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大富豪には不老不死、庶民は皮下チップで「生物学的拘束から解放」 トランスヒューマニズムの恐怖 世界を壊すトランス〇〇②

米大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア著「真実のアンソニー・ファウチ」には、軍・諜報機関によるインターネット大富豪への浸透の様が詳細に描かれています。
そもそも、
<国防高等研究計画局 (DARPA:ダーパ) は、1969 年に ARPANETアーパネットグリッドを構築してインターネットを作った。DARPA は国防総省のエンジェル投資家およびベンチャーファンドだ。…>
CIAの投資部門In-Q-Telもシリコンバレーに浸透し、
<ベテランCIA職員ケビン・シップ氏によると、In-Q-Telとの契約を受け入れたシリコンバレーのCEOたちは、その後CIAの「国家機密契約」に署名するよう圧力をかけられ…「一度彼がその秘密保持契約に署名すると、そのシリコンバレーの起業家は事実上その機関の年季奉公となる。それは彼と彼の会社を生涯拘束するものであり、契約自体は機密扱いとなる」>
ほかにも、テックカルチャーを扱う米国の月刊誌「ワイアード」について、
<ワイアードのシード資金はMITメディアラボの創設者ニコラス・ネグロポンテから出たもので、彼の弟ジョン・ネグロポンテは初代国家情報長官であり、中米の暗殺部隊を支援したことで悪名高い。ワイアードの中心的な役割は、「…デジタルメディアおよびテクノロジーコミュニティ内で親軍/親企業/親諜報機関の見方を促進すること」>
<ワイアードは自閉症を「神経多様性」として標準化することで、自閉症の数を減らし、ワクチン協会を否定し、すべてのワクチンは安全でワクチンによる傷害は変人たちの妄想であるというより大きな見方を促進した。…2010 年からワイアードのライターを務めるスティーブ・シルバーマンは、2015 年に『Neuro tribes』(ニューロ・トライブス)という本を出版し、大々的に賞賛され、高度に組織された宣伝を受けた。これは新たな「自閉症の権利」運動のマニフェストとなり、医療の自由や食品安全の擁護者たちを悪者にするものでもある。その戦術には、オンライン攻撃や、会議や映画上映などの公共イベントの積極的な妨害が含まれる。>
※ニューロダイバーシティという概念は、自閉症は病気ではない・多様性であるということのようです。「病気ではない、多様性だ」というと、まさに今真っ盛りの『性別の多様性そして多様な性別からの権利主張』と似ていますが、もともとはワクチン副作用としての自閉症を消し去るためだったとは知りませんでした。緻密な戦略を感じます。
 
<ワイアードは、人間と機械の統合を提唱する、同様に邪悪な運動であるトランスヒューマニズムの源流でもある。この運動の付随的な目的には、シリコンバレーの主要な億万長者の寿命を無期限に延長することと、AI、幹細胞やナノボットなどの新しい治療法、ワクチン接種、皮下チップを利用した「生物学的拘束から人類を解放する」ことが含まれる。>
<トランスヒューマニズムは、そのさまざまな教義的アプローチにおいて、マイクロソフト、フェイスブック、テスラのイーロン・マスク、グーグルのエンジニアリング・ディレクターのレイモンド・カーツワイル、ペイパルの創設者ティール、衛星とバイオテクノロジーの巨人マーティン・ロスブラット、そしてビル・ゲイツを含むシリコンバレーのエリート層の間で熱心な信奉者となっている。In-Q-Tel は、トランスヒューマニズムを長期投資戦略の永続的なテーマの1つとしている。>
 
※これを読んでいる段階では、まだSF小説を読んでいるようでしたが、8年前のあるインタビュー記事を見て、急に背筋が寒くなりました。
それは、日経ビジネスのネット記事「人類はいずれ、ロボットになる」で、トランスヒューマニスト党を設立し2016年の米大統領選にも出馬した、ゾルダン・イシュトバン氏を長野光氏がインタビューしたものです。注目発言を抜粋します。太字は当ブログ主によります。
全文は
https://business.nikkei.com/atcl/report/16/070700053/070700003/
でご確認ください。
 
