した。友達から過去問をもらい、それを2年分解いたら、それとほぼ同じ問題が出たので得単。成績はA+。評価はB。微分方程式の話などをやるのは楽しかった。レポートもあったが、あくまで成績不審者さんの救済用という感じだった。前期はそれなりに熱意もあったのでやったが。
後期:教授はやっぱり物理オタクと言った感じか。何度か腰を痛めていたので、オンライン授業が何回かあった。やはり出席点は0。内容は非慣性系の力学(フーコー振り子など)から質点系、剛体の力学だったか。後期は学問に対する熱意を失っていたので、ほとんど出席せずオンデマンドも貯めていた。
研究室配属がB3の秋にあり、それまでこの科目も取っていないと条件を満たさないのだが、来年は必修で水5の枠が埋まっているらしく、ここで落とすと留年が確定する恐怖の科目だ。テストは3題あり、二問は完答したと思っているし、救済措置もあると聞いているのでなんとかなってくれ…としか言えない。 評価はA(単位ください)。

生命科学A 月曜4限(前期)

必修。教授がキモかったことしか覚えていない。人を殴殺できるくらい分厚い教科書を買わせてきたくせに、授業内容に関連する内容の論文をひたすらスライドで喋り続けるというもの。そのくせスライドの内容は公開しないし、試験も問題を全回収するので対策のしようもない。生物を高校時代履修していない人間はあのクソ分厚いやつで勝手にやってろと言わんばかりのクソ授業だった。生物学をサークルの都合もありしっかり勉強しようと思っていた矢先、出鼻を挫かれた気分である。すっかり熱意をなくし、出席点があるのがわかっていながら授業には行かなかった。一夜漬けでテストに臨んでみると、問題は教科書の一文を次のような感じに切り取り、穴埋めをさせる問題と
(  )が(  )を複製し、(  )タンパクを作る。
 


もうめちゃくちゃである。マジでこんな感じ↑

と生物学に関する体系的な理解を問う、記述問題だった。
(Ex. コラーゲンを摂取したら肌は綺麗になるか?生物学的見地にもとづき答えよ)
できるわけがなく、前期、後期ともに3割ほどだろうと思い、再履修の覚悟をしていたが、なんとかBが来ていた。だがその教授の研究室には絶対行きたくないとは思った。評価はE。

生命科学B  水曜4限(後期)

必修。教授がAの教授じゃないだけ全然マシだった。授業内容は発展科目らしく難しかったし深い理解は出来なかったので後半数回は欠席。授業形式は教科書の内容を話す形だった。試験が持ち込みありだったのは本当にありがったし、中間試験では89点を取れた。多分得単。それ以外にあまり印象がなかった。評価はA。教授がオリジナルキャラをスライドに登場させていた(*)。実験系の研究室なので、やはりそこも辛そうだなと思った。

よくよく考えれば実験動物のマウスがマスコットなの怖いな

Cプログラミング入門.Cプログラミング 水曜1限(通年)

情報系の必修。講義資料の完成度が高く、基本的な情報はほぼ、網羅されていた。なので基本的に前期は講義資料のコピペで、コードを書き、提出すればokという形で非常に楽だった。ただ、理解ができていなかったのか、成績は散々だった。
前期7回目ごろ、本当に理解ができず、教授に泣き付いたら、研究室でマンツーマンで教えてくれた。本当に聖人だと思う。京大医学部卒の医学系のキャリアを積んだ後、情報医学を専門とする研究をしてるだけあり、とにかく尋常ではないほど知性を感じた。熱心な学生には非常に優しかったが、その分学生には求めることも多かった。成績はC。 評価はA。
後期は内容が発展的になった。事前公開されたスライドで予習し、わからなかった箇所をオンラインで質問しておく(実際に回答がなされるわけではないが、要はわからない箇所を言語化する作業をさせていたのだろう)というものも成績を得るために必要になった。前期に教授の人間性に惚れたことと、プログラミングの面白さに少し目覚めたことと、前期の悔しさもあって、一番力を入れて勉強した。その甲斐あって、出来の良かった提出コードを教授が公開するのだが、それに何回も乗った。思い返してみれば、あれは挫折ばかりの大学の授業で、唯一の成功体験だったような… ただ、例によって後半はメンタルの問題と、アルゴリズムの問題からハードの知識を必要とする問題に変わり、講義を2回ほど欠席してしまった。コードは提出したが。
課題に関して、珍しいと思ったのは提出したコードに学生同士が評価をつけあい、その評価の仕方され方(良いフィードバックを返しているか?)を点数にするというものだった。ADHDなので、何回か評価を忘れた。プログラミング自体は面白かったし、計算量理論などにも興味を持てた。
平常点から計算して、多分Aが来るだろう。評価はA。

理工学基礎実験1A.1B 火曜2〜5限(通年)

