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人生で一度ぐらいデッカチャンの話をしていいんじゃないかと思った

小学生当時の僕は何かに付けてぴぃぴぃ泣いていた。
アニメのやっているタイミングで銭湯に連れて行かれ、ぴぃぴぃ泣き、
下級生が言うことを聞いてくれないがために、ぴぃぴぃ泣き、
エンタの神様というお笑い番組を見逃した時もそうだった。
エンタの神様は夜10時に始まる番組で、
小学生時分の僕が起きているにはなかなかに難しい時間帯だった。
その時間まで仮眠を取り、
エンタの神様の開始に合わせて起床する作戦は見事に失敗して、泣いた。
そりゃ当時はアマゾンプライムビデオだのTverだのは無い時代で、
一度その番組を見逃せば、再放送を祈ることしか出来なかった。
僕には録画したエンタの神様を見せてくれる友達はいなかったのである。
時代っていうか個人的な問題だろ。

エンタの神様を知らない人のために、この番組について一応説明しておく。
(一応エンタの神様は今も特番でやっているみたいだが、
 僕は見ていないので世代ではない人のエンタ知名度がよくわからない)

と言っても、特別な要素があるわけではない。芸人のネタ披露番組である。
アンジャッシュ、インパルス、ドランクドラゴン、陣内智則等のコント師や
オリエンタルラジオ、コウメ太夫、波田陽区等のリズム芸人、
その他、何かの間違いだろ!?と言いたくなるような芸人等、
多数の芸人がこの番組から世界に羽ばたいたり、
羽ばたかなかったりしていった。
エンタの神様は翼を持たない芸人にも、蝋の翼は授けてくれるのだ。
飛べるかどうかは別として。
(ちなみに世間的に有名かどうかはわからないが、
 エンタの神様の総合演出である五味一男さんのwikipediaの記事は、
 めちゃくちゃ面白い、プロパガンダみたいになっている)

普段とは全く別のネタをやらされる芸人や、あるあるネタの連打、
カンニングやクワバタオハラを暴れさせる演出、
クライザーIII世などの批判点も多いが、
2chで実況したり、メル友と実況したり、
つまらなさもヤバさも面白さも全部味わうことが出来たと思う。
思い出になってしまえば、何もかも美しいのだ。

そんなわけで本題に入る。
デッカチャンの話だ。

デッカチャンを知らない人はデッカチャンという名前を聞いて、
大きくなかったら嘘だろ?と思うだろうが、安心して欲しい。
ちゃんとふくよかで大柄な身体をしている。

主な持ちネタは「気づいちゃったマーチ」。
マーチングバンドの扮装でスネアドラムをたたきながら登場し、
「デッカチャンだよ」からはじめ、
「気付いちゃった、気付いちゃった、ワ〜イワイ」と言うフレーズとともにあるあるネタを披露する。
後半からは「僕みたいに太っている人は・・・」と
デブのあるあるネタに変わり、「デッカチャンでした」で終了。
(wikipediaから引用)

ネタに関しては、若干リズム芸寄りのあるあるネタと言った感じである。
当時の僕は、
あるあるネタとリズム芸は大体ハズレであると判断していたので、
その例にもれず、デッカチャンもハズレ芸人の部類であると判断していた。

ただ、人生で一度デッカチャンで死ぬほど笑ったことがある。
M1で優勝したマヂカルラブリー野田クリスタルが作ったゲームである。
(デッカチャンの登場するゲーム)

デッカチャン、動くと面白い。

追伸
ですよ。もネタそのものはそうでもないのに、
あーいとぅいまてーんの勢いでめちゃくちゃ笑った。
全てがあーいとぅいまてーんのためにある。
ですよ。の動画

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