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元西武ライオンズ背番号3と私

2022年10月1日

長い物語はここから始まる

この日は、ソフトバンクホークスがリーグ優勝目前の勝てば胴上げの可能性のある試合。
ライオンズが胴上げ阻止できるかが注目だった。
この2022年に、私がライオンズファンになった年。
仕事が午前中だけだったこともあり、仕事が終わったら私の住む仙台から急ぎ、ベルーナドームへ向かう。
急に思い立って行ったので三塁側ではなく一塁側、相手ファンのいるソフトバンクファンが多い席に座る。

先発の松本投手が必死で投げる。
一進一退の攻防が続き、11回裏。
山川選手が打席に立つ。
同じ背番号3の清原選手の応援歌のチャンステーマがグラウンドに鳴り響く。
そして、次の瞬間落ちてくる変化球を振り抜く!
打球はレフトスタンドに吸い込まれる✨
うなだれるマウンドのホークスの藤井投手とキャッチャーの海野。

周りのライオンズファンとハイタッチ!
そして、足早に球場の階段をかけていくホークスファン。
今まで、プロ野球を見てきて最高に嬉しい瞬間だった❗️
幸せだった🥲
胴上げ阻止!

ホークスは、リーグ優勝をこの年逃す。

サヨナラホームランを打ちヒーローインタビューを受ける山川選手


2024年4月12日

サヨナラホームランから翌年の5月に山川選手の文春砲。
そして、無期限の出場停止。
詳しいことは、言いたくないし聞きたくもない。この事件を知らない人は自分で調べてください。

そして、紆余曲折あって山川選手はあのサヨナラホームランを打った時の相手チームのソフトバンクホークスに移籍。

そして、2024年4月12日。
今年初めてのソフトバンクホークス戦を迎えた。
山川選手は初めて、ベルーナドームに戻ってくる。

どんな気持ちになるんだろうとの思いでレフト外野応援席に
先発は大好きな今井投手

スタメン発表。
山川選手はもちろん4番。
今まで聞いたことのないブーイングが球場に鳴り響く。
それは、この1年色々な報道で失望しつづけてきたライオンズファンの叫び、いや悲鳴にも近いものだった。

本当にライオンズの選手じゃないんだなー。

2年前のサヨナラホームランの天国から地獄へ。
試合が始まっても、打席に入るたび、そして1球ごとにブーイング。
普段真面目そうに見える周りに座っているライオンズファンですら、ブーイングをみんなしていた。
(ライオンズファンはブーイングするような民度の低いファンでは決してない。素晴らしく紳士的に普段は応援している。そんなファンの心の防波堤を決壊させるほどに、皆怒っているのだ)

そして終盤にリードして甲斐野投手が登場!
山川選手のFAで紆余曲折を経てライオンズに加入したリリーフ投手だ。
ライオンズファンの今まで聞いたこともないような甲斐野投手への
「がんばれ、がんばれ甲斐野!」
コールが地響きのようにベルーナドームに鳴り響く!

甲斐野投手のイラストがかわいい😊

山川選手と甲斐野投手の直接対決で見逃し三振に斬るも、2点を取られて逆転負け。

自分の中で区切りをつけたくて金曜日の平日にも関わらず、有給休暇を取って仙台からベルーナドームに駆けつけた。
自分の中では、まだまだこころの整理はつかない。
翌年の事件の怒り、失望、ライオンズファンの残留派と出て行ってほしいファンの意見の対立。
とにかくこの1年は山川選手にライオンズファンは心を、振り回された。

私はこの日を、このブーイングの鳴り響いたベルーナドームを一生忘れないだろう!
ソフトバンクホークスにサヨナラホームランを打った感動と共に。

最後にライオンズファンに信頼されている日刊スポーツの金子記者の記事を載せる。
この事件を知らないライオンズファン以外の人に読んでほしい文章。
そして、それぞれがこの出来事について考えてほしい。

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