【ド初心者向け】これを読めば上がれる! ソシャゲに慣れきった現代人のための、楽しいネット麻雀入門

はじめに

(※この段落は読まなくてもいいよ)

この講座は、麻雀はマジで何ひとつ知らん!という人のための講座です。
これを読んでもルールを全把握はできませんが、

「とりあえずネット麻雀に触れるようになる!」
「ひとまず上がれるようにはなる!」
「わからんことや気になることもあるけど、ここに書いてあることを覚えてプレイしてれば、わからんことが出てきた時にある程度調べられるようになるし、調べたらなんとなく意味がわかるようになる!」

という状態への取っ掛かりとしての講座です。なので、例えば点数計算についてはやりません。ネット麻雀だし、点数計算なんて勝手にやってくれるから。どうすればだいたい何点になるとかも、何度もやってれば何となくわかってくるし。いろんな役についての細かい説明とかもやりませんし、やってるうちに覚えてくるであろうことはだいたい無視します。マジでそのレベルのやつなので、

「赤ちゃんだから何もわからんけどインターネットで麻雀のゲームやりたいです!」
「麻雀やってるVtuberの配信を見てて、意味が少しでもわかるようになりたいです!」

という人にオススメだよ。

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麻雀でやること

麻雀ってそもそもアレ何やってんの? という話ですが、やってることは単純です。

1. まず初めに13連ガチャを引きます
2. 自分の順番が来るたびに単発ガチャを引き、代わりにいらないやつを1個捨てます
3. ユニットを完成させたら勝ちです

なんとガチャが引き放題!これは楽しい!


ユニットって何?

麻雀では、なんか四角いやつがいっぱい配られます。これを牌(はい、パイ)と言います。


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こういうやつ


これを組み合わせてユニットを作ります(「ユニット」は便宜上使ってるだけで、麻雀用語じゃないよ)。

まず配られた牌が13個、自分の順番が来るたびに追加で1個牌を引くと、合わせて14個になります。
この14個の牌に書かれている数字や文字で、次のような組み合わせを作っていきます(ここだけは覚えよう!)。

同じ牌×2の組み合わせ を1つ

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こんな組み合わせとか

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こんな感じ(色が違っても模様が全く同じなら同じ牌なのでOK)

②それに加えて、同じ牌×3か、同じ種類で順番に3つ並んだ数字(234、456など)の組み合わせ を4つ

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こんな感じの組み合わせだけど、891、912みたいな並びはダメだよ(右端)

合計で、2個+3個+3個+3個+3個で、合わせて14個の組み合わせを揃えることができればユニットが完成です。

繰り返して覚えよう。



2個+3個+3個+3個+3個で、合わせて14個の組み合わせ!



この組み合わせ方が出来ればひとまず何でもオーケー!

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例えばこんな感じの14個の組み合わせや、

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少しややこしくなるけど、こんな感じの14個の組み合わせを作ろう

組み合わせを作るために必要な最後の1個を、他の人が捨てたら「ロン」、自分で引いてきたら「ツモ」というボタンが出ます。

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右の人が今捨てた牌で14個の組み合わせができるね

このボタンを押せば上がり!! おめでとうございます、 今回はあなたの勝ちです。勝った分、点数がもらえます。やったね!
では、 次の勝負を初めましょう。こうして何回か対戦して、最終的に持っている点数が一番高い人が優勝です。

基本はこれだけ!


リーチをかけよう

ネット麻雀なら、なんか他の人が牌を捨てるたびに「ポン」とか「チー」とか「カン」とかいうワケのわからんボタンが出てくると思いますが、
最初なので、とりあえずこれは全部無視しましょう。スキップを押せ!

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全部無視!!!!

