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語りたい世の中に、音楽を。

COVID-19による変動期(わたしにとっては静寂期間)に、ウクレレにチャレンジすることができました。

去年の7月にウクレレを買ったのですが、仕事に忙殺される日々で練習をする時間がなく、オブジェと化していたウクレレさん。
やっとこさ、ゆっくり弾ける時間ができ、4月から5月の2か月間は、毎日毎日弾いていました。

お家でいることが「正しい」とされていた期間、音楽教室には通うことができないので、とりあえずYouTubeで「ウクレレ・初心者」と検索。そしたら、とてもおもしろいウクレレ先生と出会うことができました。その名も、ガズレレさん。

ガズレレさんは、だれでもウクレレを弾くことができるように、音楽の楽しさを動画で配信されています。ウクレレのチューニングから、コード、TAB譜の読み方、様々なストロークまで、丁寧に解説されていて、初心者でもすぐにウクレレワールドにはいることができました。

何よりも、いくつもの曲を簡単なコードで弾き歌いできるように、頻繁に配信されていて、「楽曲の倉庫」のようになっています( ; ゜Д゜)

そして、すごいな~と思わされたのが、ガズレレさんの音楽やウクレレに対する考えです。「だれでもウェルカム」「やってみよう」というオープンな方。
楽しく踊っていると、楽しく踊りたくなる人が増えて、どんどん増えていくことで、世界は明るく平和になるんじゃないかと、音楽を通して、オープンになることの大切さを伝えておられます。

閉ざされた世界。閉塞した社会。それを打破するには、まずは、自分がちょっとでもオープンにならないといけない。開かれないといけない。

楽しく自分を表現しながら相手を尊重するところに、本当の自己表現と他者への敬意があるんだということだと思います。

音楽は、表現の一つだと再認識しました。心の底から歌ったり、楽器を奏でることで、自分が在るということが、確かなものとして感じることができる。悲しいときには、悲しみを、うれしいときには、うれしさを、怒りが湧き出るときには、怒りを。言葉にできない感情を、自分を、表すことができる。

語りたいのに語れない、そんな世の中。表現の方法を踏み外してしまった世の中。ヘイトスピーチに走る世の中。自分も他者も大事にできない世の中。

そんな世の中である時にこそ、音楽を。