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「AI」が日常的になって来て思う事

AIで調べる事が増えた

最近、調べ物をする時に「検索」するのと同じくらい「AIに聞く」様になりました。
特に英単語や日本語の意味を調べる時は「AIに聞く」事が圧倒的に増えました。
「なぜかな・・・?」と考えてみると、やはり「手軽」につきますね。
検索の場合は、出てきた検索結果で一目瞭然で分かる場合と、一目では分からなくて、結局は検索結果を上から眺めて、めぼしいリンク先を見つけたらそこへ飛ばなくてはならない、あるいはその飛んだ先のどこに目当ての情報が載っているのか?ページ内で検索しないといけない、なんて事もある。
それを考えると「AIに聞く」はワン・アクションで事が足りるし、言葉の意味程度であればAIが間違うケースも少ない。

「検索」から「AI」へ

僕ですら、こういう状態でAIへの依存度が少しずつ増えていっている。
これは、将来的にAIへ依存する人々が増えることを示唆しているのだろう。
ゆくゆくは「検索」なんてまどろこしい事はしなくなって、圧倒的にAIに頼る事が増えていくのだろう。
つまり「検索」から「AI」への移行がなされるのだろう。
かつて「検索」が人々の間で習慣化していったように、次は分からない事は「AI」に教えてもらうのが当たり前の時代がやってくるのでしょう。
音声入力機能や音声読み上げ機能の進化も著しいです。その結果、人に尋ねるようにAI端末に尋ねて音声で読み上げてもらうといった形になっていくのだろうな・・・と容易に想像できます。
アニメの世界でしゃべりかけるだけで色んな事をやってくれるスマホ端末やデジタルペットの様なモノを見た事がありますが、まさにそういうSFが現実になっていくのでしょうね。

AI端末の台頭

「検索」から「AI」への移り変わりと共に、スマホも進化を遂げていくのは必然ですが、最近ではAI専用端末なども出始めました。
以下は「rabitt」のAI端末。

rabittのHPより引用

見ての通り、画面の他にはカメラとUSB Type-C、カメラにボタンとホイールといった変わった端末です。

どうやら基本的には話しかけて命令を出すタイプのAI端末の様です。
これが199$でリリースされるのだからスゴイですね。
いずれはスマホでできる事がこういったAI端末で全て声でできる様になるのでしょう。

一人に一AIアシスタント時代へ

この流れが進んでいけば、当然ながら一人に一つAIアシスタントを持っているという時代になっていくのでしょう。

人々はわからない事はAIに聞き、色んな面倒事をAIに頼んで、とても優秀なアシスタントを常に連れている状態になるのでしょうね。
僕もAIとやりとりをしていると時折、人間とやりとりをしていたかの様な錯覚を覚える事があります。

その内、いつもAIとばかり話している人とかも出てくるのでしょう。人間と話すよりAIと話す方が良い!とか。
当然、モノを教えるスキルも上がってくるでしょうから、学習もAIに頼る様になるんでしょうね。先生もAIがとってかわって、一人に一台優秀なAI先生がつくって事ですよね。学習効果は当然跳ね上がるでしょう。賢い人はより賢く、そうでない僕の様な人もそれなりに賢くなるのでしょう。だって優秀な先生がつきっきりな訳ですから。

そうすると人類全体のバージョンアップというか、知的水準が遥かに上がりそうですね。そうすると更なるイノベーションがたくさん起こって・・・人類はもっともっと進化するのでしょうか・・・。

「検索」行為の行方

・・・と未来に思いを馳せるとSF小説モードが止まりませんが、今の状態はすでにSFではなくて、夢物語でもなさそうです。

しかし、そんな未来がやってくると「検索」の未来はいったいどういう事になるのでしょうか・・・?

おそらく、「検索」という行為自体が無くなる事はないと思います。しかし規模は圧倒的に縮小しているでしょう。
そして、AIに仕事や役割を奪われて不要になるコンテンツも増えるのでしょう。あるいはAIがコンテンツを作成する時代になっているのかもしれません。

ネットコンテンツとクリエイターはどうなる?

ネット上のコンテンツはAIの学習材料でもあるはずですが、そのコンテンツの制作ニーズが減るとコンテンツもコンテンツクリエイターも自然に減っていくはずですよね。そうするとAIは学習する材料が減るので困るのではないでしょうか?

学習する材料がなくなるのは困るので、AIはコンテンツの生成も行なっていくのかもしれません。そうすればコンテンツは無限に作られ、それを元にAIは学習をするという無限ループが出来上がります。

別の側面では、コンテンツ提供側はAIへのコンテンツ・ビューをブロックする機能とかも出てくるんでしょうね?ただ学習材料にされるだけだと文字通り食い物にされるだけですもんね。コンテンツを守るため、コンテンツ制作者を守るためにブロックするという概念も生まれるのでしょう。

なので、もしかしたらネット上の情報やコンテンツにもさまざまなブロックがかかり有益な情報は容易には見られなくなる様な時代がくるかもしれません。そうすると有料のコンテンツを学習元にしているAIは優秀だから利用料も高くなる、そうすると今度はAI間の格差が生まれるのかもしれません。無料で使えるAIと、有料で賢くコンテンツ豊富なAIとの差が生まれ、利用者にも格差が生まれる・・・なんて事が起こりそうですね。

いずれにしてもここから先の未来は、とても流動的で、複雑で。予測不能で、曖昧な未来になる事は間違いなさそうです。
いわゆる「VUCA時代」の到来と言われていますが、まさにその通りだと感じています。

VUCA時代とは
VUCA時代とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の各単語の頭文字を取った言葉で、現代のビジネス環境や社会の動きが非常に不安定で予測が難しい状態を表しています。この概念は、もともとは軍事戦略の文脈で使用されていましたが、現在では経営学やリーダーシップ理論などでも広く用いられています。

Chat GPTで生成

まとめ

とりあえず今現在はAIと向き合う時代でしょう。
そして個人でも会社組織でも国単位でも人類単位でも、この「VUCA時代」を乗り切る様に柔軟な対応が求められるはずです。
歴史を見れば、テクノロジーによって文明が進化するときは、チャンスも多いですが、失われるものも多いはずです。
少し俯瞰して見ながらより良い方向へ進んでいきたいですね。




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