組み合わせが出来てきて、「あと1個で完成だなあ」ってところまで来たら、「リーチ(もしくは漢字で立直)」というボタンが出てくると思います。

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これでリーチって読みます

このボタンを押していらない牌を捨てたら、あとは当たりが来るまで放置するだけ!(この場合は、丸いやつの8を引いてきたので、代わりに右の竹っぽいやつの4を捨てるか、二萬って書いてるやつか五萬って書いてるやつを捨てれば、あと一つで完成という状態になりますね)
ここから先はひたすらガチャを引き続け、SSR上がり牌が出たら勝ちです! ロン! ツモ!! 出たボタンを押せ!!!

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勝利確定

ここまで覚えたら、この時点でネット麻雀は出来ます。もうやりに行っていいよ!!
というかやりにいけ! 一回やってみ、試しに! 一度やるかやらないかでは理解度が違うから!

雀魂(じゃんたま)
https://game.mahjongsoul.com/


ポン、チー、カンがしたい!

「なんでポンとかチーとか押しちゃダメなの?押してみたいじゃん」と思いませんでしたか?
実は……押しても大丈夫なんです! やったー!!!

でも、ちょっと待った。
それを押す前に、知っておくべきことがあります。それは……


麻雀で上がるためには、ユニット構成に「役(やく)」が必要だということ。


役ぅ? なにそれ、それがないとなんか困るの?

困るんです。これが最低一つはないと、組み合わせを揃えても、「ロン」や「ツモ」などのボタンがそもそも出ません。え?じゃあ上がれないじゃん。さぁ、これは困った。

「リーチ」は役の一つなので、このボタンを押しておけば「リーチという役が一つある」ことになり上がれますが、リーチのボタンが出る条件は、「『ポン』『チー』『カン』をしていないこと」なのです(カンの中にはしてもいいタイプのやつもあるけど、今はダメってことで覚えといて!)。

なので、ポンやチーを押すなら、リーチの代わりに別の役がある状態にしなければいけません。


で、その「役」ってなに?

一言で言うなら、「ユニットボーナス(特定の組み合わせを作るともらえるボーナス)」です。
「ロン」や「ツモ」を押して上がると点数がもらえますが、役(ユニットボーナス)がいっぱいあるほど、上がった時に点数がいっぱいもらえます。
役がいっぱいあるユニットは超強いってこと。

逆に、役がまったく無いと、点数がもらえない=上がっても意味がないので上がれない、ということになります。

じゃあ役を覚えよう! と思って調べても、いっぱい種類があって全然覚えられん! って思いますよね?
なので、初心者はとりあえずポンやチーは押さずにリーチをしなさいとおすすめされることが多いわけですが、リーチをかけて上がるのを繰り返しているうちに、だんだん「なんかよくわからん役がついたんだけど?」となることが増えてくると思います。例えば……


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「あれ? もしかしてこれって、数字の234の組み合わせが別々の種類で全部そろってるから、これがユニットボーナスになるのかな?」

おめでとうございます、そのとおり!それは三色同順(サンショクドウジュン)という役です。読んで字の如し。同じ数字の並びを3種類の牌で作ったらできるユニットボーナスです!
このように、意外とわかりやすい役ってたくさんあります。

「じゃあ、222を3種類とかみたいに、同じ数字の組み合わせを3種類で集めたら、それもユニットボーナスになるかな?」


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こんな感じだとどうなるかな?


お見事!それだと三色同刻(サンショクドウコー)という役がつきますね。

じゃあ、「同じ種類の竹みたいなやつだけで組み合わせを作ったら同属性ボーナスみたいなん付く?」とか、「文字だけで組み合わせを作るとどうなるだろう?」とか考えてみると楽しいですね。役は全部いきなり覚えなくてもいいので、少しずつ覚えていきましょう。どうせネット麻雀だし、役がついてたら勝手に教えてくれます。いや~便利!
なお、作るのが難しい役ほどもらえる点数はデカくなります。当然ですね。

このように役は色々あるわけですが、だんだん覚えてきて、役が最低一つでもある状態を作れるなら、ポンとかチーとか押しまくっても大丈夫です。
ついにポンとかチーのボタンが押せますね。押しまくれ!!!!!


