プロ野球キャンプ撮影を終えて「オリックスバッファローズ＆BsGravity＆楽天モンキーズ＆楽天ガールズ」

2024年2月25日 21:43

この１か月間、それこそ全力投球でプロ野球の宮崎キャンプを撮影してきました。
そしてようやく終わりに近づいています。
あまりの疲労のため（わずか１か月で３キロも痩せた）、途中でくじけそうになりましたが、どうにかこうにか乗り切れそうです。
しかし現時点でかなりへろへろです。

さて前半で撮影したソフトバンクホークスの写真を写真集にして、完成したものをソフトバンクホークスファンの知り合いにあげたのですが、
感想としては「写真は凄いが、なんじゃこりゃー！？」だったようです。

何しろ１４４ページある前半３分の２が選手の写真で、後半３分の１がハニーズの女の子たちの写真なのだから、どうやらあまりのギャップに少々拒絶反応が出てしまったようでした。
他の人に見せても、だいたい同じ反応でした。
「なんじゃこりゃぁ！？」ってな感じです。

この反応はとても面白かったです。
確かに少しばかりシュールな味の写真集です。
でも私にとっては、プロ野球キャンプで出会った目の前の風景であり、全力で頑張る選手も、全力で頑張る女の子も、全く同列の同じものなのです。
わざわざ分ける理由がない。
でも彼らの中では別ものなんだなぁと。
普段撮影している海の風景も、山の風景も、このプロ野球の風景も、男の子も女の子も、全部目の前に展開された風景です。

しかし他の普通の人たちからすると、「なんじゃこりゃぁ！？」ってなるということは、私の感覚は随分変わっているんだなぁと、改めて思いました。
価値観の相違ですね！
まぁ芸術家は変人であることが、必須条件ですからね！！

特に今回、女の子たちに注目したのは、彼女たちが可愛かったからだけではありません。
もちろん凄く可愛かったですよ。

選手も彼女たちも、みんな一人ひとりにそれぞれの人生があり、いろいろな壁にぶつかったり、そしていろいろな悩みに出会うと思います。
それを乗り越えて彼らや彼女たちがキラリと光った瞬間、それはとても大切なものであると私は思いました。
彼らや彼女たちが輝いている瞬間を、何とかしてより多くの人に見せてあげたいと思ったのですが、多少は貢献できたかなぁ。
一方でキャンプを見に来ている観客たちは、大人も子供も本当にとても楽しそうで、キラリと光った彼らや彼女たちから、たくさんの楽しさや元気をもらっている様子がよくわかりました。
前述したように彼女たちの輝いているシーンは、目の前の海や雲や山が輝いているシーンと何ら変わりません。
私が見た風景の輝いている瞬間を捉える、それが私にできる唯一の役割なのだと頑張ってみました。

私はご存じの通りいわゆる風景写真が専門で、人物写真は結構苦手なのです。いや、かなり苦手なのです。
その理由は少し変わっているかもしれませんが、撮影している相手の頭の中の言葉がどんどん自分の頭の中に流れ込んできて、それを受け入れるべきか払いのけるべきかで悩んでしまって、超疲れるからです。
まぁ変人の言うことなので、聞き流してもらって結構です。

プロ野球キャンプでいろいろな感動を目の当たりにして、こういうのを撮影するのも悪くないもんだなと、少し考え方が変わったような気がします。
とは言え、２月末でプロ野球のキャンプは終わりで、そろそろ本来のステージに戻る時間がやって来たようです。

２月末まであとちょっとだけ頑張って、またいつの日かどこかで会えることを願いながら、次の旅に出ようと思います。

それにしても疲れた。でも楽しかったなぁ。やっぱり人は温かいですね。
野球ファンのマナーの良さにも、かなり感動しました。
日本文化、まさにここにあり。
よい経験になりました。