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3人で、1泊18万円ナリ。

厳密に言えば、179,500円ナリ。

過去最高に高い宿泊料金。これから先の人生を含めても、No.1かもしれない。脳内で5人時代のキンプリが「ナンバワンッイチバンッ」と歌ってる。私はDASHに出てた岸優太が好きでした。

タイトル通り3人分の価格だけれど、一人で一括で支払った。私、母、祖母の3世代3人組で泊まるのである。3人だけで過ごすのは始めてじゃなかろうか。

Tower eleven hotel
DARVISH & OHTANI suite

最強すぎる文字列。無意識に太字にしてしまう。輝いて見える。ダルビッシュあんどオオタニすうぃーと。

ルールも分からず見ていた幼い私に、何も言わないどころか一緒に試合を見たり、話を聞いてくれたり、子供の趣味を一緒に楽しんでくれたのが、母だ。そして、テレビで試合を見ながら、私が贈った選手名鑑を捲ってくれたのが祖母だ。

新庄のファンサにまんまと魅了されファイターズファンになり、ダルビッシュも大谷翔平も札幌ドームで何度も見た。私にとって始まりの選手「SHINJO」が監督のシーズンに、背番号11の2人コンセプトの部屋に泊まるのが、2023年からの目標だった。

去年の夏から北海道を出て上京。やっと黒字家計になってきた手取り20万侍。飛行機いれたら1ヶ月分よ。貯金だって潤沢じゃない。

でも、今年のファイターズ強いんだよ。何より、選手たちが楽しそうなんだよ。新庄だって、あの新庄だ。良い意味で、いつまで監督でいてくれるか分からない。

母も祖母もエスコンに行ったことがない。祖母にいたっては、記憶にある限り札幌ドームにすら行ったことないんじゃないだろうか。私よりも長くファイターズファンなのに。足が悪く、階段や距離のある道に不安もあるみたい。 

じゃあ、泊まってしまえば良いのだ。部屋から野球を観たら良いのだ。思いきりって大事。

宿泊日はナイター。有給を自由に使わせてもらえる会社でありがたい。世間とは少しずらした夏休みをもらうことにした。

芝生と土の香り。大迫力の音響。新庄監督と強いファイターズ。ダルビッシュと大谷翔平のお部屋。あとは勝つだけやんけ。


放送席からのエスコンフィールド

高校を卒業してから去年まで、細々とメディア向けのスコアラーバイトをしていた。好きなときにというスタンスだったけど、結局9年間やらせてもらった。プロ野球風に言うと、高卒9年目まで続けさけてもらった。

うん。だいたい金額が合ってる気がする、知らんけど。野球でいただいた賃金は、野球に還元して良いのではなかろうか。うんうん。良いこと尽くしじゃん。

予約してからというもの、私は180,000円のホテルを予約した人間ぞ!という強いメンタルも持てた。調子のいいファイターズ、調子のいい人間生活。最高じゃん。

栗山元監督のお言葉を借りると、野球の神様は絶対にいると思う。今まで数々のお願いを叶えてくれたし、素晴らしい景色も見せてもらった。

そんな野球の神様に私的なお願いをするのは大変恐縮ですが、大好きで尊敬している中島卓也選手がシーズン中ずっと一軍で元気に過ごせるよう見守ってください。その姿を180,000円のお部屋から観させてください。

よし。全部書いた。完璧。あとは行くだけ。

どんな気持ちで予約後、わくわくしていたのかをどこかに留めておきたかったのでした。貯金、頑張ろうね。




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