で、ポンとかチーってそもそも何?

「ポン」とか「チー」ってどういう時に出るでしょうか?
正解は、他の人が牌を捨てた時です。他の人が「これはいらないな……」と思って捨てた牌にピンときたものがあったら、なんと、自分のユニットにスカウトすることが出来ます! うちの事務所に来ませんか? プロデュースするので。

「ポン」は、同じ牌を2個持っている時に、もう1個同じ牌が捨てられた場合。

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「チー」は、もう1個あれば3つ並びの数字の組み合わせができる場合。

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このように、「あと1個あれば3個の組み合わせができるんだけどなあ……」という時、ポンやチーのボタンを押しましょう。
すると、他の人が捨てた牌をパクって自分のものに出来ます! 便利!!
さっそく必要な牌をパクって、自分のいらない牌を一つ、代わりに捨てましょう。(なお、ポンは自分以外の誰が捨てた場合にでも出来ますが、チーは左隣の人が捨てた場合にしか出来ないので注意!)

「カン」は、同じ牌が3つある時にもう一つが捨てられた場合、それを取って4つの組み合わせを作ることが出来ます。

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ポンもカンもできるね

カンはちょっと特殊で、4つの組み合わせを作ることになりますが、3つの組み合わせと同じように扱います。

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さっきの状態でカンするとこうなる(するな)

2個+3個+3個+3個+カンの4個という組み合わせもあるということですね。この場合は15個になるけど大丈夫。極端な話、2個+カン(4個)+カン(4個)+カン(4個)+カン(4個)で18個ってこともあります。

なお、自分で4つ同じ牌を集めたときもカンすることができたりします。へー。それは他の人が捨てたやつから取ってくるのとなんか違うの? よくわからないですね。まぁ今はほっときましょう。

あと、カンをするとドラ表示牌が増えるなどという特殊効果もありますが、「ドラ表示牌? は? なにそれ??」って感じなので、とりあえず今回はこれもほっときましょう。ドラはなんか上がった時に点数が増えるちょっとしたボーナスみたいなものらしいけど。


おまけ:ポンやチーをしても作りやすい(わかりやすい)お手軽役


1. 断么九(タンヤオ)

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AAでよく見るやつ。
数字の2~8のみで組み合わせを作る。漢字の書いている牌(と、何も書いてない白いやつ)と、数字の1・9は使っちゃダメ。
ひたすら数字の2~8をポンやチーしてこれのみで上がることもできるが、「喰いタンなし」というルールのところでは使えないので注意。でも、最近のネット麻雀では大体使えるので大丈夫。
※喰いタン:ポンやチーをしてタンヤオを作ること


2. 対々和(トイトイホー、通称トイトイ)

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全部ポンかカンしろ!!

同じ牌の組み合わせ2個+同じ牌の組み合わせ3個×4だけで作る役。
ひたすらポン!って言ってればできる。
(ポンやチーをすると牌が倒れてるみたいに向きが変わりますが、左の牌が倒れてる時は左の人の牌をポンしたとき、真ん中の牌が倒れてる時は向かいの人からポンしたとき、といった意味です)


3. 役牌(ヤクハイ)シリーズ

字が書いてある牌の中には、同じものを3つ揃えるだけで役になる、お手軽なやつがあります。

役牌その1

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白(ハク、何も書いてないやつ)・發(ハツ)・中(チュン)のどれかが3枚揃うと、それだけで1つ役ができる。最も最高に超お手軽。
どれか同じのを2つ持ってたら、他の人が捨てたやつをポンして3つ集めて、あとはポンでもチーでもなんでもしろ!

