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祝日大国ニッポン!GWの由来と私が考える戦後日本で定着した理由(2024/5/2 #1150)

木下斉
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そもそも4/29から5/5をゴールデンウィークと呼ぶようになったのは戦後の話。
1948年に天皇誕生日、憲法記念日が祝日として設定。
1985年には国民の祝日に関する法律が制定され、祝日に挟まれた平日は祝日にすることに。
2007年さらに国民の休日がみどりの日という名前に改称。

製造業社会だったのは非常に大きい。工場はサプライチェーンがあるため、一部分だけ休むというわけにも行かず、製造装置はどこかで一旦メンテナンスをしなくてはならないという制約もある。そのため一斉に休み、その間に製造装置のメンテナンスを一気にやるのが合理的だった。

しかし今は日本はサービス産業社会。製造業回帰も少しありますが、とはいえサーピス産業が中心経済であることは変わらないでしょう。となると、休みのあり方も変えるべきだが、未だに皆が働く時と休む時のピーク分散ができない。

・「卸売業,小売業」が1147万7千人(全産業の20.0%)と最も多く、次いで「製造業」が886万7千人(同15.4%)、「医療,福祉」が814万5千人(同14.2%)などとなっており、上位3産業で全産業の49.6%を占めている。
・売上高を産業大分類別にみると、「卸売業,小売業」が 480 兆円と最も多く、次い. で「製造業」が 387 兆円、「医療,福祉」が 173 兆円

でもって日本は今や祝祭日数では世界一番に多いと言われている。「そんなはずはない、日本人はあまり休んでいない。ヨーロッパみたいにまとまって休んでいないじゃないか」となるわけですが、これは有給消化問題。結果として皆で一斉に休み、混雑して満足しない休日モデルだけど、結果としては世界でもイタリアについで27日休み、アメリカよりも平均では多く休んでいる。

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