【売るためのノウハウも】デフォルメ絵描きになって初めてのコミケ
先日行われた夏のコミックマーケット(C100)にサークルとして参加してきました。一応以前のコミケ参加(確かC97だったか)はハンドメイド専門だったので実質純粋な絵描きとしてのコミケは初めてです。
夏コミに参加された皆様、大変暑い中でしたがお疲れ様でした。
開場直前までかなりのコミケブルーだった
初期からnoteを見ている方はご存知かと思いますが、私はデフォルメ専門になって1年も経っていない新米の身です。初参加のジャンル(VTuber:ホロライブ)ということもあり、開場直前まで不安いっぱいでした。マリッジブルーならぬコミケブルーです。
一応ツイッターではこの夏コミを目標に、まずは認知度向上を頑張りました。おかげでフォロワーは200人から8200人も増え、さらにはお誕生日席に配置してもらえるというなんとも嬉しいことが続々。
しかし率直に言うとコミケ前に宣伝しても反応は想像よりイマイチでした。
数字は全てじゃない。それはもちろん分かっていましたが、他のサークル参加者の宣伝と比べるとあきらかに劣っているのが目に見えていたため、メンタルがズタボロでした。現実は厳しい。
そんな感じでコミケを迎えることになってました。
あれ?予想以上に…
コミケが始まれば、最初はもちろん壁サークルが真っ先に列を作ります。時間が経てばたくさんの一般参加者が中にも流れてきますが、案の定、私のスペースには全く人が来ませんでした。周囲のサークルさんはいっぱい人が来てましたし、この時は半分目が死んでましたね…。
しかし開場から1時間経ったあたりでしょうか。1人また1人と私のスペースへ一般参加者が来る様になってきました。すると列ができるとまではいかずとも、度々2、3人の塊ができる様になり、終わり際までほとんど休まずずっと動くことになりました。
途中でケースいっぱいの名刺もなくなるぐらいの大盛況で自分でも信じられませんでした。
フォロワーさんもたくさん来てくれて、直接応援の声もいただけたのでとても励みになりました。
今回のコミケは驚きの連続で、今まで頑張ってきた成果が出たので本当に嬉しかったです。冬も参加する予定なので気を抜かずに進んでいきたいと思います。
余談:少しでも多く頒布するために考えたこと
他の方の記事で「コミケで本が1冊も売れなかった」という内容で話題になっていますね。私も同様の経験があるので、大いに共感しました。
その反省も踏まえて、デフォルメ絵描きとして方向性を定めた時から何点か意識したことがあります。今回、それが結果として現れてくれたので簡単に少しだけ紹介したいと思います。
お金が関わる以上、自己表現だけに頼るのは危険
たぶんサークル参加者のほとんどは、本やグッズに値段をつけていると思います(もちろん無料頒布もありますが)。
しかしいくら楽しいイベントとはいいつつも、お客さんは自分のために簡単に財布を緩めてくれる訳ではありません。自分にとって利益のあるものだけに対してお金を払います。言えば当たり前だと思うかもしれませんが意外とそれが頭から抜け落ちている人が多いと感じております(偉そうなことを言う私も人のことが言えませんが…)。
クリエイターとして自分の好きを表現するのは至極当然ではありますが、それを対価として支払ってもらうには、相手の好きや利益も同時に考えなくてはいけないと思います。
私はこの現実を直視し、デフォルメ専門になったタイミングで少しだけマーケティングの勉強もしていました。今回の例をひとつあげると、
という人や
というお客さんの不満要素を想像して動きました。今回反響があった要因は様々ですが、これも的外れではないのかなという感想です。
今の時代、画力が高いクリエイターさんが多く、とても競争が激しいですが「絵が上手い=売れる」とは限りません。自分の作品を買ってくれる相手のことを想えば活路が見出せるかもしれません。
少しだけでもいいのでイラスト以外の勉強、強いて言うならマーケティングや心理学に目を通してみるといいかもしれません。もしかするととてつもない成果がでてくるかもしれませんよ。
・・・作りすぎて在庫はまだあるのでイベント出まくります。
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