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【イラスト】絵柄の方向性を180°変えた理由と今後の方針

絵を描き始めて約3年が経ちました。とはいいつつも3回筆を折ったこともあり、長い時で半年以上描いてない時もありました。

どういうわけか、描いてない期間でもイラストのことは毎日のように考えてました。アウトプットをしないでインプットだけの日々を送っているような感じです。

具体的には約2年前に始めた読書ですね。ビジネス、自己啓発、エッセイ、小説などなど…直接関係ない知識だとしても、無理やりイラストに活かせないかと模索していました。

そんなある日を境に、徐々に変化してた絵柄は突然180°方向転換をしました。

2021年1月(アイコン絵)

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2021年9月

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2021年12月

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オグリキャップー壁紙2

リングフィットいろはラプラス

マキバオー2


そう、高頭身からデフォルメに変えました。
さらに細かくいうと主線(輪郭線)がないイラストになります。

以下から今の絵柄に転換した経緯についてです。


■イラストを描く根本的理由

早速話は変わりますが、今の時代、描く側にとってはイラストに対する価値観がかなり変わってると思います。

よく描くのが楽しい!とは聞きますが、それは何があって湧き出る感情なのでしょうか。

一概には言えませんがひとつの理由としては「評価」ですね。特にツイッターなどのSNSでは投稿すればいいねがつく。他の人が見てくれてるという結果が目に見えるので、とても感情が高まります。しかし逆にいいねやフォロワー数で明確にレベルの差も見えてしまうので、他の人と比較すると大きな劣等感を感じてしまうこともあります。だからこそ楽しく描けない、嫉妬するなどの悩みが至る所ではびこっています。

私もそうです。筆を何度も折った原因はこの劣等感によるものです。


■上達させるだけでは…

評価をもらえなければそれを改善する方法を考えなくてはいけません。他の方もYoutubeやツイッターなどで色々模索してると思います。

そこで多く見られる改善策が「イラストの上達」。線、色塗り、構図など技術をとにかく身につけようと努力します。評価をもらえるイラストはとにかくかっこよくて、かわいくて、理にかなってて上手い。だからこそみんなそこを重点的に勉強します。

でも本当にそれでいいのかと私はずっと疑問に思っていました。その理由として、技術があっても評価をもらえない人が多くいたからです。

随所ではツイッターのスペース機能やYoutubeなどで、プロのイラストレーターさんがお悩み相談を実施しています。私もたまにのぞいてますが、相談者はレベルが高い人ばかり。悩みは案の定、評価に関することが圧倒的に多いです。

とどのつまり、上達させるだけでは解決に至らないことがわかりました。


■評価するのは相手、だとすると…?

ツイッターにおけるいいね、フォロワー数について深く考えてみました。なぜ自分はこの人をフォローしているのか?なぜみんなこの人をフォローしているのか?

理由は単純、自分にとって利益があるから。

そんな当たり前のことを忘れていました。

自分が大好きな絵柄を投稿してる人がいれば、もちろん継続して見たいと思いますよね。それが多くの人に突き刺されば刺さるほど諸々の数字は増えていくものです。いいねもフォロワーも少ないということは相手にとって利益がないからと言っても同然…。

つまり、評価をもらうには相手を第一に考えなければいけない。

これが解決策であると踏みました。


■評価するのは相手、だとすると…

自分の好きなものを描こう!というのはよく謳われています。好きという感情は大きな力になりますし、大事なことです。しかし評価をもらうとなるとこの考えだけではそう簡単にはいきません。

自分の好きは相手も好きだと共感してくれるでしょうか?

人間は興味のないものはスルーし、大好きなものを追い求めます。言い方を変えれば人間は自分の利益を重視する生き物、その性質は変えようがありません。ツイッターでイラストを閲覧するときが最たる例でしょう。良いと思ったものはいいねやリツイートをし、なんでもないものは飛ばします。

私は自分の好きだけを追っていました。だからこそ私のイラストは0いいねなんていうのは当たり前。見てくれる人のことを全く考えていませんでした。

そんなことから相手に寄り添おうと決意しました。もちろん自分の好きにもです。

自分の好き × 相手の好き × その他 = 評価

これがイラストについてずっと悩んでた自分が導き出した結果です。その他とは投稿時間、時事、ジャンルなど様々な要因です。まず先に考えるのは自分と相手の好きになります。


■最善の策は…

相手の好きに寄り添えば評価はもらえるとしても、そう簡単にうまくいかないのは明白。とにかく読書で培った知識をフル活用しました。

そこで出した答えが「希少性」
過去記事で何度も出してきた言葉です。


とにかく界隈であまり見ない方向性を目指しました。それがAdobe Illustrator(通称イラレ)を使ったデフォルメ。さらにスマホやPC用壁紙を作ること。

高頭身よりは供給が少ないデフォルメを狙い、その中で主流ではないイラスト作成ソフトを使用し、他ではあまり見ない壁紙を提供する戦法でいきました。

これによる相手の利益としては「好きなキャラが小さくてかわいい状態で見れる」「スマホやPCでいつでも好きなキャラが見れる」「マスコットみたいな見た目なのでスマホ画面を他人に見られてもあまりダメージがない」が挙げられます。

その戦法で進んだところ、早くもツイッターで評判になりました。

これを機に12月初めにフォロワーが150人だったのが、約1週間で1000人を超えました。

その後も1000、5000いいねなど大きい数字をもらうことができました。評価をもらった要因は様々ですが、全く経験がないことだったのでとても嬉しかったです。一応そのイラストも載せておきます。


おかころUSJー壁紙png

Wラプラス(背景白)

シャチまた3_アートボード 1


という具合で、劣等感やあきらめの連続のなかで見つけ出した答えがこんな感じでした。

言い忘れました、もちろんデフォルメは大好きです。好きなものの範囲が広いことが私の強みなので、ここで活かされて良かったです。すんなり方向性を変えることができました。


■まとめ。とにかく実験するしかない

もちろんですがまだスタートラインに立った段階です。言っちゃえばフォロワー1000人なんて他から見れば多くないですし、今まで投稿したイラストを見ればいいねの数はかなり少ないことの方が大半です。考えることをやめれば一気に停滞するので、継続して評価をもらえるように毎日試行錯誤をしています。

今後は更に希少性を高めるために、GIFなどの動画編集やデザイン、あえてAdobe Illustratorで高頭身を描いたりなど、様々なことを挑戦します。もしできれば過去にやってたハンドメイドをやるのもありかなと。

さてこれからどうなっていくのでしょうか。イラスト界隈は競争が激しく大変ですが、私はマイペースで独自の路線を走って行きます。

必ず結果がでるとは言えませんが、穴場を狙って考え抜くのは本当に大事です。プロからありがたい助言や甘い囁きがありますが、鵜呑みすると危ないと感じています。他の人と同じことをしていれば必ず埋もれてしまう。

現に私が右向け右の人間で、このまま方向性を変えなければ、劣等感で一生イラストを描かなくなるところでした。あぶなかった。

これからも地道に頑張ります。


長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

もう年末になりますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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