歩き方いろいろ
歩き方、普段使いにどれがいいかってあまり普通は考えないと思います。ただ、考えてみると世の中には色んな歩き方が存在しています。
モデルウォーク(ファッションショーの)と、すり足(剣道などの)
モデルウォークは「服を魅力的に展示するため」で発展したものと推測できます。すり足(剣道など)は「刀をもっていい感じに動くため」で発展したものと推測できます。
これらを比べた時に、1つ目は「モデルが衣装を魅力的にみせるためのスキル」が土台で、2つ目は「サムライが生き残るためのスキル」が土台にあると言えます。
平地の歩き方と、坂道の歩き方や雪道の歩き方
山道は、足を水平に着地するようなものになるのが基本になると思います。雪道の歩き方も似たような感じになるでしょう。
フラットな舗装された道路の上の歩き方、坂道や足場が悪い場所の歩き方、これらは異なってきます。
あまり意識されないと思いますが、実際に歩いている様子を観察すると、歩く場所によって違う歩き方をしていることが多いのではないかと思います。
スポーツのウォーキングの歩行、物を持った時の歩行
スポーツとしてのウォーキングでは「両腕を大きく振る歩き方」が推奨されることが多いようです。
一方で、例えば「両手に重たい荷物を持って歩く時」に両手を大きく振る歩き方をすることは少ないと思います。この場合、手を大きくふって歩くのは合理的ではないからです。
歩き方はいろいろある
・モデルがステージで洋服を魅せるための歩き方 ( 見ため重視 )
・武術のような伝統的な世界で使われている歩き方 ( 実用重視 )
・軍人の行進イベント用の歩き方 ( 見ため重視 )
・山道を快適に歩くための歩き方( 実用重視 )
・平地を快適に歩くための歩き方( 実用重視 )
・荷物を両手にもった時の歩き方 ( 実用 )
etc
ぱっと思いつく限りでもこれくらいは考えられます。
例えば、普段ハイキングや山歩きをしない人が、1日くらい山歩きしてみれば「疲れやすさがひどい。。。。あれ?街中とは歩き方を変えなくてはいけない?」ということは実感できる可能性は大いにあると思います。
草鞋やワラーチが足にいい的な話も、「薄い履物だと強制的に足裏の感覚がとぎすまされるから、自動的に適切な歩き方になりやすい」という話もあるのではないでしょうか。
「単にいい汗かいてスッキリしたいだけ」なら別になんでもいいです。ただ、なるべくいい感じにすることを目指すなら、自分の状況にあうものをインストールすることが重要でしょう。
あらゆる状況で使える「1つの正しい歩き方がある」ということはありえなくて、「状況に応じて丁度いい歩き方がある」ということになると思います。
ややこしいのが「からだは、本来の動き方を知っている」みたいな基礎感覚のようなものであれば、「1つのジャンルで養った感覚が、あらゆるところで使える感覚になる可能性」がわりとあるところでしょうか。
ただ、「歩き方」みたいな具体的なレベルの話だと「状況によって最適なものを」というのが一般的正解になると思います。
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