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【実録】「都市計画」で住処を追われるまでのお話(1)〜不要な都市計画に巻き込まれ住居を奪われる僕ら

こんにちは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

(➡︎プロフィールはこちら


ご存知の方も多いかと思いますが、

僕は高知県高知市に住んでいます。

んで、今、高知市の事業である

「都市計画」というやつに「絶賛」巻き込まれています(笑)

おかげで来年の2022年には10年前に建てたおウチをこわして

一度出て行かなくてはいけません(泣)

理不尽な都市計画

結論から云うと

僕にとっては「迷惑きわまりない!」

しかし、自治体のやるコトに逆らうコトも出来ず

反対運動をするほど時間もエネルギーもないので

数年前からあきらめて仕方なく従っています・・・。

理不尽が多い「都市計画」とは?

・・・・が、あまりにも理不尽なコトが多い!

こんな理不尽なコトを白昼堂々と大胆にやるんだな・・・・

とまざまざと思い知るコトとなりました。

今は抵抗をあきらめたので、

この街を一度出ていく準備をするしか選択肢がないのですが、

せめて、この出来事を自分たちや街の人々のためにも

そして、これからどこかの街の都市計画で

僕らのように住処を追われる方々のためにも

ブログで残しておきたいと思いキーボードをたたいてます。

(エンタメとしても読めるのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。)


今、書いていて

まあまあ批判が多くなりそうなので「大きな力?」によって

「消されるんじゃないか?(笑)」って

ちょっと怖くなってきていますが、

僕がこの身で体験した「本当のこと」を

出来るだけ客観的に記しておきます。

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都市計画とは?

「都市計画」というのはものすごくカンタンに云うと

「古い街並みを一度リセットして、

新しい現代の街に変身させる」

という自治体のおしごとです。

なので、そこに住んでる人々は一度、追い出されます。

そして、その街にある家はもちろん道路や電柱など

全てがこわされて、土地から全てをやり直します。

それが、終わったら元の住民は戻ってこられるのですが、

そこには色んな闇がひそんでいるんですよね(汗

詳しくはおいおい紹介していきたいと思います。

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都市計画〜戦争で焼けなかった街

また、あらためて紹介しようと思いますが、

僕の住んでる街は「戦争で焼けなかった」地域らしく

古い町並みが残っています。


小さな路地が入り組んだ場所もたくさんあり、

下町の風情ただよう昔の街です。

僕はこの街で生まれ育って、

この街が大好きで結婚してからもこの街の片隅に土地をもとめ

今のおウチを建てたのが約10年前。

しかし、いよいよ来年にはこの街を出て行かなくてはならなくなりました。

無念です。


安全であたたかい街

僕の住んでる街は本当にびっくりするくらい安全で、

治安も良くて、

車も、住んでる人の車しか街の中には入ってこないので

子供たちが道路で遊んでいても心配なし。

見知らぬ人が訪れると、すごく目立つので防犯的にも優れている。

お年寄りが多いけど、近所付き合いもほどほどにあって

声をかけあったり、井戸端会議をしたり

とてもありがちな表現だけど「あったかくて住み良い街」だ。


都市計画で碁盤の目の様に整地した土地では

出来えない街だ。

個人的にはあと五十年もすれば、今住んでるこの街は

文化的な遺産になってもおかしくないのでは?と思うくらいだ。


そんな街をこわして出て行かなくてはいけない・・・、

正直、喜んでいるのは一部の政治家や

工事を請け負う業者、あと一部の地主さん

あと、もともと出ていく予定だった人とかかな?

この街が好きで古くから住んでいる人で喜んでいる人は少ない。

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都市計画はたくさんの補償がもらえる?

この話をするとよく聞かれるのが

「でも、補償をたくさんもらえるんでしょ?」

って云われるんだけど・・・・・

ハッキリ云って

「プラスにはならない!」

このコトにかかる割く時間のコトを考えるとマイナスも良いところだ。

おまけに驚くべきコトを一つ書き加えておくと・・・、

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都市計画で戻ったら土地価格の上昇分払え!?

僕らは一度出て行って、

整地された土地に戻ってくるわけだけれど

戻った土地は整備されていて

道路も広くなって(迷惑だけどw)

便利(?)になるから土地の評価価格が上がるわけですね。

そこで、信じられないコトに・・・、

元の土地の価格から評価が上がった分を

「支払え!」

って云われるんですよね・・・・・。

・・・・・

・・・

僕も最初聞いた時に耳を疑いました。

「ウソやろ?」

「え?今、新手の地上げにあってる?」

「え?公共事業だよね?市役所だよね?自治体だよね?公務員だよね?」

「え?一度どいとけ!」

って云われて、おっしゃる通りに一旦どいて

戻ってきたら

「価値が上がっただろ?その分金払え!」

って・・・

「え?ヤ〇ザなの?え?正気かよ?」

って思いました。

愛する家をこわされ、家を追われ

ほしくもない新しい街に作りかえられ

戻ってきたら金払え!

何それ?

正直、ハラワタが煮えくりかえりましたが、

今は一周回って、あまりのコトに笑える様になりました(笑)

ワハハハハ


でも、同時に思ったのが

こんな理不尽をこの国や地方の政治は

平気でやり続けてるんだな・・・・・と実感しました。

自治体の職員の方々も決まったコトをやっているだけで

悪い人ではないんだとわかっていますが、

いかんせん、仕組みがもう古くて悪い!

仕組みやルールから変えないと!って思いました。

でも、その古い仕組みを使って私服を肥やしてる人たちがいるんでしょうね。


そういう輩が美味しい汁を吸うために

われわれ国民・市民は良いように翻弄され

役所の人たちも仕組みだから従わざるを得ない・・・。

という「既得権益者」のための仕組みに成り下がっているわけですよね。


ちょっと、「力」が入ってしまいましたが、

そういったコトも含めて

書き記しておきたいと思います。


なかなか、こう云う目にあうことはないと思いますが、

これが今の日本の国のあり方の縮図でもあると思いますので

多くの方々に知っておいてもらいたいなと思っています。

この後も、このシリーズを続けて書いていきたいので

よければぜひ、読んでやって下さい。


それでは、今日はこの辺で。

この記事に使った写真はフォトマスター検定1級の僕が撮った
「6月とある日の僕の住んでる街」の写真です。

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