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SPARK→C101参加しました

大分遅くなりましたが12/18のスパークと冬コミに行って無事その後何事もなく過ごしてます。寧ろ初詣のために再び都内へ行ったら御祈祷で締め切った待合室で1時間くらい待ったせいでその時に何かそれらしいものを貰ったんじゃないかと思いつつも2日くらい頭痛がしてそれで終わりました。イベントよりそういう小規模密室のほうがリスクは高いんだなーと実感。イベント参加を迷ってる方とかまだいるとは思いますが、まだ完全に安全とも言い切れない中果敢に来ていただいた方々には本当に頭が下がる思いです。今回漸く家というか親族というか身内のゴタゴタ事務作業を乗り切って自分絵の新刊としては4年ぶりにとにかく必死でがんばるだけがんばっていろんなことが形成不利すぎる状況にも関わらず発刊に漕ぎ着けましたが、描いてる(ドマイナー)内容にしては夏より売れたかなということで本人としてはほっとしています。…やっぱり公式絵に忠実描いて売れるよりも自分絵が正当に評価されるほうが全然嬉しいですから。ええ。

さてそんなわけで台風がトラウマの赤ブーみたいなのは伝説にもなっていますが、そこをズラしてクリスマス直前という謎スパークが開催されその前の週の薔薇祭り(って言えばいいのか)とほとんど分割状態で連続開催になったわけですが18日のほうはもうほとんど欠席がいなかったと思います。こんなに満員満了御礼みたいなイベントは久しぶりで気持ちが上がりました。…根っからイベントが好きな体質なのかもしれないですね。全く関係ないことを言うと地元(YOKOHAMA)では珍しがられますが都内へ行くとピンクあたまは別に珍しくないと言うか普通すぎてスパークでは各種ピンク(濃淡)あたまの女子が勢揃いしていました。絶対無敵な主人公女子のあたまはピンク。…武蔵ちゃんのことですよ、ええ。はい。

月の頭にb2オンラインカードというものもコンタクトレス(タッチ型)カードに12月から切り替わったというのでもしかしたらこの先赤ブー比重が高くなるかもしれない、でも会場からの発送の際の手数料が異常に高騰しすぎてて(1個600円/当日着払でも500円加算)とてもじゃないですが自力搬入もできないのでカード作って手数料無料にするとかいう発想の転換をしてみました。数冊なら持ち込めますがキャッシュレス端末とか布ポスター(折り曲げると結構ある)とかを今は自力搬入したり買って読みたい本が入る程度の一番小さいスーツケースしか持っていっていないので什器とかはもう次のイベントへそのまま はこBOOK で直行便みたいなことにしています。(そしてちまちまあつめた搬出ギフト券を印刷所のポイントに換えてしまう。。。そしてまた次の新刊を刷る。。。)
そして作ったカードで初めてセルフ出荷などというものを体験。申込時のメールアドレス(b2のID)か本人確認の情報プリントアウトしたもの見せてくださいと貼り付けシールをもらいに行く際に「えっ必要だったの(忘れた)」というビギナーっぷりを発揮しつつ免許証で探し出してもらうも伝票は全部名前がひらがなで出荷した後から「ひらがな(本名)様からお届け物です」などとクロネコメンバーズの通知が来てしまうとか。まあ色々ありましたがこれは楽ですね!(これは楽です!) カード持ってないと割高に感じますがカードあるなら楽すぎて泣いてしまう。普通の100サイズ宅急便なら隣の県まで(メンバーズ割で)1300円くらいのところ請求料金は1600円でしたがまあ宛名シールを貼るだけということなら許容できる金額かなと思いました。そしてクロネコもそんな重労働じゃなく(ひらがな伝票を探すという手間だけ)ウインウインな気がしました。
…とまあこれは夏を鑑みて在庫過多かなと思い自宅に戻したもののほうです。在庫は売り切れないように大量に積んでおくのがいいという人もいれば売れ残るのが嫌と言う人もいるだろうし客觀的に世間の様子を見ると令和の今は2020年より前の即売会と比較して女性向けイベントにおいては持ち込みを少なくし完売させるというのがどうやら様式美のよう。まあうちは別に売り切れるようなモテモテ万人向け内容を描いてるわけではないので適切に売れて適切に次の在庫として回せるくらいに抑え込んでおくのがいいかなと最近はそんな感じでやっています。台車も最近は貸し出しサービスが充実しているので何も自分の台車なんて持って行く必要もないんですが、会場によっては異様にはこBOOKの受付場所が遠いとか、とらのあな回収所を回ってからはこBOOKに並びたいとかだとやっぱり自分の台車ないとダメだな→でもでかいのはもう時代遅れだよなってことでエヴァのちみっこ台車を今回から投入。なかなか使い勝手がよくてトラスコ中山版とあんま変わらない感じでそれより丈夫な感じもするしそれより小さいのでこれからはこれでスタイリッシュにいこうと思います。