必修。これなしに早稲田大学理工学部の学生生活を語ることはできないだろう。
今年一年履修した科目の中で、一二を争うハードな授業だったと言える。
物理系(物理工学と表現する方が良い)実験、化学系実験、生物系実験からなる。
嫌な科目だと思ったので、何が嫌かを列挙することにする。
・内容がつまらない 
特にこれは物理系に顕著だった。振り子が揺れる時間を100回測って、エクセルに入力し、計算を実行させられた時は気が狂うかと思った(前期)し、全般にこれ何がおもろいんこれ?案件だった。
・予習量が多い 
物理系ならば、実験で用いる物理原理をA4一枚に書き写し、ひどいものは演習問題を解かされる。(ホッケーの運動という実験項目では、重心運動の演習問題を解かされた。力学Bの後半で習う知識だったのに)化学系では、それに加え、実験のフローチャートを手書きでノートに全作成しなければならず、これは要領のいい人間でも少なくとも2時間はかかりそうなものであった。
・事後要素がある
理工系の実験あるあるだとは思うが、レポート項目の実験がある。実験レポートが一項目、報告書(当日提出か否かの違い)×3、発表スライドが一つあった。(1B)評価項目が多い、実験レポートは良い評価をもらうためにたくさん文字を書きたいが、2枚以内に収めなければならない。定量的評価のために数式を使う人間としては、どこを削るか非常に苦労した。矛盾しているだろう。また、細かい話だが、レポートは一年生はWord限定なのだが、wordは非常に数式を打ち込むのが大変で、添え字が多い物理系の数式は発狂しそうになってしまう。来年からは楽なLatexが許可されるとのことなので、春休みの間に勉強しておこうと思う。
・ペアによる当たり外れが大きい
実験項目によるが、早く帰れる科目の場合5限までかからず、4限で帰れるケースもある(化学系はもちろん無理だが)。この場合、何時に帰れるかはかなり実験スピードに依存する。自分はかなり実験が下手、というわけもなくまぁまぁ普通程度だったと思う。なので、ここで実験が上手い要領の良い人間をペアとして引ければかなり楽なのだが、うまくは行かなかった。ハズレ、というわけではないが、うまく行ってるペアほどは早くなく、歯痒い思いで見ていた。早稲田学院、実業出身の一貫組は、高校のカリキュラムにゆとりがあり、実験なども多く、かなり手慣れていたため、彼らをペアとしては引きたかったが、ペアになるのは一般受験で入ってきたような自分と同じ顔が曲がった人間ばかりだった。一貫組は中学受験をしていることもあり、また受験がないため他のことに余力を割くことができている傾向が多く、皆オシャレだったため、構図としてはさながら顔がいい男女が楽しく実験もとい合コンをしているのを横目に自分たちはむさ苦しい男たちと実験をしていた。
この科目の席割り、やっぱ陰謀じゃね?(ガンギマリ)
総じて、クソな科目だと思うが、2年前期にも必修実験があり、それは比較にならないくらい大変だと思うので、我慢しておく。成績は前期はAで、評価はE。

電磁気学A、B同演習 金曜3、4限(通年)

必修。研究室配属に必要。例によって教員は二択だが、こちらは授業内容簡単目、試験そこそこ頑張れ、あちらは授業鬼、試験簡単のノリなのでどっちもどっちである。授業内容としては、ベクトル解析の基本的公式を教えたのち、ガウスの法則、発散、勾配演算による電位、磁場の概念から回転演算などを経て前期は終わり。後期は誘電体、導電体中の固定電流、固定電荷などの材料特性を教わり、それらを内包したマクスウェル方程式を再定義し、そこから電磁波やポインティングベクトルなどを教わった。正直最初からマクスウェル方程式教えてくれや、って思ったよね。3限で理論を教わった後、4限で演習問題を解くハードな授業で、演習問題も普通に大変だった。友人に一人、なぜ早稲田にいるのかわからないぐらい天才と呼ぶのが相応しい人間がおり、授業を聞いていなくても独自に電磁気の理論を編み出し、それが何故か習っている古典電磁気学の理論と合致するというバケモンぶりである。わからない箇所があった場合、その友人のを見るのが常態化している学生も多く、正直うーんという気もちだった。後期は何度も述べたように大学に行けなかったり、大学に来ても授業は寝ている、ということが多かったので演習は自分で頑張らなければならないのだが、俺はその友人にほぼ頼らず出していたからだ。
演習は土曜の正午まで、宿題が次の授業日の正午まであり、毎度毎度かなり苦労して提出したし、計4回の試験も結構ハードだった。だが、演習問題を解き切った時などは、かなり成し遂げた感覚があり、まぁまぁいい授業だったのではないだろうか。前期はA。全体の評価はB。本来Aでもおかしくないのだが、教授は自分の書き込みありの講義資料を用いて対面かつzoom上で授業をしていて、その書き込みがあるやつを見れば理解間違いなしのそれを公開してくれなくて、自分でウンウンうなって考えなければならなかったので、B評価とする。

化学B1 月曜1限(後期)