<イシュトバン:トランスヒューマニズムは世界で数百万人が参加する社会運動だ。1950年代から始まり、最初はSFの中で用いられる概念や思想だったが、次第に社会運動になっていった。科学やテクノロジーを用いてラディカルに人間を変えるという考え方で、我々の生命のあり方そのものを変えるものだ。
例えば、私は自分の手に小さなチップを埋め込んでいる。特定の機種に限られるが、私が手を近づければ、私の名刺情報を送信することができる。今はこの程度だが、いずれは自動車のカギを開けたり、オフィスの入館証、空港のセキュリティーシステムなどで使われたりするようになるだろう。医療関係者も、血液型や持病など搬送されてくる患者の情報を瞬時に得られるようになる。
 
―トランスヒューマニズムとは、テクノロジーの発展を今以上に進め、生活や肉体により積極的に取り入れていくという考え方か。
イシュトバン:その通りだ。そして、ゴールは科学とテクノロジーを駆使して死を乗り越えることだ。私は今後25年くらいの間に人々は体のいろんな部分を取り替えるようになると考えている。…
最近、米海軍の関係者から相談を受けた。新たに入隊する若者の中には身体の中にデバイスを入れているものがいる。だが、そのデバイスは米軍が移植したものではなく、セキュリティー上の不安がある。どう対処すべきかと私のところに相談に来たんだ。こういったラディカルな状況はもはや無視できないものになっている。
 
―あらゆるテクノロジーを肯定するのか。
イシュトバン:そのテクノロジーが人を攻撃しない限り、あらゆるものを容認する。…
道具や科学を用いて深化することは我々に備わった性質だ。我々は何にだってなれる。環境問題もテクノロジーによって解決可能だ。遺伝子操作で森を10倍のスピードで成長させることができるだろうし、人工肉の開発が進めば動物を殺す必要も、家畜のために木を切り倒す必要もなくなる。世界中では広大な農地が家畜のために使われている。今のように肉を消費しつつ、自然をもっと豊かにできるだろう。
 
―その考えを突き詰めると、人間はロボットやサイボーグになってしまうのでは。
イシュトバン:いつか人類はそうなると思う。だが、それを恐れるべきかなのかは分からない。重要なことは人間性をどのように残すかということだ。人間の良いところ残して、テクノロジーの良いところと融合させる。そして、今よりも良い世界の実現を目指す。…
遠い未来には人類は記憶をコンピューターからダウンロードできるようになるかもしれない。あるいは生命自体がバーチャルなものになり、肉体はどこかに何かしらの形で残しておく程度のものになるかもしれない。記憶情報をロボットに移植することも、3Dプリンティングで作った人体に記憶を移植することもできるかもしれない。これは記憶のクローンという新しいアイデアだ。
 
―あなたの考える世界のあるべき姿とは?
イシュトバン:今後、社会はあらゆる意味で変わるだろう。いろんなことを考えなければならない。寿命が1000年だったら果たして人は結婚するだろうか。子供は何百歳のときにつくるだろうか。性的な快楽もテクノロジーから得られるようになれば、性行為自体が必要なくなるかもしれない。
一方で、我々はテクノロジーによって人間が怠惰にならないように気を付けなければならない。デストピア(理想郷の反対、暗黒郷)を作らないように気をつけなければならない。
私はロボットに介護される人間にはなりたくない。私はロボットになりたい。人間は、何かを飲んだり、食べたり、寝たり、排泄したりするが、ロボットにはそんなことは必要ない。最善の方法は人工心臓や人工足を取り入れ、頭にチップを埋め込むことだ。すべての生物性を取り去ることが重要になるだろう。これはトランスヒューマニストにとって重要な考え方だ。生物であることは原始的なんだ。>
 
※トランスヒューマニズムという言葉のイメージだけなら、人間性を取り戻しそうなものですが、実際はトランスロボティクスというものではないでしょうか。どんな虚飾をしたところで、デストピアを避ける方法は皆無だと個人的には思います。ともかく、こうした「ロボットになりたい」という率直な物言いをされると、上記の大富豪たちがこの考えに信奉している恐ろしさが現実のものとなってきました。これは彼らだけに留めずに、必ず全人類に押し付けてくることがわかるからです。多くの世界人民の皮下にナノチップを導入したい(例えばワクチン接種とともに)と考えないわけはないと思います。何しろ諜報機関投資部門との秘密保持契約に縛られているかもしれないからです。
その文脈で昨日見た以下のネット記事はその流れにありそうで興味深く、見出しのみ紹介します。
 
米MS、日本に4400億円投資 生成AI強化で過去最大
4/9(火) 21:24配信 共同通信

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