レビューとかはもう既にTwitterに散々上がってると思いますが控えめに言っても盛況でした。勿論女性向けイベントは20年2月以降は閑散とした状況だったので大分回復したと思いますし持込部数も私自身が絞ってるくらいですから少なくしか持ち込んでいないというのもあるでしょうが新刊完売とかの文字が最近普通にトレンドに上ってくることはいいことですよね。自分のことじゃないんですが嬉しくなるというイベント体質。この2〜3年間で別に同人誌なんてただちに生活になくてもいいや系不要不急の娯楽という認識が広まったり一次電子書籍のほうでタダで読めることが広まって何もお金かけてまで一次より下手絵の同人誌に高い金を払う必要はないということを6割強の人間が熱が冷めるように思い知ってしまって今こうして同人誌即売会そのものが停滞している状態ですが、意欲のある人は相変わらず本作るし買いたい人は相変わらず買うわけです。そういうレアな内容でそう多くない部数でそれでも紙媒体で読みたいという人の中で引き続き残って行く文化なんじゃないかと思いました。まあ本作って儲けるという時代は平たく言えば完全に終わったわけで(いや終わってはいないけど旬ジャンルとかはもうTwitterで適当にらくがきしてみんなで放送の時間とかにタイムラインで盛り上がって騒いで本にもならずに終わるという早いサイクルの消費になっていってるし)、でも絵を生業としているタイプ(私もそうですが)は別のところで別の収益を上げて完全趣味で好きなこと好きなだけやるみたいなほうが精神衛生上いいなという結論です。

勿論時間や印刷代というお金をかけたならそれだけの努力に対する見返りがほしいというのが誰もが思うところだと思いますが。でも夏から見てきましたが今はそれが安易にできる状況までまだそこまでいってはいないかなと。それでも確実に女性向けのほうは人の戻りは感じられます。お金だ頒布物だ言ってますが女子は最後は結局誰かと会って同じ趣味の人としゃべるという機会の部分に対してお金をかけて楽しみたいんじゃないでしょうか。まあ私は今ぼっちサークルなので完全に全く同じ趣味の人見つけるのが難しいのでフラフラ探索しにきてくれた方にめっちゃしゃべってますが(よくしゃべるマン)。
あと気になったところでは赤ブーイベントに(夏から言及してますが)男性来場率が少しずつ増えてる気はします。ジャンルによるのかもしれませんが。赤とつくからといって別に女性専用だとかBLしかダメというわけではないと思うので盛り上がってるほうに人が来るのは自然なことなのでいいことだと思ってます。

この日はまだ原稿が残っていたのと予想以上に人がいてごったがえしていたこともあり新しくできたという南ホールにまだ一度も行ったことがなかったのでフラフラ見に行って。西アトリウムの雑貨を見て回ったりオンデマ実機を見たり(今は全く成人向けは描いてませんが)修正基準(議員さんとかいた)はどうとかいう勉強会を見てきたり。西南開催って正直どうなのかと思ってたクチでしたが構造が複雑なこともあって体感で混んでいるように思えるマジックもかかってたかもしれないですがいずれにしても人はとにかくたくさんいたという偽りのない本音です。19年の12月に青海で参加した時はここまで混んでなかったぞっていう。ちょっと新鮮な驚きでした。南ホールはなんとなくですが旧青海をそのまま持ってきたような感じで構造が似てるなと思いました。そのまますぐに14時には会場を後にしました。過去イチ早い撤収。