必修。授業内容としては、大学教養レベルの物理化学といったところ。後期、月曜日には、この授業しか入っておらず、このためだけに大学に行くのは苦だった。
やはり陰謀が働いている。 ほとんど出席していない。
出席点と2回のレポートで単位が来るのはありがたかったが、普通に物理化学は難しいなと思った。量子化学計算とかはうっすら興味があるが、やるとなればやっぱり腰を据えて取り組む必要がありそうだ。教授は大学に慣れてくれれば嬉しいな、のスタンスでレポートにしているらしく、かなりありがたい。この内容で試験なんてやられたら本当に落単しているだろう。評価はA。

電気情報生命工学フロンティア 木曜5限(前期)

必修。理系によくあるオムニバス授業。教員が各々の研究について喋り、研究に対する道筋を持ってもらおうという趣旨だと思う。受けてみた感想としては、生物系の実験系のラボは大変そうだ(データを出すのが)と、エネルギー、鉄道系のインフラ系の研究室もあるがそれらには行きたくないなと思った。後者は、教授が厄介そうなオタクだったのとその分野には興味がないからだ。
今日を持てたのは、数理生物学、バイオインフォマティクスの研究室と、数理工学を用いた制御系の研究室、それと計算理論の研究室だ。現実問題、GPAの問題で行けるところは限られそうだが。レポートを大体一週間以内に提出して終わりである。大体が感想であり、学問に興味があった頃の自分なので余裕だった。
成績はA+。評価はB。

その他(二外、教養科目)

疲れてきたのでまとめて記すことにする。
第二外国語は、ドイツ語を選択した。親がドイツに住んでいた経験があり、割とドイツ語が堪能だからだ。今考えるとやめておくべきだった。
前期は文法と会話の2単位を履修した。文法はまぁわかりやすかった。日本人の先生だったし。成績がB。評価もA 水曜4限(前期)
会話で誤ってドイツ人ネイティブの授業を取ってしまった。英語かドイツ語のリスニングをしながらドイツ語を学ぶのだ。無理だ、と友人からは笑われた。全くその通りだ。とても厳しかったが、なんとか出席し、Bをもぎ取った。評価はB。
木曜4限(前期)
後期は文法のみ履修したが、サークルの「優秀な」先輩に勧められた教員の授業を取ってしまった。前期だってろくにドイツ語を勉強しなかったのに、勉強熱心な先輩のレベルについていけるはずもなく、何をいっているのかわからなくなり、行かなくなった。テストは白紙まみれ、出席も穴だらけな中、単位は望み薄だ。評価はA(単位ください) 水曜日の3限に入れた。

教養科目は、前期は法学入門を履修した。同一教員の、憲法の授業と迷ったが、月曜日に生命科学Aのためだけに大学に行くのも癪だと思い、月曜日の3限に入れた。生命科学Aが前述の理由で行く気を無くしたことにより、半自動的に法学入門にも行かなくなった。ただ、困ったことに当該授業では、教員がレジュメの穴埋めを板書に書くらしく、それに出ていないのでは、いくらオンラインでレジュメがダウンロードできても意味がないのである。しかも成績は試験100パーセント。法学部の真似せんでええねん。いよいよ落単を覚悟したが、持ち込み可だとテスト前の週の授業でアナウンスがあり、回答つきレジュメを同じ授業を取っていた生徒から買うことで単位を取得した。成績はB。評価はC。まぁまぁレジュメの内容自体は面白かったし。
後期は木曜2限に文学論を入れた。前述のCS2に出席するモチベーションを作るために入れた(後期は木曜日にそれしか授業が入らなかった)が、CS2に出れなくなってしまってからはほとんど出なかった。出席点とレポート×3で成績が決まる。
一個はファムファタルという、いわゆる美人局みたいな近づいたら破滅が見えている女性についての、文学作品を六つ読み、ファムファタルの女性の人間像について論じるというもので、結構大変だった。もう一つは、19Cロシア文学を読み、その感想文を書くというもの。徹夜で読み、実家に帰る新幹線の中で眠い中書き上げた。質は知らん。もう一つは期限がまだなのでやっていない。評価はC。

大学1年間を振り返って:総括

大学に入ってからは、いかに継続して頑張るかという指標で測られる割合がやはり増えて、そこのゲームチェンジ感のギャップにいまだに苦しんでいる。
自分の好きな学問ぐらいGPAだなんだの気にせずやれるようにやりたいものである。興味のある分野(数理モデル、神経数理)はあるので、後は頑張るのみだ。

また、大学に行けなくなった理由というのは、メンタルによるところが大きかったと思うので、来季は自分のメンタルを大事にして、健全な大学生に戻りたいところだ。自分の好きなものを大事にして、確固たる自分を手に入れたいなと考えている。この一年、信念なく生きて、いろんな快楽に逃げ、自分を傷つけ、多くの人に迷惑をかけたので、しっかり反省する必要がある。

この記事を書いている現在、単位習得状況はわからない。だが、どんな結果であれ、しっかり受け入れるつもりではいる。

最後に、このクソ長い、自己満足の記事を読んでくださった読者の方に、格別な感謝を。この記事が誰かの大学生活に良い影響を与えられれば幸いだ。





(*)・・・引用:https://hamhamqdspt.mystrikingly.com


早稲田大学 先進理工学部
電気・情報生命工学科
生物物理学研究室(坂内研究室)


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