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魔法の知恵袋〜ちいさな鉢植えとすてきなハーブ暮らし〜

こんにちは。今回は自然の魔術や魔女の知恵にかかせない
すてきなハーブたちについてのお話です。

日のあたる窓辺に、ちいさなハーブの鉢植えをおいてみたら
身近でちっちゃな緑でも、自然の力強さを感じたり
そのけんめいな姿に励まされたり、あいらしさに癒されたり……
何かをはぐくむこと、趣味をもつことは心のケアにも大変有効。
摘み取ったハーブをつかってハーブティーをいれたら、体のケアにもなります。
そんなやさしいくらしにちょっと憧れたら
ハーブたちのご紹介に参りましょう!

第一章
やさしくてつよい!西洋ハーブたち

まずは定番のハーブたちからご紹介します。
ホームセンターなどでも販売していたり
今時だとインターネット通販でも購入することができますよ。
今回はかわいい花を咲かせる三種類、作用から育て方までお話しします。

カモミール(ジャーマン)
キク科 和名:かみつれ
体への作用:主に消炎、鎮静に使われます。その香りからリラックス効果も強いです。
魔術作用:ドライのものを燃やして安眠のインセンス(お香)に。お金に関する力もあるとされる。また、とても活発であかるい力をもつので
なんだか落ち込んでるな、という時にもオススメ。
支配元素:水
備考:ローマンという多年草の品種もあります。大きな違いはありませんが、魔術作用では金運寄りです。


【育て方】
開花時期:3〜6

種でも販売されていますが、より育てやすい苗から育てるとよいでしょう。
農薬は適切につかってもよい、と私は考えていますが
ここではより自然と親しむため、農薬が使われていないか注意してください。
暑さに弱いので、夏の時期に植え替えたり種をまいたりするのはカモミールのためにもやめましょう。
春や秋がオススメです。
逆に寒さには耐性があります。
日当たりのよいところが好きですが、夏場は半日陰やすこしだけ日光をさえぎるものをおくとよし。
水やりはたっぷりしましょう。土の表面乾いてきたらお水をあげます。
白くてかわいい花が咲きます。花がさいてきたらこまめに摘み取るようにします。
そうするとより多くの花を咲かせてくれますよ。
摘んだ花はハーブティーにしたりオイルやはちみつにつけたりして
その有効成分を抽出します。
より詳しいことは次の章でお話しします。

カレンデュラ(ポット・マリーゴールド)
キク科 和名:きんせんか
体への作用:消炎、抗菌、肌ケア
魔術作用:とても明るいパワーをもっているので精神のケアや補強に役立つ。魅力の魔法にもつかわれます。また、プロテクト(守護)の力もあり、悪いものを追い払います。
支配元素:火
備考:マリーゴールドとは本来このカレンデュラのことですが、お店で「マリーゴールド」という名前で売られているお花はハーブとして食べたりできないので注意。

【育て方】
開花時期:12〜5

長い間たくさんの花を咲かせてくれるので、花壇などでよくみかけます。
耐寒性も耐暑性もありますが、植え付けや種まきは秋がオススメです。
火のハーブなのもあるのか、お日様が大好きです。
日当たりと風通しのよいところにおいてあげます。
多くのハーブはそうですが、たいてい草花用の培養土で十分育ちます。
カレンデュラは水はけのよい土が好きなので、水はけがよい!とかかれているものはより向いています。
地植え(地面にうえているもの)のカレンデュラはあまり水やりしなくても自分でなんとかしますが
鉢植えのものはそうはいきません。土の表面がかわいてきたらたっぷりお水をあげます。
また、地植えのカレンデュラは肥料を必要としません。カレンデュラはとてもエネルギッシュなハーブなのです。
鉢植えのカレンデュラには定期的に肥料をあげましょう。肥料は春にあげるとよいです。
とくに花が咲き終わったら、お礼の気持ちも込めて肥料をあげます。
ここでは、有機肥料のみを扱います

ローズマリー
シソ科 和名:まんねんろう
体への作用:抗酸化、消化のたすけ、血行促進。また、肉料理に大変あうので料理をよりおいしくできる。
魔術作用:記憶力をよくします。浄化の力が大変強く、燃やすとその場を清めてくれます。悪夢よけやプロテクトにもなります。若返りやヒーリングの力もある、万能ハーブです!
支配元素:火
備考:ローズマリーには3つ種類があります。カンファー、シネオール、ベルべノン。それぞれ香りや得意分野がことなりますが魔術作用は同じです。
(カンファー…血行をよくする。シネオール…記憶力アップ。ベルべノン…若返り。)

【育て方】
開花時期:品種によってことなる。

ローズマリーは実は、草ではなく木です。
常緑の低木で、ほふく性でなければけっこう大きくなります。
根っこをさわられるのがイヤなのか、ひっこぬかれるのがイヤなのか
移植はたいへん嫌いです。一度定着したものを引っこ抜くと枯れてしまう傾向にあります。
しかし、挿し木はとても簡単です。枝なら構わないようですね。
鉢植えにしたくて、植えかえする場合は根っこに触らないようにしましょう。
大きくなったら鉢を変えてあげなければなりませんが、そのときも注意が必要です
あまり大きくなるのは……とスペースの問題があるなら
矮性(ちいさい)品種にしてみるのもいいかもしれません
ローズマリーは日当たりよくてすこし乾燥したところが好きです。
暑さに強いので夏場、日当たりのよいところに置いていてもへっちゃらです。
乾燥が好きなため湿気は嫌いです。梅雨の時期は雨が当たらないようにしてあげます。
枝がこみあっていたら、ぷち収穫もかねてつんであげます。
肥料は植え付けのときにあげるくらいで大丈夫です。

ハーブはほかにもミントやセージなどたくさんありますが
はここまでにしましょう。

もし、カモミール、カレンデュラ、ローズマリーの中でも気になったハーブがあったら
まずは購入して育ててみましょう。
しいてオススメをいうならばローズマリーでしょうか。多くの場合ホームセンターの園芸コーナーにおいてあります。

園芸コーナーをみわたしてみて、気になったハーブがいたらその株でもかまいません。育て方は店員さんに聞いてみるのもアリですね。
いっぽを踏み出して、購入してちいさな鉢に植え替えてみましょう。
そして側においたなら……今日からやさしい魔法ぐらしのはじまりです!

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