その後もう漸く血反吐を吐くような死にそうな思いで身体中限界になりながら漸く新刊を出し(久しぶりの本気の修羅場に「ヤバい、確実に老いたな…」とか1ミリくらいは思ってくじけそうになってしまう)。でも出せば官軍みたいなものなので我が人生に一片の悔いもなし状態で無配もガタガタの指でよくわからないひどい線を3時間くらいで描いて持って行き。寧ろ無配が全部なくなり(どうして…)。日本語理解してない中国人に「これの続きものですよ」っていっても無理矢理つれさられていく武蔵ちゃん…。いいんだ…肉体言語(絵)で通じたのなら…中見て「ラフかよ(中国語)」という悲鳴が上がってそうだけどもういいや…5月に期待★ という余韻を残してコミケも無事に終わりました。自分絵でこのジャンルやってて過去一話しかけられてめちゃくちゃ嬉しかった(もう売れるとかどうとかより自分絵のほうが評価されることがめちゃめちゃ嬉しいんだね私)。差し入れや感想もありがとうございました!いやこの一般抽選ガチャの中来場ってすごいと思うんですよ。私はもうへこたれてサークル申込とかいうプラチナアーリーをですね。。。でも公式絵師の壁サークルとか(絵柄が好みじゃないとか自分がほしい内容じゃないとかいう個人的なわがままで)御用買いがないとかいうレア珍獣なせいでノマカプ島をちょろっと回って終わり。みたいな感じです。プラチナが泣いている…。

スパークで余剰在庫の自宅送りと共に大きな台車を自宅送りにした関係で自宅から入替にしたエヴァ台車はここで搬入したんですが搬入料が赤ブーと比べると高すぎるシステムを使ってて(100サイズの上が140という120がないのもちょっとどうかと思う佐川急便) 小さいはずの台車の搬入なのにかなり痛かったですね。3003円。昔からコミケは搬出地獄とは言われてたんですが売り子さんにお願いできていた時代は一人が片付け一人が搬出というやり方もできましたが、今は1スペースに標準で椅子が1脚しかなく追加も今回からできるようになったとはいえ(早期完売 ←えっ…) 基本的には過密状態にならないよう1人1スペ2チケット1脚 椅子持込禁止(じゃもう一人はどうしていろと…) というマイナス1チケットマイナス1脚という状態になっています。
まあそこまで過去のコミケに比べて頒布が大変という忙しい状況からは逃れられていても搬出が遠すぎて誰もいないスペースを長時間放置するという状態になってしまうので、早期に店じまいをせざるを得ず完全撤収してから向かうかスーツケースなどは机に縛り付けて鍵をつけて離れるという状態でないと搬出も一人ではままならない状態です。女性サークルは何故撤収が早すぎるのか?、じゃないんですよ。現在のような人の入りや売上のコミケでは(壁以下の場合は)繁忙時期なので割増での売り子さん代もこれでは支払えないですし、日程が盆暮れで難しいしコミケは疲れるからと売り子さんが捕まらない問題も年齢を増すと出てきてしまったり。
搬出に関しては前述の通りはこBOOK回遊というか周回というかぐるぐるイベント間を回らせることにしているのでそこは解決してるのですが、コミケのほうが余剰在庫を持って行くことが今では更に躊躇するような問題になってます。売り切れないように机にいっぱい積んでおく方が見栄えがあっていいとは言うかもしれませんが、過剰な搬入搬出は運送業を苦しめるだけですし、客觀的に冷静に考えてもうそういう派手にキメていくようなバブル感覚は古い感性なのかもしれないです。持続可能な(SDGs)、とはどういうことかということをこういうところでも考えさせられますね。印刷代の高騰についても言及したいのですがそれはまた次の記事などで。
サークル参加で趣味で本売ってますという観点から見た部分では、夏は閑古鳥だったわけですが少しずつ外国人入ってきたりして何かが少しずつ戻りつつあるも女性向けサークルのかなり多くがコミケを見限っているような離脱の仕方をしていて、次回の夏はまた更に減る気がします。戻らないかもしれないけれど必ず残る16〜22%くらいというのはどの場で分布図を作っても必ずそうなってしまうので。両性向けに描いている内容や男性向けに舵を切ってる女性サークルは引き続き生き残れるんじゃないかなと思いますが。驚いたのはいつも長蛇の列だった女性トイレがそれほど並ばず入れたことですね。閉会時とかいつもメイク直ししてる女子で東シャッター側のトイレは混んでたんですが。ガラガラでした。
まあでもそういう女子が少ない環境での女子ならではのやり方目立ち方(あざといな)ってのがあるんじゃないかと思うので、少なくなったから逆にチャンス!というポジティヴな気持ちでマイペースにやってこうと思います。

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