役牌その2

雀魂では画面中央あたりに「東(トン)1局(いっきょく)」とか「東(トン)2局(にきょく)」とか書いてあると思うけど、

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その場合は「東」って書いたやつを3つ揃えると1つ役ができます。
「南(ナン)1局(いっきょく)」とか「南(ナン)2局(にきょく)」って言われたときは、「南」って書いたやつを集めると役になる。

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役牌その3

自分の目の前に東とか南とか書いてあるけど、その字と同じ字の牌を3つ揃えると1つ役ができます。

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役牌その2と役牌その3は別々にカウントされるので、東1局で自分が東だと、東を3つ揃えるだけで役が2つできるってことになります。わぁい。お手軽で強~い。

まとめると、白・發・中か、なんか自分に関係ありそうな字を3つ揃えたら役ができるから、あとはポンでもチーでもなんでもしろ!


上がれないんだけど? と思ったら

「役もあるし、組み合わせもできてるけど、なんか振り聴(フリテン)って書いてあって上がれないんですけど? 騙したんですか?」

やっべ、言い忘れてた。
実は、上がりの条件を満たしてても上がれない場合があります。
自分の捨てた牌を見てみてください。その中に、「これを引けば上がれる」という牌がありませんか?

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自分の上がり牌と同じ牌を捨ててしまっている場合、自分で引いてくる以外では上がれなくなってしまいます
つまり、ロン(他の人が捨てた牌で上がること)は出来ず、ツモ(自分で上がり牌を引いてきて上がること)でしか上がれません。これをフリテンと言います。覚えといてね。

あと、リーチを掛けたあとに「ロン」ってボタンが出たのに上がらずにスキップすると、それもまたフリテンになって自分で引いてくる(ツモで上がる)しかなくなるので注意しましょう。


おまけ その2:変な組み合わせ

基本で、2個+3個+3個+3個+3個の14個で組み合わせを作って上がるといいましたが、実は、例外もいくつかあります。
同じ牌を2個ずつ、2個+2個+2個+2個+2個+2個+2個(つまり、2個×7)の14個を組み合わせると役になる「七対子(チートイツ)」という役とか、めちゃくちゃ点数の高い「役満(やくまん)」と呼ばれる種類の最強のユニットとか。

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七対子

役満なんてめったに作れないやつなんで、その分めちゃくちゃ点数が高いわけですが、めったに作れない分、まぁとりあえず最初は無視して大丈夫です。へ~、そんなのもあるんだって思っときましょう。
しかし浪漫砲でもあるので、将来的にはぶっ放してみたいですね! 超気持ちいいので。

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なにこれ? 基本からハズレすぎててキモいんだけど。
え、国士無双? これが? ふ~ん、なんかすごい。よくわからんけど。

他の人がなんか基本の組み合わせから大きく外れた形で上がってきたら、役の名前を調べてみるといいかもしれませんね。

ちなみに、役満が2つ合わさったダブル役満とか、トリプル役満なんてのもあるよ。そこまでのやつを上がったら、食らったやつはまず死にます


おまけ その3:牌の種類

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牌はこれで全部ですが、それぞれ同じ牌は4個ずつしかありません
ある牌を自分が3個持っていて、誰かが捨てたやつが1個ある場合、それと同じ牌はもう他に存在しないからガチャで引けない、ということになりますね。覚えておきましょう。

雀魂(じゃんたま)だとリーチをかけるときに上がり牌と枚数が出ますが、出る可能性がある牌は残りこの数しか無いよ、と教えてくれているわけですね。

ちなみに、それぞれの「5」には、ルールによっては色違いで赤いやつが含まれていることがありますが(普通の牌と1個ずつ交換で赤いのを混ぜるので、赤いのを含めても4個です)、これを持ってると点数が高くなるというおまけがあります。役とは違うので、これを持っているだけでは上がれないけどね。

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おわりに

さあ、ここまでくれば麻雀はあなたのものです。
リーチをかけることもできる!
ポンやチーをやって上がることもできる!
役? ほとんど覚えてないけどやってるうちにいくつか覚えたし、これを作ればポンとかしても上がれるし!
うまい打ち方とか点数とか細かいルールは……やってればまぁ、おいおいわかるっしょ!!
麻雀なんて、それでいいんだよ。
お前…カッコイイぜ。

さあみんな、麻雀を打とう!!!

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