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【気ままな読書日記】世界のユートピア 理想郷を求めた人類の野望と夢

序文を書かれたローラン・ビネ先生曰くユートピアとは・・・・

1.世界の不公正と混乱が生み出すものである。
2.けして完成することのない計画である。
3.つまり、ユートピアとは夢である。

人はより良い世界を心に思い描き、時には驚くべき労力を費やして、それを完成してしまう。そんな世界は少しの間だけ続く。そして夢は霧散する。時には悪夢と化し、時には砂のように砕け散る。
(中略)
残されたのは、夢の燃えかす。またの名を「思い出」という。

序文より

『世界のユートピア』は6章構成。

理想の場所を求めて
完全無欠のユートピア
世界を再構成する
ユートピアの実験室
科学とフィクション
ユートピアの牽引役

このうちの『ユートピアの実験室』と『科学とフィクション』がとっっても面白い。
なかでも私のお気に入りはアースシップだ。

アースシップ
限りなく大地と一体化した家
現代の環境問題への対処法を体現した建物、アースシップ。半分が土に埋まったシンプルな居住空間を提案する。

米国の建築家マイケル・レイノルズの想像力から誕生したアースシップのコンセプトは「大地へ還る」。自然環境を損なうことなしに低コストで実現可能な自給自足の居住環境の提供を目指す。
建築材はリサイクル素材で(土を詰めた古タイヤが壁に!)、断熱効果を高めるために家を半分土に埋めている(これが可愛い!)。なんだか規模の大きな動物の巣穴のようにも見えるのだ(ホントかっ? ※個人の感想です)。
ぜひ住んでみたい。

お迎え待ち車中読書

コンセプトのよく似たツリーハウスシティにも惹かれるし、あとゲドロン城にも行ってみたいな(お金があれば・・・)。

世界は面白いモノであふれている。


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