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イギリスの知の巨人たち

こんにちは! Aoneko( @blue_cats03)です。普段は「Aoneko Lab」というサイトに記事を投稿しています。

以前「ポール・コリアー『新・資本主義論』の感想とレビュー」という記事をエントリーしたのですが、この書籍の中で、ポール・コリアー氏が空間経済学、開発経済学、哲学などの分野にて絶賛していた研究者を今回はピックアップしていきます。


空間経済学

オックスフォード大学経済学部教授のアンソニー・ヴェナブルズ(Anthony James Venables)は、『空間経済学』の著者として有名です。

この『空間経済学』では、巨大都市への集積化や地方都市の内部崩壊を引き起こしている新たな経済的な力学について言及しており、New Economic Geographyのバイブル本としても知られています。英語版と合わせて読むと理解が深まるかと思います。


コーポレートガバナンス

オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールの教授であるコリン・メイヤー(Colin Mayer)は、コーポレートガバナンスの専門家であり、企業にまっとうな目的意識を回復させるためのアプローチに関して説いています。

2019年にオックスフォード大学にてポール・コリアー氏とコリン・メイヤー氏の資本主義と企業の将来に関するセッションが行われました。その様子はYouTubeにて視聴できます。


開発経済学

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教授であるティモシー・ベスリー(Timothy Besley)は、公共政策が功利主義に支配されていることに対して、道徳論と政治経済学の新たな融合について言及しています。

こちらは3分ほどの動画ですが、ティモシー・ベスリー氏の根底にある考えを垣間見ることができます。


哲学

イギリスの哲学者であり、シェフィールド大学名誉教授のクリストファー・フックウェイ(Christopher Hookway)は、プラグマティズムの哲学的起源について説いており、哲学者パースについて、可謬主義や真理と実在への革新的説明など多様な視点からひもといています。


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