見出し画像

人生で2度死にかけました。

いまでは海外など日本中を飛び回りながらテレアポしていますが、なぜそのようなことをしているかというと、

「自由な場所で仕事をする」ことが好きなためです。


ですが、この「好き」を優先したあまりに「人生で2度死ぬ経験」をしたことがあります。


本来なら死ぬほどの体験はしたくはないですが、かなりレアなことのようなのでお話しします。


海外での教師を志す


大学卒業後、私は青年海外協力隊(JICA)のプログラムでアフリカのガーナ共和国に2年間滞在していました。

私は中学校のときに見た「世界がもし100人の村だったら」というTV番組を観て、自分と同じ年齢の子がゴミ拾いをして生活をしている世界を知り、衝撃を受けました。
何か自分にできることはないかと考え、いつか発展途上国で学校の先生になるという夢を持ち、教育の大学に進むことを決めました。


その後、大学卒業とともに夢であった青年海外協力隊に小学校の教員として派遣されることになりました。


人生1度目の「死」を覚悟


突然ですが、「マラリア」という病気は知っていますか?
マラリアは特にアフリカで流行っており、蚊を媒介とし、世界で年間70万人の人が命を落としている危険な病気です。
私はその「マラリア」に2回罹ったことがあります。
1回目はアフリカで教師をやっているときでした。

JICAで同期でガーナに行ってたのは20名くらい。その中で私ともう1名の方がマラリアに罹ってしまいました。

原因は単純でその人と私は、飲まなければいけない処方薬を飲んでいなかったんです。
大丈夫だろうと高を括っていたのが間違いでした。

マラリアの症状は40度以上の高熱が続き、特に私の罹った熱帯熱マラリアは高熱と寒気が交互に続きます。
体感はインフルエンザの2倍くらいの辛さです。

高熱が出ているが急激に寒気が来るので毛布を持ったまま、灼熱の外に毛布にくるまったまま寝ていたり、
本当に気が遠くなってしまうような日が5日間続きました。
いまとなっては狂気です。。

その後、マラリアの検査キットで陽性反応が出て病院に救急搬送され、お尻に注射してもらい、その翌日にはほとんど通常の生活に戻りました。

誤解されがちですが、マラリアは早期に診断され、薬をきちんと処方されたら治ります。


体調不良……インフルエンザか?緊急入院へ!


青年海外協力隊のプラグラムは2年間の期限付きです。
アフリカでの任務を終え、帰国後は学習塾で教室長・経営、飛び込みの営業を経験した後、小学校の教員をやりました。
何とその時にマラリアが再発しました。

最初はインフルエンザかと思い、病院に行ったところ、お医者さんに「あ〜これはインフルの結果は陰性だけど限りなくインフルに近い症状だからインフルですね」と言われ、自宅療養をしていました。

「1週間ぐらいしたら熱も下がって、学校も復帰できると思いますよ」みたいな感じでしたが、1週間たっても全く熱が下がらず、
むしろどんどんきつくなっていって、悪寒や吐き気が日に日に強くなりました。

朝はちょっと体調が良くなって、夜になるとぶり返しのように一気に熱が出る。それが1週間ぐらい続きました。

「あれ、インフルってこんなに続くっけ?」という感じで10日ほど経っても熱も全然下がらないし、歩くのも何かを口にするのも辛くなっていました。

冷や汗も出て、嘔吐もしたので……さすがに救急車を呼びました。
病院で点滴を打ってもらったら、ちょっと良くなったものの、そのときはいろいろと血液検査やCT検査などをしたのですが、結局原因不明と診断されました。

対処療法をするしかないので一旦緊急入院しましょうとなり、入院になりました。


原因不明


入院してから精密検査をしていく中で、病院の先生から脾臓(ひぞう)が腫れていて、HIVとか白血病などの可能性が高いですと言われました。その瞬間頭が真っ白になり、「死」が頭をよぎりました。

入院して2週間ちょっと点滴を打ち続けたものの熱も下がらなくて、それでも対処療法しかないみたいな感じでした。
毎日夜中には嘔吐をして、体がきつすぎて全く眠れないので、ナースコールを押し、看護師さんが迷惑がらずにきちんと話を聞いてくれ、付き添っていただいたことには本当に感謝しています。


本当にもうこのまま死ぬんじゃないかなと思いました……


そんな時、看護師さんとたまたま「アフリカに行ってたんですよ」みたいな話をしました。
それで、念のため一度マラリアの検査もしてみますか?という流れで検査をすることになりました。
東京の検査センターでの結果が出るまでに3日間ぐらいかかりましたが、やっと診断が出ました。


「マラリア陽性」


自分でも全然ピンとこなかったです。
でもそう言われてから思うと、症状も最初にマラリアに罹った時と同じ感じだったような……そんな感じでした。
帰国してから、1回も海外に出てないんですが。

2回目に再発する人はなかなかいないですし、一緒に行ってたもう一人の感染者も再発はしていないと言っていました。

そもそも私のアフリカでの1回目に罹ったマラリアの種類は熱帯熱マラリアという種類で再発はしないと聞いていました。

2回目のマラリアは「卵形マラリア」という種類で1回目のマラリアのときの型とは違うものと診断されました。

ごく稀な症例だったため、6名くらいでマラリアの調査団みたいな人が東京からインタビューしに病院に来ました。
そこでは海外でのマラリアの回復具合、それからどんな経路で日本で生活していたか、それまでの体調で変化はなかったか等、約2時間くらいお話をしましたが今回のケースはいままで経験したことがないとのことで、なぜ卵形マラリアが体の中にいたのかはまだ謎のままです。

診断されてからすぐにマラリアの薬が投与され熱も下がり、完全に治りました。

いま思うこと

健康でいないと仕事や好きなことができない、海外に行くのであれば事前にリスク管理を行い、その海外の情報や病気になったときのことを事前に調べ、予防できることはしっかりと予防する。

このまま死んでしまうんじゃないかと思った日々から一転、いまは最低限健康に気を使いながら、いろんな場所で営業やテレアポができています。

あのとき看護師さんから「昔は何されてたんですか?」という質問がなければ、そしてマラリアに罹った話を看護師さんがお医者さんにしていなかったら今の私はいません。

日々に感謝し、看護師さんのようなその人の痛みを深く知れるような人間、営業になれるように邁進していき、多くの「ペイン」を今度は少しでも自分が解消できたらと思い、生きています。

私は救急車に運ばれている中で本当に「死」を覚悟していました。
その中で

「もっと人生で何かできたんじゃないか。」
「もっとたくさんの場所を見てみたかった」

という思いが溢れました。

人生は何が起こるかわからないのが楽しみでもありますが、いつ人生が終わるかもわかりません。
こんな経験があったからこそいまの私は何にも縛られずに好きな場所、行きたい場所で仕事をしています。

これを読んでくださったあなたへ


後悔しない人生を送るためにも自分に正直に
「自分がいま何がしたいのか」
を素直に受け止めて過ごしていきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう^^

テレアポについてのお悩みやご相談があればこちらからぜひご連絡ください!

日本初!?

海外14カ国、26都道府県、23区を廻りながらテレアポ中。

3社での営業成績・成約率No.1!ココナラでテレアポについてのサービスを出品しています。

テレアポのお悩み相談はこちら

テレアポのお仕事の依頼はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?