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-作曲者、ギタリストという視点からの 1stEP「ギロチン」について語る回-


まずこのタイトルにしたのは自分達の名詞代わりになるようにという想いでつけました。

持ち曲そんなにありませんが選曲は結構悩みました。

名刺代わりにという割にはライブで1番盛り上がる「Distrack」が入ってないじゃないかと。

、、、そこに関してはこの曲はもっともっとかっこよくなる自信があるのでライブで皆で育てていきたいんです。

なので音源に収録するのはもう少し待っててください。





まずは一曲目の「幻日」

音のコンセプトは
妖艶で陽気でラウドで哀愁的で

という忙しい曲です。

なぜかというとAメロもBメロもサビも元々は別々に作ったものをそれぞれ繋げたのがこの曲なのです。

作ったのはちょうど去年の夏頃でした。
夏のせいなのかはわかりませんがお祭りみたいな曲があったらいいなぁと想い
ドンツタドンタン ドンツタドンタン
というフレーズを思いつきました。

ジェッツさんは祭りの太鼓も叩けるということもあり、実際叩いてもらうと見事に祭りっぽいグルーヴになってたのは流石だなぁと。

1番苦労したのはイントロ2のリードフレーズで

祭りリズムの上に何弾いたらいいんだー😩と二、三日悩みました💦

そんな時たまたまテレビか何かで「さくら」が聞こえてきて

これはもしや!🧐

と思いコードを解析して当てはめていくと

「ええやん」😉

って感じでぴったりハマりました。

そこからあのギターソロも思いついて

スラスラと完成しました。

ギターのレコーディングに関してはちょうどコロナになった4月。隔離中に録りました。

時間だけは無限にあったのでかなり細かいところまで拘って弾きました。

デモの段階ではレギュラーチューニングで弾いてましたがレコーディングではヘヴィさを重視してリフはドロップBで弾いたり

カッティングやソロはレギュラーチューニングで弾きました。

ギターはレギュラーが1番!とか

ドロップBなんて邪道だ!

とか色々風潮はありますが

曲にハマれば何でもいいも思うんです。




続いて2曲目の  
「九月十五日」

こういう哀愁感漂う曲を自分が作るようになるとは思ってませんでしたが、案外一瞬で作れました。

やはりこういうメロディーやコードは日本で育ち日本の音楽に慣れ親しんでないと出てこない引き出しだと思います。

ギターに関しては結構新しいことをやってて特に頑張ったのはAメロの裏でなってるオブリ。

歌を邪魔せずにって考えたのでかなり時間かかりましたが満足した出来です。

余談ですがベースのヒロくんはこの曲がきっかけでギロチンに加入したいと思ってくれたそうです。

先日のイベントで無料配布音源を配りましたがこの曲の歌とアコギとリズムのみにしたバージョンです。

実は僕の中ではこっちの方が完成系でして、、

この曲の持つ孤独感とか痛い感じはこっちの方が伝わるのかな?と思います。いつか再現したいですね。





続いて最後の「クルエラ」

冒頭からエンジン全開な曲が欲しいなと思って作った曲です。

展開もめちゃくちゃ複雑で忙しいですね。

ワンコーラス出来た時点でその続きが中々出来ず苦戦しました。

ギターソロから後の展開はキクチさんもあーだこーだ言いながら作った記憶があります。

ギター録りで拘ったのはリフをいかに分厚くするかって事で6弦のみを何本も重ねた上でパワーコードを重ねてみたり実験的な事をしてみました。

最後の三拍子の「うぉーお!」っていうコーラスは是非ともみんなで歌ってほしいですね(声出し解禁されたら)





そして今回のレコーディングから遂に僕はコーラスデビューしてます!

最初はキクチの声でハモを録ったりするつもりだったのですが
「タイスケさんが歌ってくださいよー🥺」と可愛く懇願されたのでやってみたのですが

「もっと感情込めて!」「ちがうそうじゃない!もっと!」

と結構厳しく指導された末の作品です。。



レコーディングで使ったギターはこちら

・dragonfly border 666(ドロップB用

以前メタルコアみたいなバンドをやってる時に買ったギターでもう出番は無いかな?と思ってましたが結構ありました。ダウンチューニングにはもってこいの1本です。

・Navigator NST ALM

ライブでも使っていて主にクランチ用に。長年普通に使ってましたが昨年勇気をだして自分で配線を弄ってレインボートーンという改造をしてみました。
通常ストラトのセレクターは
リア→リア+センター→センター→センター+フロント→フロントという順番ですが
これに秘密のスイッチをぶちこんで
リア+フロント という組み合わせも可能にしました。
これでストラトでもテレキャスとかみたいなジャキジャキした音になります。(テレキャス買えよって話)

・Burnny RLC105S

中学の時初めて買った思い出のギターなんですが流石にボロボロで再起不能になってしまい大人になってから中古探し回ってもう一回買ったという代物です。
当たり前ですがレスポールっぽい音がします。
「クルエラ」でちょこちょこ使いました。

・Taylor アコースティックギター

割と近年入手したもので実は母からのプレゼントだったり、、。
九月十五日のバッキングで。
最初はサビだけとか部分的に考えてたのですが気がつけば全編弾いてました笑。
今回はマイクで録らずkemperのアコシュミを通して。



kemper

ハードウェアに関しましては全部kemperです。
知人がプロファイルしたリグとか自分のアンプのリグとかその辺に落ちてるリグとか色々使いました。
kemperからダイレクトにapogeeのインターフェイスに繋ぎPROTOOLSで録ってます。

ギロチンは曲は懐かしい感じがしますがレコーディングは割と最先端です笑。

次回レコーディングはプラグイン系もどんどん使っていきたいですね!



後半かなりマニアックな内容になりましたが何気にギターやってる人も見てくれたりしてるみたいなので参考になればと_φ(・ω・`)

ではまた!

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