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絵葉書を持とう!【令和6年度第1学期始業式】
令和6年度の第1学期の始業式を迎えました。明日には入学式を行ない新入生が学校生活をスタートさせます。自分の入学してきた当時を思い出して、思いやりのある優しい言葉をかけてあげましょう。
新学期の始まりふさわしい「絵葉書を持とう」というお話をしたいと思います。
1)アジア最大の脚本家、小山 高生 先生
このお話しは、本校を長年応援してくれている脚本家である小山 高生 先生から聞いたお話しで、強く印象に残っています。
小山先生はご自身のことを「アジア最大の脚本家」と言っています。それは身長が194センチもあり、本当にアジアで背の高さが最高の脚本家だからです。
本当は世界最大、世界一かもしれません!
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「タイムボカンシリーズ」「聖闘士星矢」「Dr.スランプアラレちゃん」「ドラゴンボールZ」など80作品800話以上のアニメ脚本を制作され世に送り出して来ました。
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小山先生は、本校の名誉顧問のような立場で応援をしてくれています。ドラゴンボールZの脚本をして、本校にも何度も来ていただき、生徒の皆さんにいろいろなお話しをしてくださっています。
先生は自称「立正大淞南野球部を甲子園に導く会」の会長と言ってくださっていて、野球部の子どもたちに特別授業をしてくれています。
先生はこれまで60名以上ものプロのアニメ脚本家を育成されてきました。日本アニメ脚本界では最多!これほど多くの脚本家を育成したのは先生以外にはいません。「先生に習えばプロの脚本家になれる!」と弟子入りする人も多くいたそうです。
2)絵葉書を持とう!
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想像してみてください。
あなたが初めての街に旅行に行き旅館に宿泊しました。旅館にはその土地の名所が写っている絵葉書が部屋に置いてあります。
その絵葉書を使って大切な人に近況を書きました。
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あなたは切手を貼って「投函しよう」と街に出ます。全く馴染みのない街の通りであっても、あなたの目には赤いポストか郵便局が捉えられるはずです。なぜならあなたの手には投函したい絵葉書を持っているからです。
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もしも絵葉書を持っていなければ、その街のどこにポストがあって、郵便局がどこにあるかも気づかないうちに自宅に帰ってきてしまったはず…
絵葉書を持ってなければ、ポストや郵便局があっても意識していないので、気がつかなかった可能性は大きいでしょう。
「〇〇になりたい」という絵葉書を常に持っていることが大切なのです。
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この絵葉書を持つということを、この絵葉書を、目的意識と言ってもいいし、目標でもよいと言ってもいいし、モチベーション(動機付け)と言っても構いません。
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3)見えないアンテナがフックを見つける
「一回聞いたことが強く印象に残って、ずっと覚えている」
「一回見た光景なのに鮮明に覚えている」ということが誰しもあると思います。
「〇〇になりたい」という絵葉書(目的意識・目標)を常に持っていると、毎日の生活の中で、先生の話や友達との会話の中から、また本や雑誌、ネット記事を読んでいても文字や言葉、映像など、自分が重要だと感じる情報が、視覚や聴覚に引っ掛かるように飛び込んで心にフックします。
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フックとは「何か引っかかる。何か気になる」という惹きつけられる引っ掛かりや興味関心を引くもののことを指します。「キッカケ」のことです。
このフックを大切にしましょう!
目標に向かって見えないアンテナが張り巡らされ、五感(視覚・聴覚などの感知機能)が必要な情報をすべてキャッチできるようになってきます。
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4)向き不向き
「向いているか向いていないか」ということについて、小山先生は次のように言っています。
めざす対象に真正面から向き合って生活ができる限り、それに「向いている」と考えられるのです。逆に向き合うことができなければ、残念ながら向いていないのです。「向き合える」からこそ「向いている」ー簡単でしょう!本当に向いているのですから。文字通り「まず対象に向き合うこと」が一番の基本である。
「向き合える」=「本当にその方向を向いている」ということ…
文字通り「まず対象に向き合うこと」が一番の基本ということです。
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先生は「10年向き続けられれば、それは”向いている”と確信できる。なぜなら「10年も向き続けられているから… 向いていないものに10年も向き続けられるわけがない」と言われています。
まとめ
自分なりの絵葉書を持つことによって、必要な情報がフックします。そのフックの積み重ねよってイメージが湧き、思考が整理できます。思考が整理できるので具体的な行動が明確になってくるのです。
そして実際に「行動する」ことによって確実に目標に近づいていきます。
「絵葉書を持つこと」=「目標に向き合うことに」でもあります。
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自分の心に描く絵葉書を持って、高い目標に向かって進んでいく皆さんの活躍を心より祈念して始業式のことばといたします。
みんなで力を合わせてがんばっていきましょう!
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