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発射台の角度

今回も数年前にどこかで聞いて印象に残っているテーマで書きます。僕自身、研修で講師をしたときもこの話をよくしていました。

それは「発射台の角度」です。

一番飛ぶのは発射台を何度に上げたときか?答えは45度です。

これが何を意味しているのか?能力向上、仕事力向上の観点でいうと、社会人になってしばらく(3年間くらい)の間は、「発射台の角度」を上げるようなイメージでがむしゃらに頑張って仕事をすることで、勝負となる仕事のときに、飛距離を最大にできる、つまり結果が出せる、逆に最初に上げておかないと、そこから頑張ってもなかなか成果が出ないという話です。

初めて聞いたとき、確かに45度に向けて頑張ろう!という意識になり、わかりやすいと思いました。また、そのとき個人的に思ったのは、頑張りすぎて90度まで上げると、全く飛ばず、自分の頭に落ちてくる、というのも、「空回りはダメ!」ということを暗示しているような気がして、これまたしっくりきました!

というわけで、若いメンバーと接するときはこんな話を雑談がてらしてました。たまに「僕の角度は今どのくらいですかね?」と聞かれ回答に困りました(笑)。が、イメージが湧きやすいのではないかと思います。

この発射台の話、社会人の初めのうちの心構えとして話していましたが、よくよく考えると常に意識しておくべきことな気がしてきました。

結局、仕事のミッションが明確になってから着手しても大抵、飛距離はでないんです。「こんな仕事次来るな」とか「多分これが必要になる」と予想し、準備しておいたときが、やっぱり成果が出ます。

簡単にいえば、アウトプットのためにはインプットが必要ということになるのですが、「発射台の角度」はそれをうまく表現していると再認識しました。

もう社会人になってからだいぶ経過していますが、改めて自分の発射台の角度を45度に近づける意識を持とうと思いました。

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