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余白を愛している

30平米に満たないマンションの一室で、誰かが言った何気ない冗談でその場にいるみんなが和む。

営業前の仕込をしながらたわいのない会話で気分を乗せながら準備を進める。

なんともないこの日常のワンシーンが、私にはたまにとても愛おしく思え、胸にグッとくることがある。

創業当初2人で始まった会社は、その日その月を生きるために必死で、他者との交わりという点で無機質な毎日だったように記憶している。

そんな時代があったからこそ、何気ない冗談の一瞬がこの会社に生まれていることに感慨が深い。

人が働く理由は待遇面、スキルアップなども挙げられるが、相応の厳しさの中でも楽しい職場だと感じられるかどうかも非常に重要な要素だと考える人も多いと感じる。
かく言う私もそう考える。

互いへの要求は遠慮しないけれども、ユーモアやちょっとした余裕、余白を大事にできる組織にしたいなと思う。

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