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【解の一つ】無名の思想家著『二十三年憲法』 幸せの構成要素とその生き方

 私が「幸せ」について考える際、参考にしている文章に『二十三年憲法』があります。今から約10年前に、私の知る無名の思想家が個人的に書かれたもので、彼が考えた「幸せ」とその必要な要素、そして、その決意が書かれたものです。

 私個人の見解としては、稚拙な表現もあり、理想に過ぎる内容でもありますが、目指すべき「幸せ」の方向性としては間違っていないと思っています。皆様の参考になればと思い、本人の許可を得て、以下に記します。

 ちなみに、題名の『二十三年憲法』の由来ですが、彼が23歳の時に記した、憲法を模した記載方法なので、そのように名付けたようです。

二十三年憲法

前文
貴方は、幸せになるために生きねばならない。これは、貴方が、実に十数年掛けて考え出した結論であり、今後の如何なる場合も変えるべきものではない。貴方は、そのために如何なる努力も惜しんではいけない。また、貴方を束縛する一切の事物は、これを許さない。長大な幸せを築くことを、ここに誓う。

第一条 幸せとは
幸せとは、身体の健康を基盤とし、その上に築き上げていく魂の充足感である。精神を以て、本能の欲求を抑えつつ魂の示す道を歩むことである。但し、その個別具体的な方向は、常に考え続けなければならない。

第二条 魂の充足感
魂の充足感とは、精神的豊かさを指す。これを満たすためには、必ず苦しみを乗り越える必要がある。苦しみなき道は、怠惰にのみ通ず。

第三条 身体の健康
身体と精神は、密接な関係にある。身体の健康なくして、精神の豊かさを得ることはできず、幸せになることもできない。社会的な要請には、健康を害さない程度に応え、怠惰を伴わない本能に従うことが求められる。また、物理に従うべき時もある。

第四条 他者への影響力
死して残るのは、己の外にあるものだけである。他者に与えた影響は、死後も残り、万代に渡って生き続ける可能性を持っている。他者との関係の中に、自己満足を見出さねばならない。
Why are you here?
To influence other people.

第五条 自己の表現と創造
内的な向上を図り、それを元に自己を表現する。内的な向上、則ち日々の生活を有意義にすることは、苦しみを伴うことで魂の充足感に繋がる。それを表現すること、則ち内に秘めたものを用いての外への創造は、他者への影響力に繋がる。

第六条 愛
愛とは、相手の幸せを願うことである。そして、相手の幸せが自分の幸せである関係のことである。相手の為になら、ある程度の苦しみにも耐えられるということである。愛は、生きていく活力となり得るものであり、より高い幸せの実現に必要なものである。しかし、愛は相手の幸せを願うものではあるが、あくまで最終的な目的は己の幸せのためであり、愛のために不幸になることは本末転倒であり、そもそもその関係は愛ではない。

第七条 自殺の禁止
自殺は、近視眼的な愚者の為す最も手軽で最も愚かな行為であり、取り返しのつかない永遠の逃避である。怠惰の極みでもある。選択肢として、未来永劫排除することを誓う。

第八条 個としての自立
自身は常に個として自立し、他者からは一歩離れてこの世界に対さなければならない。それは、組織の中にいるときもそうである。

無名の思想家著『二十三年憲法』

 今後しばらくは、この『二十三年憲法』の各条項の内容を深掘りした記事を書く予定です。それを以て、幸せになるための「解の一つ」を鮮明に描き出してみたいと思っています。


 最後まで記事を読んで下さりありがとうございました。幸せについて、様々な角度から考えられていて個人的には興味深い内容と思っていますが、皆様はどうご覧になりましたか。感想などコメント欄に頂けると幸いです。

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